国際関係論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国際関係論
科目番号 0044 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 随時配布する教材および「最新世界史図説タペストリー」
担当教員 海老原 毅

到達目標

1.国際関係論の基本的な概念,理論と分析枠組みについて理解できる。
2.近代から現代に至るまでの国際関係の主な秩序について理解できる。
3.環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係を日本の二国間関係から分析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1国際関係論の基本的な概念,理論と分析枠組みについて十分に理解できる。国際関係論の基本的な概念,理論と分析枠組みについて理解できる。国際関係論の基本的な概念,理論と分析枠組みについて理解できない。
評価項目2近代から現代に至るまでの国際関係の主な秩序について十分に理解できる。近代から現代に至るまでの国際関係の主な秩序について理解できる。近代から現代に至るまでの国際関係の主な秩序について理解できない。
評価項目3環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係を日本の二国間関係から十分に分析できる。環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係を日本の二国間関係から分析できる。環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係を日本の二国間関係から分析できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目では,多様な主体による行動から形成される国際社会の実情を,国際関係論の概念・理論の枠組みを用いて理解する視座と方法を養う。
 
授業の進め方・方法:
前半では,国際関係の分析枠組みとして基本概念と理論について教授し,また近現代の主な世界秩序とその背景を第一次世界大戦から冷戦まで教授して,冷戦後の国際関係の特徴に対する受講生の理解を促す。後半では,グローバル化の進展とその趨勢下における国家のパワーの分析枠組みを教授した後,受講生にその分析枠組みを用いて,環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係の現状分析を実行させる。
事前に行う準備学習:前回の講義の復習および予習を行ってから授業に臨むこと。
注意点:
本科目では,指定される文献を事前に読み,要点をまとめておくことが求められる。また,レポートの内容を重視するので,レポートの執筆を指示に従って行うことが不可欠である。
学修単位のため、60時間相当の授業外学習が必要である。
授業外学習・事前:授業内容を予習する。
授業外学習・事後:授業内容に関する課題を解く。課題については、レポートや課題として評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス シラバスを通して、本科目の概要を理解する。
2週 国際関係論の主題,国際社会の特徴 国際関係論の主題及び国際社会の特徴について説明できる。
3週 国際関係の主要なアクター 国際関係の主要なアクターについて説明できる。
4週 国際関係論の理論(1) 国際関係論の主要理論のうち,リアリストの議論と主な論者について説明できる。
5週 国際関係論の理論(2) 国際関係論の主要理論のうち,リべラリストの議論と主な論者について説明できる。
6週 近現代の国際関係(1) 近代国際関係の成立の経緯を説明できる。
7週 近現代の国際関係(2) 第一次世界大戦から第二次世界大戦までの国際関係の主な秩序を説明できる。
8週 近現代の国際関係(3) 冷戦期の国際関係の主な秩序を説明できる。
4thQ
9週 近現代の国際関係(4) 冷戦後における国際関係の秩序の変容について関する文献を読み,討論できる。
10週 グローバル化の進展と国家(1) グローバル化の概念を明確にし,グローバル社会における国家の作用と影響について説明できる。
11週 グローバル化の進展と国家(2) グローバル化が進展する国際社会の中で国家のパワーに関連する文献を読み,討論できる。
12週 環日本海・東アジア地域の国際関係の現状分析(1) 環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係について,情報を収集し,現状分析できる。
13週 環日本海・東アジア地域の国際関係の現状分析(2) 環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係について,現状分析を発表し,討論できる。
14週 環日本海・東アジア地域の国際関係の現状分析(3) 環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係について,現状分析を発表し,討論できる。
15週 環日本海・東アジア地域の国際関係の現状分析(4) 環日本海地域を中心とする東アジア地域の国際関係について,現状分析を発表し,討論できる。
16週 総括,評価

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表課題態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合015150070100
基礎的能力0000000
専門的能力015150070100
分野横断的能力0000000