産業特論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 産業特論
科目番号 0041 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜レジュメを配付する
担当教員 長谷川 博

到達目標

1.現代日本産業の背景について,十分に理解し,説明できる。
2.学習者や学習者自身のビジネスにとって,周りを取り巻く社会や環境を見る目を養い,それに対する対応を十分に行うことができる。
3.イノベーションや課題解決に対して,自身の思考を十分に深化させることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代日本産業の背景について,十分に理解し,説明できる。現代日本産業の背景について理解し,説明できる。現代日本産業の背景についての理解が不十分で,説明できない。
評価項目2学習者や学習者自身のビジネスにとって,周りを取り巻く社会や環境を見る目を養い,それに対する対応を十分に行うことができる。学習者や学習者自身のビジネスにとって,周りを取り巻く社会や環境を見る目を養い,それに対する対応を行うことができる。学習者や学習者自身のビジネスにとって,周りを取り巻く社会や環境への対応ができない。
評価項目3イノベーションや課題解決に対して,自身の思考を十分に深化させることができる。イノベーションや課題解決に対して,自身の思考をすることができる。イノベーションや課題解決に対して,自身の思考をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー A-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 受講者が培ってきた専門性は多様だが,将来,技術者として,また現場の管理責任者として,あるいは企業全体の経営者としてマネジメントに携わり,産業の発展を担うことになろう。本講義ではそれに必要な社会科学的知識,すなわち産業や企業の現状と課題,その背景となる社会システムや経済動向をどう捉え,その底流に流れる考え方を学ぶことを通じて,ユーザーたる顧客やその背後にある社会や産業,そして企業を見る目を養えるように,自らの技術と社会の関わりの方向を探るための基礎的な知識を修得するものである。各項目の理解には,提示した題材についてのディスカッションなどを通して,思考を深化させるとともに,より具体的な課題解決に向けた実践的能力を養う。
授業の進め方・方法:
授業内での報告と討議における参加状況,アウトプットとしてのディスカッション,提出レポート,にもとづいて総合的に評価する。
注意点:
概要に掲げた通り、受講生が将来、エンジニアあるいはまたは職責が拡大し経営管理に携わる立場になっても、大局的な視点を持てる素養としての社会科学的な知識と考え方を修得することを目標とする。JABEEの評価基準を満たすには,60点以上必要。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
大学生の教養
大学生の基礎教養とは何かについて理解し,説明できる。
2週 社会科学へのアプローチ 技術者として,またはビジネス人としての社会科学とは何かについて理解し,説明できる。
3週 現代日本産業の背景 日本人の勤労観について理解し,説明できる。
4週 現代日本産業の背景 日本的資本主義の思想について理解し,説明できる。
5週 現代日本産業の背景 長期信用社会としての歴史について理解し,説明できる。
6週 現代日本産業の背景 知識と技術の伝承について理解し,説明できる。
7週 現代日本産業の背景 日本企業にとっての企業価値について理解し,説明できる。
8週 現代日本産業の背景 信頼と共生について理解し,説明できる。
2ndQ
9週 現代日本産業の背景 感性と美意識について理解し,説明できる。
10週 産業を取り巻く環境への理解 生産経済社会の背景について理解し,説明できる。
11週 産業を取り巻く環境への理解 信用社会の背景について理解し,説明できる。
12週 産業に携わる視点 産業構造の変化,ソフト化の傾向,市場のメカニズムについて理解し,説明できる。
13週 産業に携わる視点 産業としての文化,文化が第二次産業に与える影響,文化産業の生産性について理解し,説明できる。
14週 産業に携わる視点 イノベーションの創出と,普及理論について説明できる。
15週 期末試験 ディスカッション,既習内容にもとづくレポート提出により評価
16週 期末試験の解答 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000050100
基礎的能力0200002040
専門的能力0100001020
分野横断的能力0200002040