環日本海ビジネス演習

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 環日本海ビジネス演習
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布する資料
参考書:浅元薫哉・齋藤寛『ロシア経済の基礎知識』,ジェトロ,2012
担当教員 岡本 勝規,海老原 毅

到達目標

1.日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を理解・考察できる。
2.日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状を理解し、課題や社会的位置づけを考察できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を十分に理解・考察できる。日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を理解・考察できる。日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、経緯と具体的な現状、課題を理解・考察できない。
評価項目2日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状、課題と位置づけを理解・考察できる。日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状、課題と位置づけを理解できる。日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、経緯と現状、課題と位置づけを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環日本海ビジネスの実情を実務面も含めて理解し、考察することを目標とする。これを通じて、環日本海ビジネスへの適応力を養う。
※実務との関係
全15週のうち、前半では製造業企業における中国・国際ビジネスの実務者が講演を行う機会を設け、後半においては、ロシアビジネスに係わる事業者への聞き取り調査を行う予定である。
授業の進め方・方法:
本科目では、2つのテーマを取り上げる。第1のテーマは日本の製造業企業の中国・国際ビジネスである。環日本海地域の国際ビジネスの重要な要素として、中国の経済社会の歴史的経緯と現状、中国の経済政策の経緯と現状を把握した後、日本企業の製造業企業の中国・国際ビジネスの先行事例を学習する。その上で、該当する事例企業を1社選定して、実務者による講演及び質疑応答、関連施設見学を通し、特徴と課題の分析・考察を行う。第2のテーマはリサイクル産業におけるロシアビジネスである。ロシア向け中古車及び中古自動車部品輸出に注目し、それらの事業が生まれた経緯や現状を理解すると共に、その収益構造や社会関係資本との関連性を分析、考察する。また、事業者を訪ね聞き取り調査も行う。
注意点:
本科目には外部講師の講演や施設見学などの実習があり、通常の座学とは異なる要素をもつため、受講生の積極的な姿勢が不可欠である。受講生は、評価の中に「実習への取り組み」という項目があり、実習への参加実績、適切な聴講姿勢や質疑応答への積極的参加実績が評価されることを十分に理解すること。なお、授業計画については、協力企業等の都合により変更になることがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスを通して、本科目の概要を理解する。
2週 製造業企業の中国・国際ビジネス(1) ビジネス対象の中国及び北東アジア地域について、経済及び社会の歴史的経緯と現状を理解できる。
3週 製造業企業の中国・国際ビジネス(2) ビジネス対象の中国について、対内・対外経済政策の経緯と現状を理解できる。
4週 製造業企業の中国・国際ビジネス(3) 日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、関連文献を読み報告できる。
5週 製造業企業の中国・国際ビジネス(4) 日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、富山県内企業の現状を理解できる。
6週 製造業企業の中国・国際ビジネス(5) 日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、実務家の報告やビジネス現場から要点を理解できる。
7週 製造業企業の中国・国際ビジネス(6) 日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、対象企業の事例状況及び考察を報告できる。
8週 製造業企業の中国・国際ビジネス(7) 日本の製造業企業の中国・国際ビジネスについて、対象企業の事例状況及び考察を学術レポートとして作成できる。
4thQ
9週 リサイクル産業のロシアビジネス(1) ビジネス発生の背景が理解できる。
10週 リサイクル産業のロシアビジネス(2) ビジネスの収益構造と社会関係資本との関係が理解できる。
11週 リサイクル産業のロシアビジネス(3)    ビジネスの収益構造における変化とその要因を理解できる。
12週 リサイクル産業のロシアビジネス(4) ロシアビジネスに係わる事業者への聞き取り調査へ向け、質問事項の作成、質問の目的の確認を行うことができる。
13週 リサイクル産業のロシアビジネス(5) ロシアビジネスに係わる事業者への聞き取りを通じて、現在の課題や収益構造などを具体的に理解できる。
14週 リサイクル産業のロシアビジネス(6) ロシアビジネスに係わる事業者への聞き取り調査結果を整理し、収益構造の特徴や留意点を見いだすことができる。
15週 リサイクル産業のロシアビジネス(7)
日本のリサイクル産業のロシアビジネスについて、収益構造や社会関係資本との関連を取りまとめて報告できる。
16週 レポート返却、授業アンケート、成績確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価実習への取り組みポートフォリオレポート合計
総合評価割合030010060100
基礎的能力0000000
専門的能力030010060100
分野横断的能力0000000