ナビゲーション・システム

科目基礎情報

学校 富山高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 ナビゲーション・システム
科目番号 0126 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 講義資料(http://www.toyama-cmt.ac.jp/~mkawai/lecture/radionav/radionav.html)
担当教員 河合 雅司

到達目標

衛星航法システムの基本を理解し、測位計算プログラムを作成する能力の習得。
1.GPS時、座標系等を理解し、それらに関する相互変換を行うためのプログラム作成ができる。
2.GPS暦を用いてGPS衛星の位置を求めるためのプログラムを作成することができる。
3.衛星航法システムにおける測位計算を行うためのプログラムを作成することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1GPS時、座標系等を理解し、それらに関する相互変換プログラムを作成 できる。GPS時、座標系等を理解し、それらに関する相互変換計算ができる。 GPS時、座標系等を理解することができない。
評価項目2GPS暦を用いてGPS衛星の位置計算プログラムを作成できる。GPS暦を用いてGPS衛星の位置を求めることができる。GPS暦を用いてGPS衛星の位置を求めることができない。
評価項目3衛星航法システムにおける測位計算プログラムを作成できる。衛星航法システムにおける測位計算を行うことができる。衛星航法システムにおける測位計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
航法システムの歴史・概要から衛星航法システムにおける測位計算方法(衛星位置計算,観測データへの電波伝搬補正・最小2乗法による位置計算)までを具体的に解説する。
授業の進め方・方法:
教員単独による講義を実施する。
注意点:
定期試験(70%)と演習や提出物(30%)で評価する。
単位認定には、60点以上の評定が必要です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスと航法システムの歴史および概要 天文航法・慣性航法・電波航法・衛星航法
の歴史および概要について理解する。
2週 衛星航法システムの用語説明 衛星航法システムで使用される専門用語
について理解する。
3週 GPS時 GPSで使用される時刻について理解する。
4週 GPS時演習 年月日とGPS週・GPS週秒の相互変換
プログラムを作成できる。
5週 座標系 地球固定座標と地表面座標の相互変換について理解する。
6週 座標系演習 地球固定座標と地表面座標の相互変換プログラムを作成できる。
7週 GPS暦(放送暦) 航法メッセージの中に含まれている放送暦について理解する。
8週 中間試験 第1週~第7週の内容の理解度を評価する。
4thQ
9週 GPS暦(放送暦)の演習 放送暦によるGPS衛星位置計算プログラムの作成ができる。
10週 電波伝搬補正 電波の対流圏及び電離層における遅延について理解する。
11週 電波伝搬補正演習(対流圏補正) 対流圏補正プログラムの作成ができる。
12週 電波伝搬補正演習(電離層補正) 電離層補正プログラムの作成ができる。
13週 測位計算法 衛星航法システムにおける測位計算法について理解する。
14週 測位計算法演習 実際の観測データを用いて、GPS受信機の位置計算プログラムを作成できる。
15週 期末試験 第9週~第14週の内容の理解度を評価する。
16週 期末試験の返却、解答。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3500001550
専門的能力3500001550
分野横断的能力0000000