環日本海文化論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環日本海文化論
科目番号 0042 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 高階秀爾『西洋美術史』、中澤敦夫・宮崎衣澄『暮らしの中のロシア・イコン』
担当教員 宮崎 衣澄

到達目標

西洋美術史の流れを把握し、美術史及びロシア文化におけるイコンについて学習することにより、ロシア宗教・文化事情に関する理解を深める。
また、日本への正教会伝道について学び、ロシアと日本の文化交流史に関する理解を深める。
JABEEの評価基準を満たすには、60点以上必要である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋美術史の流れについて理解できている西洋美術史の流れについて、おおよそ理解できている西洋美術史の流れについて、理解できていない
評価項目2ロシア文化におけるイコンについて理解できているロシア文化におけるイコンについて大よそ理解できているロシア文化におけるイコンについて理解できていない
評価項目3明治期の日露交流史について理解できている明治期の日露交流史について大よそ理解できている明治期の日露交流史について理解できていない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環日本海地域のうち、特にロシアに注目し、ロシアの宗教とその表象であるイコンに焦点をあてる。
イコンを美術史の枠組みで捉えるだけでなく、ロシアの歴史・文化面から分析することにより、ロシアの宗教・文化事情に対する理解を深めることを目的とする。
ロシア正教は明治期より日本で宣教活動を行っていることを踏まえ、日本における正教会についても触れ、日露文化交流史について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義および発表
注意点:
単位認定には、60点以上の評定が必要です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション
美術史におけるイコン
美術史におけるイコンの歴史的発展について学習する
2週 美術史概論① 西洋美術史の流れを理解する
3週 美術史概論② 西洋美術史の流れを理解する
4週 美術史概論③ 西洋美術史の流れを理解する
5週 美術史概論④ 西洋美術史の流れを理解する
6週 美術史概論⑤ 西洋美術史の流れを理解する
7週 美術史概論⑥ 西洋美術史の流れを理解する
8週 美術館実習事前学習 美術館実習事前学習。美術館所蔵作品について学習する。
4thQ
9週 美術館実習 富山美術館にて実地研修を行い、作品についての理解を深める
10週 美術館実習 富山美術館にて実地研修を行い、作品についての理解を深める
11週 実習のまとめと報告会 美術館実習で学習したことをまとめ、発表会の準備を行う
12週 ロシアとイコン① ロシア史における宗教・イコンの役割と歴史について概観する
13週 ロシアとイコン② ロシア史における宗教・イコンの役割と歴史について概観する
14週 日本の正教会 明治期にロシアから日本にもたらされた日本の正教会とその発展について学ぶ
15週 まとめ 既習事項の復習を行う
16週 期末試験 学習内容が理解できているか確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合06000040100
基礎的能力0200002040
専門的能力0200001030
分野横断的能力0200001030