日本語・日本文学

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 日本語・日本文学
科目番号 0013 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布する
担当教員 近藤 周吾,久保 陽子

到達目標

学習教育目標D1 JABEE基準1(1)d,e,f 独創とは何か? 模倣との違いは? この講義では、主として日本近代文学を題材としながら、広く文学および文化理解の基礎を構築する。自国の文化を深く理解すると同時に、異文化理解の助けとする。(d)最先端の文化理論を参照することで、先行する技術や情報を再編しながら独創的な成果を産み出すためのノウハウ・ドゥハウを学ぶ。(e)口頭発表の機会を設け、プレゼンテーションの技能を習得する。平時のミニ・レポートや最終時のレポートにより、論理的な記述力も身につける。(f)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1先行技術・情報を再編する原理を深く理解でき、活用できる。先行技術・情報を再編する原理が理解できる。先行技術・情報を再編する原理が理解できない。
評価項目2自ら調査した結果を効果的な方法で発表できる。自ら調査した結果を発表できる。自ら調査した結果を発表できない。
評価項目3日本の文学や文化について深く理解し、外国人と意見交換できるレベルに到達する。日本の文学や文化について理解し、外国人と意見交換できる素地がある。日本の文学や文化について理解できず、外国人と意見交換できるレベルにない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー A-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学習教育目標D1 JABEE基準1(1)d,e,f 独創とは何か? 模倣との違いは? この講義では、主として日本近代文学を題材としながら、広く文学および文化理解の基礎を構築する。自国の文化を深く理解すると同時に、異文化理解の助けとする。(d)最先端の文化理論を参照することで、先行する技術や情報を再編しながら独創的な成果を産み出すためのノウハウ・ドゥハウを学ぶ。(e)口頭発表の機会を設け、プレゼンテーションの技能を習得する。平時のミニ・レポートや最終時のレポートにより、論理的な記述力も身につける。(f)
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、途中で受講者によるミニ発表を挿む。また、毎時ミニ・レポートを課す。
注意点:
「読む・書く・話す・聞く」のいわゆる4技能を重視するので、積極的な授業参加を心がけてほしい。The recognition of credit requires 60 points or more rating.
単位認定には、60点以上の評定が必要です。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーションOrientation 授業内容の概要を理解する。
2週 文化理論概説1
Curutural Theory
間テクスト性Intertextuality理論の概略を理解する。
3週 文化理論概説2
Curutural Theory
間テクスト性Intertextuality理論の概略を理解する。
4週 文化理論概説3
Curutural Theory
間テクスト性Intertextuality理論の概略を理解する。
5週 近代文学研究1
Modern Japanese Literature Studies
~江戸川乱歩「押絵と旅する男」論1~
江戸川乱歩「押絵と旅する男」の冒頭、風景描写に着目し、小説の基本的知識を身に付ける。
6週 近代文学研究2
Modern Japanese Literature Studies
~江戸川乱歩「押絵と旅する男」論2~
江戸川乱歩「押絵と旅する男」の色彩、天気、汽車に着目し、小説の基本的知識を身に付ける。
7週 近代文学研究3
Modern Japanese Literature Studies
~江戸川乱歩「押絵と旅する男」論3~
江戸川乱歩「押絵と旅する男」における「八百屋お七」の引用について、間テクスト性の効果を考察する。
8週 近代文学研究4
Contemporary Japanese literature Studies
~山内マリコ「あのこは貴族」論1~
山内マリコ「あのこは貴族」における小説と映画のアダプテーションについて考察するとともに、映画表現の基本的な知識を身に付ける。
4thQ
9週 近代文学研究5
Contemporary Japanese literature Studies
~山内マリコ「あのこは貴族」論2~
山内マリコ「あのこは貴族」における小説と映画のアダプテーションについて考察するとともに、映画表現の基本的な知識を身に付ける。
10週 近代文学研究6
Contemporary Japanese literature Studies
~山内マリコ「あのこは貴族」論3~
山内マリコ「あのこは貴族」における小説と映画のアダプテーションについて考察するとともに、映画表現の基本的な知識を身に付ける。
11週 近代文学研究7
Contemporary Japanese literature Studies
~宝塚「ベルサイユのばら」論1~
宝塚「ベルサイユのばら」におけるまんがから演劇へのアダプテーションについて考察するとともに、演劇表現の基本的な知識を身に付ける。
12週 近代文学研究8
Contemporary Japanese literature Studies
~宝塚「ベルサイユのばら」論2~
宝塚「ベルサイユのばら」におけるまんがから演劇へのアダプテーションについて考察するとともに、演劇表現の基本的な知識を身に付ける。
13週 近代文学研究9
Contemporary Japanese literature Studies
~宝塚「ベルサイユのばら」論3~
宝塚「ベルサイユのばら」におけるまんがから演劇へのアダプテーションについて考察するとともに、演劇表現の基本的な知識を身に付ける。
14週 間テクスト性について、受講者が発表する。 小説、まんが、アニメ、CM、ポスター、音楽といった様々なジャンルにおける間テクスト性もしくはアダプテーションについて、受講者が例示し、それぞれの作品の考察を発表する。
15週 レポート作成
Report Writing
論理的なレポートを作成する。
16週 復習
これまでの学習の定着度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02500075100
基礎的能力0250002550
専門的能力000002525
分野横断的能力000002525