到達目標
知識基盤社会において、グローバルに競争優位性をもたねばならない個別経営主体(企業)においては、新たな経済的価値を創出していく戦略的マネジメントが求められる。特に富山県地域産業の基盤を担う製造業では、技術と経営の本質を理解し、技術に立脚したビジネス展開をマネージできるMOT人材が強く求められている。このような自社固有の技術を経営資源と認識し、戦略性を持って経済的価値を高めていけるような知識を有する人材の育成を、本講義で目指すものである。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 技術経営の基本について理解が正しくできている。 | 技術経営の基本について理解ができている。 | 技術経営の基本について理解ができていない。 |
評価項目2 | ものつくりの基本的流れについて正しく理解できている。 | ものつくりの基本的流れについて理解できている。 | ものつくりの基本的流れについて理解できていない。 |
評価項目3 | ものつくりの現場作業の実務(正しい計測・データ処理)が正しく遂行できる。 | ものつくりの現場作業の実務(正しい計測・データ処理)が遂行できる。 | ものつくりの現場作業の実務(正しい計測・データ処理)が遂行できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目はグローバルに展開する大手通信企業で技術マネジメントを担当していた教員が、その経験を活かし、研究開発マネジメント、知識創造、イノベーション創出について授業を行うものである。
グローバル社会において、いかにしてローカルな競争優位を成すかを技術経営の側面から考えていくことを目的としている科目である。それは、技術立国を目指す我が国の企業経営が意識すべき方向性を認識・理解することにもつながっているものである。
授業の進め方・方法:
本講義においては、事前に提示する課題を学生がこなし報告することで理解度を高める。この課題は翌週の講義とリンクしており、一種の反転教育的に、理解を深化させる構成で実施する予定である。また、現代社会の動向を抑えておくことが必要なため、新聞や経済雑誌などの情報に随時、触れておいてほしい。
注意点:
上述の課題に基づく学生側からの報告が講義の基盤となるので、必ず準備して臨むこと。その意味では極めてハードな講義となるのだが、身につく力量は深化される。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
本講義の意義と全体概要。
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2週 |
導入講義:技術は常に雇用を破壊する 近未来の技術社会 |
MOTが理解できる1。
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3週 |
企業経営の基本的視点と技術経営の背景と概念①:企業経営と技術経営 |
MOTが理解できる2。
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4週 |
企業経営の基本的視点と技術経営の背景と概念➁:技術開発と経営の流れ[HONDA] |
MOTが理解できる3。
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5週 |
経営と技術環境の不確実性①:グローバルな技術環境 |
MOTが理解できる4。
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6週 |
経営と技術環境の不確実性➁:技術で勝って市場で負ける |
ものづくりが理解できる1。
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7週 |
イノベーションの基本的概念と知識創造①:イノベーションと知識創造 |
ものづくりが理解できる2。
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8週 |
イノベーションの基本的概念と知識創造➁:ケース・本田総一郎 |
ものづくりが理解できる3。
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2ndQ |
9週 |
研究開発のマネジメントと市場化のマネジメント①:R&Dと市場化 |
ものづくりが理解できる4。
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10週 |
研究開発のマネジメントと市場化のマネジメント②:意味的価値の創造 |
ものづくりが理解できる5。
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11週 |
技術経営に係る現実課題への対処①:演習課題の提示 |
試作品の作成ができる1。
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12週 |
技術経営に係る現実課題への対処➁:課題報告(プレゼンテーション) |
試作品の作成ができる2。
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13週 |
ケース・スタディ① |
試作品の作成ができる3。
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14週 |
ケース・スタディ① |
試作品の作成ができる4。
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15週 |
期末試験 |
プレゼンテーション。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |