到達目標
海に関連する施設に必要な気象・海洋に対して広汎な知識を持ち,この実情の調査検討が行える.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 海に関連する施設に必要な気象・海洋の観測データを検索調査できる充分な技術がある。 | 海に関連する施設に必要な気象・海洋の観測データを検索調査できる基本的な技術がある。 | 海に関連する施設に必要な気象・海洋の観測データを検索調査できる技術が身についていない。 |
評価項目2 | 実船観測で取得できた海洋データについて、現象解析のための、充分な分析ができる。 | 実船観測で取得できた海洋データについて、現象解析のための、基礎的な分析ができる。 | 実船観測で取得できた海洋データについて、現象解析のための、分析が行えない。 |
評価項目3 | 海に関連する施設における、災害事例について、原因究明を行う充分な分析能力ができる。 | 海に関連する施設における、災害事例について、原因究明を行う基礎的な分析能力ができる。 | 海に関連する施設における、災害事例について、原因究明を行う分析が行えない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
船舶,または海辺にある建築・土木構造物の,計画・設計・施工・最適な保守・管理のためには,その場所の海洋環境特性を把握する必要がある.ここで,本科と専攻科1年次の実験実習で学んだ気象学,海洋学をベースとして,実際の船舶や建築・土木構造物と海洋環境特性が絡んだ事例について学んでいく.
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を基本とし、適宜課題演習と実船による海洋観測を実施する。
注意点:
海洋施設の設計の際に必要な気象海象現象の実際と,その調査及び評価方法について理解するため、5回のレポート提出(事例調査及び考察)で評価する.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
気象学・海洋学の復習 |
本科で学んできた気象学,海洋学の復習を行う.
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2週 |
過去の気象データの活用 |
インターネットで取得可能な,過去の気象データの活用方法を学習する.
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3週 |
過去の海象データの活用 |
インターネットで取得可能な,過去の海象データの活用方法を学習する.
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4週 |
事例調査① |
伊勢湾台風における,気象海象状況,及びこれに起因する強風や高潮の発生を調査する.
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5週 |
同上 |
上記の強風や高潮の発生が,船舶や陸上施設に大きな影響を与えた事例を調査する.
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6週 |
事例調査② |
「若潮丸」のCTD観測より,富山湾の水塊構造の調査を行う.
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7週 |
同上 |
「若潮丸」のADCP観測より,富山湾の水塊構造の調査を行う.
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8週 |
同上 |
上記のCTD,ADCP調査より,富山湾の海洋特性の季節変動特性を考察する.
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4thQ |
9週 |
事例調査③ |
大西洋北部海域における,漁船の遭難事例から,その要因の特殊な嵐について調査する.
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10週 |
同上 |
上記の遭難の直接原因と推測できるフリークウェーブの特性について調査する.
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11週 |
同上 |
上記の遭難事例における,気象学的,及び人間工学的原因を考察する.
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12週 |
事例調査④ |
石川県白山地方の山岳方面における,自衛隊の遭難救助体制について調査する.
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13週 |
同上 |
石川県白山地方の海上方面における,自衛隊の遭難救助体制について調査する.
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14週 |
事例調査⑤ |
日本の東方海上の深海における地殻構造及び地震・津波の発生について調査する.
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15週 |
同上 |
深海調査を行う,JAMSTECの「しんかい6500」の構造と,深海調査方法について調査する.
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16週 |
総まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |