企業論特論

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 企業論特論
科目番号 0118 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 国際ビジネス学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教員配布資料、坂本恒夫・大坂良宏 (2012)『テキスト 現代企業論〈第3版〉』同文舘出版.
担当教員 那須野 育大

到達目標

企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、理解を深める。
身近な企業の経営のあり方について、自分なりの意見を持てるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、幅広く説明できる。企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、その一部を説明できる。企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、説明できない。
評価項目2身近な企業の経営のあり方について、自分なりの見解を十分に述べられる。身近な企業の経営のあり方について、自分なりの見解を不十分ながらも述べられる。身近な企業の経営のあり方について、自分なりの見解を述べられない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本講の目的は、資本主義経済システムの基礎単位である企業の経済的・社会的意義を理解することにある。
 具体的には、企業の基本概念と諸形態、企業経営の仕組み、企業と市場との関係などについて幅広く考察する。また、JR、NTT、JTの民営化などのトピックスについても取り上げる。
 さらに、大量生産・大量消費時代の終焉、地球環境問題の深刻化、企業の社会的責任に対する関心の高まりといった企業を取り巻く現代的課題について言及する。
授業の進め方・方法:
 講義形式で行うが、グループワークを交えて実施する。
注意点:
 定期試験60%、毎回提出する「授業のまとめ」(授業の要約・意見・感想を書いたもの)30%、グループワーク10%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、企業の概念と形態(1) 「企業論特論」の目的、企業とは何か、について理解できる。
2週 企業の概念と形態(2) 企業形態の歴史的展開について、理解できる。
3週 企業の概念と形態(3) 企業と労働力市場、商品・サービス市場、資本市場について、理解できる。
4週 企業経営の仕組み(1) 所有と経営について、理解できる。
5週 企業経営の仕組み(2) 株主総会、取締役会と委員会について、理解できる。
6週 企業経営の仕組み(3) コーポレート・ガバナンスについて、理解できる。
7週 企業経営の仕組み(4) 日本的経営の成果と課題について、理解できる。
8週 競争と独占(1) 独占・寡占価格について、理解できる。
4thQ
9週 競争と独占(2) 企業系列・M&Aについて、理解できる。
10週 グループワーク(1) ある特定の研究テーマ(企業経営)について、情報収集・調査できる。
11週 公企業と民営化(1) 公企業と公益事業について、理解できる。
12週 公企業と民営化(2) 民営化の目的、JR、NTT、JTの民営化について、理解できる。
13週 企業と社会 企業の社会的責任、企業と環境問題、地球温暖化と排出量取引について、理解できる。
14週 これからの企業経営 企業の国際化、株主価値経営から調和型経営に至る変遷について、理解できる。
15週 期末試験 第1~14回の学習内容
16週 成績確認 答案返却、解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験授業のまとめグループワーク態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603001000100
基礎的能力2030000050
専門的能力200050025
分野横断的能力200050025