応用英語

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 応用英語
科目番号 0028 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 One Hundred Exercises—Grammar for Advanced Students of English as a Second Language, Vol.2, A. Dart, M. Nishihara
担当教員 西原 雅博

到達目標

1.文法規則を正確に理解し運用して、自分の言いたい内容を正確な英文で書き表現することができる。
2.ピリオド、コンマ、セミコロン等のパンクチュエーションと接続詞を意図的に使用して、自分のアイデアを効果的に書き表現することができる。
3.フォーマルな表現、くだけた表現といった言語の社会性について理解することができ、自分の意図する形式を正確に用いることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文法規則を正確に理解し運用して、自分の言いたい内容を正確な英文で書き表現することができる。文法規則を理解してこれを運用して英文を綴ることができる。文法規則の理解が不十分であり、その結果正確な英文を書くことができない。
評価項目2ピリオド、コンマ、セミコロン等のパンクチュエーションと接続詞を意図的に使用して、自分のアイデアを効果的に書き表現することができる。ピリオド、コンマ、セミコロンと接続詞を自覚的に使って正確に意図を表現しようと努力することができる。ピリオド、コンマ、セミコロンや接続詞の使用に関して無自覚である。
評価項目3フォーマルな表現、くだけた表現といった言語の社会性について理解することができ、自分の意図する形式を正確に用いることができる。フォーマルな表現、くだけた表現があることを知って適切に使い分けようとすることができる。言語の使用に社会性があることを理解することも、それを適切に使用しようとすることもできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学習目標(授業のねらい)
 英語でアブストラクトや論文を作成する表現力、説明力の基礎を身につけるために、慣用的な表現だけではなく、文法規則を正確に使って応用的に英文を創る力が必要となる。そのために授業で重点的に扱うのは、動詞の時制の理解と区別、冠詞と前置詞、接続詞といった「機能語」、コンマとセミコロンといったパンクチュエーション、フォーマルな表現・くだけた表現といった規則の運用力に関する内容の上に立って、助動詞、仮定文、不定詞、動名詞といった応用力のある規則を取り上げる。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義及び学生の発表・演習を行なう。
注意点:
毎回、解説の理解とそれを使った練習問題からなる8ページ前後の予習が与えられる(別途シラバス参照)。所要時間は約2~3時間。準備をして授業に参加すること。テキストを忘れた場合はその授業は欠課とみなす。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 法助動詞 should / ought to、及び、 must(推測) 法助動詞 should / ought to、及び、 must(推測)の意味の区別ができ、対話の中で意味に応じた正しい形式を作ることができる。
2週 法助動詞 must(必要・推薦・禁止)、don't have to と mustn't、may(憶測・可能性・申し出) 法助動詞 must(必要・推薦・禁止)、don't have to と mustn'tの意味の区別ができ、対話の中で意味に応じた正しい形式を作ることができる。
3週 have to と may, should, must の組み合わせ表現、may, can,の丁寧な申し出、can と could, be able to have to と may, should, must の組み合わせ表現、may, can,の丁寧な申し出、can と could, be able to に関して、互いの意味の区別ができ、対話の中で意味に応じた正しい形式を作ることができる。
4週 could have、法助動詞のまとめ(1)、need と dare それまでの法助動詞を対象として、文脈に応じた正しい法助動詞の形式を作ることができる。
5週 had better (best), would like, would rather, would sooner, be supposed to, have got, have got to had better (best), would like, would rather, would sooner, be supposed to, have got, have got to に関して、互いの意味の違いを理解でき、対話の意味に応じた形式をつくることができる。
6週 法助動詞のまとめ(2)、実現可能な仮定文、条件節の中の should それまでの法助動詞を対象として、文脈に応じた正しい法助動詞の形式を作ることができる。実現可能な条件文の動詞の形式をつくることができる。
7週 現在の事実に即した条件文、when の意味の if、現在の事実に反する条件を仮定する、過去の事実に反する条件を仮定する when と交換可能な if の用法を判断することができる。また、実現可能な仮定文に対して、現在の事実に反する条件を仮定した文、及び、過去の事実に反する条件を仮定した文との判断をすることができ、それぞれに応じた動詞句をつくることができる。
8週 過去の事実・習慣(when の意味の if、used to, would)、条件文のまとめ、意見節 as if, as though 過去の事実・習慣(when の意味の if、used to, would)の意味を理解し、文脈の中で適切な動詞句を作ることができる。意見節 as if, as though に関して、文脈に対応した動詞句を作ることができる。
2ndQ
9週 不定詞(単純不定詞と完了不定詞、主語としての不定詞、先行の "it" 単純不定詞と完了不定詞の判断ができる。主語としての不定詞を使った英文をつくることができ、これを先行の "it" を使って書く事ができる。
10週 主語としての動名詞(句)、動詞 go の後に続く動名詞、その他の動詞に続く動名詞表現 動名詞の用法のうち、主語として、go などの動詞の後ろにくる形式を理解し、文脈に応じた形式をつくることができる。
11週 動詞の目的語としての動名詞、動名詞・不定詞のいずれも目的語にとる動詞 動名詞のみを後続させる動詞との用法を文脈の中で使うことができる。
12週 前置詞の目的語としての動名詞(①動詞+前置詞+動名詞、②形容詞+前置詞+動名詞) 前置詞に後続する用法としての動名詞を文脈に応じて正しい形式に変えて使うことができる。
13週 前置詞の目的語としての動名詞(③名詞+前置詞+動名詞)、知覚動詞に続く動名詞他 知覚動詞に後続する動名詞の用法を文脈に応じて正しく使うことができる。
14週 完了動名詞 単純動名詞と完了動名詞の判断ができ、文脈の中で正しい形式をつくることができる。
15週 期末試験 第9週~14週までの内容の理解度を測るために、期末試験を行なう。
16週 答案返却、解説、授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000