到達目標
企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、理解を深める。
身近な企業の経営のあり方について、自分なりの意見を持てるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、幅広く説明できる。 | 企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、その一部を説明できる。 | 企業経営の仕組み、企業と社会との関係、市場における競争と独占などについて、説明できない。 |
評価項目2 | 身近な企業の経営のあり方について、自分なりの見解を十分に述べられる。 | 身近な企業の経営のあり方について、自分なりの見解を不十分ながらも述べられる。 | 身近な企業の経営のあり方について、自分なりの見解を述べられない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講の目的は、資本主義経済システムの基礎単位である企業の経済的・社会的意義を理解することにある。
具体的には、企業の基本概念と諸形態、企業経営の仕組み、企業と市場との関係などについて幅広く考察する。また、JR、NTT、JTの民営化などのトピックスについても取り上げる。
さらに、大量生産・大量消費時代の終焉、地球環境問題の深刻化、企業の社会的責任に対する関心の高まりといった企業を取り巻く現代的課題について言及する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、グループワークを交えて実施する。
注意点:
定期試験60%、毎回提出する「授業のまとめ」(授業の要約・意見・感想を書いたもの)30%、グループワーク10%
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、企業の概念と形態(1) |
「企業論特論」の目的、企業とは何か、について理解できる。
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2週 |
企業の概念と形態(2) |
企業形態の歴史的展開について、理解できる。
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3週 |
企業の概念と形態(3) |
企業と労働力市場、商品・サービス市場、資本市場について、理解できる。
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4週 |
企業経営の仕組み(1) |
所有と経営について、理解できる。
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5週 |
企業経営の仕組み(2) |
株主総会、取締役会と委員会について、理解できる。
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6週 |
企業経営の仕組み(3) |
コーポレート・ガバナンスについて、理解できる。
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7週 |
企業経営の仕組み(4) |
日本的経営の成果と課題について、理解できる。
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8週 |
競争と独占(1) |
独占・寡占価格について、理解できる。
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4thQ |
9週 |
競争と独占(2) |
企業系列・M&Aについて、理解できる。
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10週 |
グループワーク(1) |
ある特定の研究テーマ(企業経営)について、情報収集・調査できる。
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11週 |
公企業と民営化(1) |
公企業と公益事業について、理解できる。
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12週 |
公企業と民営化(2) |
民営化の目的、JR、NTT、JTの民営化について、理解できる。
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13週 |
企業と社会 |
企業の社会的責任、企業と環境問題、地球温暖化と排出量取引について、理解できる。
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14週 |
これからの企業経営 |
企業の国際化、株主価値経営から調和型経営に至る変遷について、理解できる。
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15週 |
期末試験 |
第1~14回の学習内容
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16週 |
成績確認 |
答案返却、解説
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 授業のまとめ | グループワーク | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 25 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 25 |