到達目標
1.現代日本産業の背景(継続企業)について,十分に理解し,説明できる。
2.現代日本産業の背景(日本的企業経営)について,十分に理解し,説明できる。
3.産業に携わる視点について,十分に理解し,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代日本産業の背景(継続企業)について,十分に理解し,説明できる。 | 現代日本産業の背景(継続企業)について,理解し,説明できる。 | 現代日本産業の背景(継続企業)についての理解が不十分で,説明できない。 |
評価項目2 | 現代日本産業の背景(日本的企業経営)について,十分に理解し,説明できる。 | 現代日本産業の背景(日本的企業経営)について,理解し,説明できる。 | 現代日本産業の背景(日本的企業経営)についての理解が不十分で,説明できない。 |
評価項目3 | 産業に携わる視点について,十分に理解し,説明できる。 | 産業に携わる視点について,理解し,説明できる。 | 産業に携わる視点についての理解が不十分で,説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
受講者が培ってきた専門性は多様だが,将来,技術者として,また現場の管理責任者として,あるいは企業全体の経営者としてマネジメントに携わり,産業の発展を担うことになろう。本講義ではそれに必要な社会科学的知識,すなわち産業や企業の現状と課題,その背景となる社会システムや経済動向をどう捉え,その底流に流れる考え方を学ぶことを通じて,ユーザーたる顧客やその背後にある社会や産業,そして企業を見る目を養えるように,自らの技術と社会の関わりの方向を探るための基礎的な知識を修得するものである。各項目の理解には,提示した題材についてのディスカッションなどを通して,思考を深化させるとともに,より具体的な課題解決に向けた実践的能力を養う。
授業の進め方・方法:
授業内での報告と討議における参加状況,アウトプットとしてのディスカッション,提出レポート,にもとづいて総合的に評価する。
事前に行う準備学習:講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
注意点:
概要に掲げた通り、受講生が将来、エンジニアあるいはまたは職責が拡大し経営管理に携わる立場になっても、大局的な視点を持てる素養としての社会科学的な知識と考え方を修得することを目標とする。JABEEの評価基準を満たすには,60点以上必要。
学修単位のため、60時間相当の授業外学習が必要である。
授業外学習・事前:授業内容を予習しておく。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。課題についてはレポートとして評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 大学生の教養 |
大学生の基礎教養とは何かについて理解し,説明できる。
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2週 |
社会科学へのアプローチ |
技術者として,またはビジネス人としての社会科学とは何かについて理解し,説明できる。
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3週 |
現代日本産業の背景(継続企業) |
老舗論(1) 継続企業としての老舗について理解し,説明できる。
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4週 |
現代日本産業の背景(継続企業) |
老舗論(2) 継続企業としての老舗について理解し,説明できる。
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5週 |
現代日本産業の背景(継続企業) |
継続企業の背景(1) 継続企業の背景について理解し,説明できる。
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6週 |
現代日本産業の背景(継続企業) |
継続企業の背景(2) 継続企業の背景について理解し,説明できる。
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7週 |
現代日本産業の背景(日本的企業経営) |
日本的資本主義(1) 日本の資本主義の勃興期について理解し,説明できる。
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8週 |
現代日本産業の背景(日本的企業経営) |
日本的資本主義(2) 利益と資本について理解し,説明できる。
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2ndQ |
9週 |
現代日本産業の背景(日本的企業経営) |
日本的資本主義(3) 家訓と大福帳について理解し,説明できる。
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10週 |
現代日本産業の背景(日本的企業経営) |
日本的資本主義(4) 信頼と雇用について理解し,説明できる。
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11週 |
現代日本産業の背景(日本的企業経営) |
日本的資本主義(5) 日本社会と日本企業のガバナンスについて理解し,説明できる。
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12週 |
産業に携わる視点(資本主義の精神) |
資本主義の精神 日本の勤労観について理解し,説明できる。
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13週 |
産業に携わる視点(経済社会の捉え方) |
生産経済社会 獲得経済社会から生産経済社会への移行について理解し,説明できる。
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14週 |
産業に携わる視点(これからの社会と産業) |
信用社会と精神性 信用社会における感性,暗黙知,共生について理解し,説明できる。
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15週 |
期末試験 |
ディスカッション,既習内容にもとづくレポート提出により評価
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16週 |
期末試験の解答 |
試験返却
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 50 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 20 | 40 |
専門的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 20 | 40 |