日本語・日本文学

科目基礎情報

学校	富山高等専門学校	開講年度	平成28年度 (2016年度)
授業科目	日本語・日本文学
科目番号	0027	科目区分	一般 / 選択
授業形態	授業	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	国際ビジネス学専攻	対象学年	専2
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	プリントを配布する
担当教員	近藤 周吾

到達目標

学習教育目標Ｄ１　ＪＡＢＥＥ基準１（１）ｄ，ｅ，ｆ　独創とは何か？　模倣との違いは？　この講義では、主として日本近代文学を題材としながら、広く文学および文化理解の基礎を構築する。自国の文化を深く理解すると同時に、異文化理解の助けとする。（ｄ）最先端の文化理論を参照することで、先行する技術や情報を再編しながら独創的な成果を産み出すためのノウハウ・ドゥハウを学ぶ。（ｅ）口頭発表の機会を設け、プレゼンテーションの技能を習得する。平時のミニ・レポートや最終時のレポートにより、論理的な記述力も身につける。（ｆ）

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	先行技術・情報を再編する原理を深く理解でき、活用できる。	先行技術・情報を再編する原理が理解できる。	先行技術・情報を再編する原理が理解できない。
評価項目2	自ら調査した結果を効果的な方法で発表できる。	自ら調査した結果を発表できる。	自ら調査した結果を発表できない。
評価項目3	日本の文学や文化について深く理解し、外国人と意見交換できるレベルに到達する。	日本の文学や文化について理解し、外国人と意見交換できる素地がある。	日本の文学や文化について理解できず、外国人と意見交換できるレベルにない。

教育方法等

概要:

学習教育目標Ｄ１　ＪＡＢＥＥ基準１（１）ｄ，ｅ，ｆ　独創とは何か？　模倣との違いは？　この講義では、主として日本近代文学を題材としながら、広く文学および文化理解の基礎を構築する。自国の文化を深く理解すると同時に、異文化理解の助けとする。（ｄ）最先端の文化理論を参照することで、先行する技術や情報を再編しながら独創的な成果を産み出すためのノウハウ・ドゥハウを学ぶ。（ｅ）口頭発表の機会を設け、プレゼンテーションの技能を習得する。平時のミニ・レポートや最終時のレポートにより、論理的な記述力も身につける。（ｆ）

授業の進め方・方法:

講義形式で行うが、途中でプレゼンテーション実習を挿む。また、毎時ミニ・レポートを課す。

注意点:

「読む・書く・話す・聞く」のいわゆる４技能を重視するので、積極的な授業参加を心がけてほしい。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	オリエンテーション	授業内容の概要を理解する。
		2週	文化理論概説１	間テクスト性理論の概略を理解する。
		3週	文化理論概説２	間テクスト性理論の概略を理解する。
		4週	文化理論概説３	間テクスト性理論の概略を理解する。
		5週	近代文学研究１ ～太宰治「走れメロス」論１～	太宰治「走れメロス」の生成過程の調査を通じて「独創とは何か」「模倣とは何か」といった問いを考究する。
		6週	近代文学研究１ ～太宰治「走れメロス」論２～	太宰治「走れメロス」の生成過程の調査を通じて「独創とは何か」「模倣とは何か」といった問いを考究する。
		7週	近代文学研究１ ～太宰治「走れメロス」論３～	太宰治「走れメロス」の生成過程の調査を通じて「独創とは何か」「模倣とは何か」といった問いを考究する。
		8週	演習１	受講者自身の問題意識に発する口頭発表および質疑応答を行う。
	4thQ
		9週	演習２	受講者自身の問題意識に発する口頭発表および質疑応答を行う。
		10週	演習３	受講者自身の問題意識に発する口頭発表および質疑応答を行う。
		11週	近代文学研究４ ～ピグマリオンの話型学１～	古今東西の文学からピグマリオン・コンプレックスの事例を採集し、考察する。
		12週	近代文学研究５ ～ピグマリオンの話型学２～	谷崎潤一郎『痴人の愛』の分析を通じて、先行テクスト受容のあり方を考察する。
		13週	近代文学研究６ ～ピグマリオンの話型学３～	文学作品に限らず、映画や演劇まで視野に収めながら現代文化の可能性を探究する。
		14週	レポートの書き方
		15週	レポート作成
		16週	期末試験

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	75	25	0	0	0	0	100
基礎的能力	25	25	0	0	0	0	50
専門的能力	25	0	0	0	0	0	25
分野横断的能力	25	0	0	0	0	0	25