到達目標
衛星航法システムの基本を理解し、測位計算プログラムを作成する能力の習得。
1.GPS時、座標系等を理解し、それらに関する相互変換計算ができる。
2.GPS暦を用いてGPS衛星の位置を求めることができる。
3.衛星航法システムにおける測位計算を行うことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | GPS時、座標系等を理解し、それらに関する相互変換計算を正確に行うことができる。 | GPS時、座標系等を理解し、それらに関する相互変換計算ができる。
| GPS時、座標系等を理解することができない。 |
評価項目2 | GPS暦を用いてGPS衛星の位置を正確に求めることができる。 | GPS暦を用いてGPS衛星の位置を求めることができる。 | GPS暦を用いてGPS衛星の位置を求めることができない。 |
評価項目3 | 衛星航法システムにおける測位計算を正確に行うことができる。 | 衛星航法システムにおける測位計算を行うことができる。 | 衛星航法システムにおける測位計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
航法システムの歴史・概要から衛星航法システムにおける測位計算方法(衛星位置計算,観測データへの電波伝搬補正・最小2乗法による位置計算)までを具体的に解説する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
注意点:
定期試験(70%)と演習や提出物(30%)で評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンスと航法システムの歴史および概要 |
天文航法・慣性航法・電波航法・衛星航法 の歴史および概要について理解する。
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2週 |
衛星航法システムの用語説明 |
衛星航法システムで使用される専門用語 について理解する。
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3週 |
GPS時 |
GPSで使用される時刻について理解する。
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4週 |
GPS時演習 |
年月日とGPS週・GPS週秒の相互変換 プログラムを作成できる。
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5週 |
座標系 |
地球固定座標と地表面座標の相互変換について理解する。
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6週 |
座標系演習 |
地球固定座標と地表面座標の相互変換プログラムを作成できる。
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7週 |
GPS暦(放送暦) |
航法メッセージの中に含まれている放送暦について理解する。
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8週 |
中間試験 |
第1週~第7週の内容の理解度を評価する。
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4thQ |
9週 |
GPS暦(放送暦)の演習 |
放送暦によるGPS衛星位置計算ができる。
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10週 |
電波伝搬補正 |
電波の対流圏及び電離層における遅延について理解する。
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11週 |
電波伝搬補正演習(対流圏補正) |
対流圏補正の計算ができる。
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12週 |
電波伝搬補正演習(電離層補正) |
電離層補正の計算ができる。
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13週 |
測位計算法 |
衛星航法システムにおける測位計算法について理解する。
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14週 |
測位計算法演習 |
実際の観測データを用いて、GPS受信機の位置計算ができる。
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15週 |
期末試験 |
第9週~第14週の内容の理解度を評価する。
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16週 |
期末試験の返却、解答。 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 50 |
専門的能力 | 35 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |