到達目標
1.現代の価値観(人間の尊厳)を理解し、説明できる。
2.現代社会の諸問題を考察し、説明できる。
3.西洋思想の歴史を理解する。
4.科学技術史・科学基礎論に触れ、説明できる。
5.国家・市民社会の成り立ちを学習し、説明できる。
6.宗教を知り、国際社会への眼差しを養い、身につける。
7.資本主義の成立を理解する。
8.論理的思考力と表現力を培う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標
項目1、2,3,8 | 現代の価値観(人間の尊厳)を正しく理解し、説明できる。 | 現代の価値観(人間の尊厳)を理解し、説明できる。 | 現代の価値観(人間の尊厳)を説明できない。 |
到達目標
項目4,8 | 科学技術史・科学基礎論に触れ、正しく説明できる。 | 科学技術史・科学基礎論に触れ、説明できる。 | 科学技術史・科学基礎論を説明できない。 |
到達目標
項目5,6,7,8 | 国家・市民社会の成り立ちを学習し、正しく説明できる。 | 国家・市民社会の成り立ちを学習し、説明できる。 | 国家・市民社会の成り立ちを説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
説明
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本科学習目標 3
説明
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教育方法等
概要:
様々な倫理思想を学ぶことを通じ、人間に対する基本的な見方や社会の仕組みを把握するための基礎学力を養う。また、日常生活での課題を考察して理解を深め、社会や環境に配慮できる技術者を目指す。さらに身につけた知識に基づいて主体的に考察し、それを論理的に正しく表現した上で公正に意見を交換できるようにする。
授業の進め方・方法:
事前事後学習:休暇時にレポート課題を与える。
関連科目:環境倫理,現代社会,法と社会秩序,歴史,地理
注意点:
前期中間試験、前期末試験、後期中間試験、学年末試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末:前期中間試験(50%)、前期末試験(50%)
学年末:定期試験(80%)、レポート(10%)、受講態度(10%)。
受講態度は、小レポートの提出、授業中の指名に対する回答の回数を評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
倫理序説 |
授業「倫理」の目的を説明できる
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2週 |
科学技術史序説 |
科学と技術の歴史を概説できる
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3週 |
近代科学の成立1(ベーコン) |
科学史上のベーコンの役割を説明できる
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4週 |
近代科学の成立2(デカルト) |
科学史上のデカルトの役割を説明できる
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5週 |
近代科学と自然観 |
近代科学によって自然の見方がどのように変わったのか説明できる
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6週 |
ルネサンスと近代の人間観1 |
ルネサンス期に生じた人間観を説明できる
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7週 |
ルネサンスと近代の人間観2 |
ルネサンス期に生じた人間観が現代にどのような影響を与えたのか説明できる
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8週 |
社会契約説1 |
社会契約説について説明できる
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2ndQ |
9週 |
社会契約説2 |
社会契約説が現代に与えた影響について説明できる
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10週 |
近代国家観の成立 |
近代国家観の特徴を説明できる
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11週 |
カント-人格の尊厳1 |
カントの人格概念を説明できる
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12週 |
カント-人格の尊厳2 |
カントの現代的意義について説明できる
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13週 |
功利主義1 |
功利主義について説明できる
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14週 |
功利主義2 |
功利主義の現代的意義について説明できる
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15週 |
前期復習 |
近代化の流れについて説明できる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
自由主義1 |
自由主義について説明できる
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2週 |
自由主義2 |
自由主義の二つの流れについて説明できる
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3週 |
共同体主義1 |
共同体主義について説明できる
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4週 |
共同体主義2 |
共同体主義と自由主義との対立点を説明できる
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5週 |
現代の倫理学1 |
経済問題から倫理について説明できる
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6週 |
現代の倫理学2 |
政治問題から倫理について説明できる
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7週 |
古代ギリシャ思想1(自然哲学) |
古代の自然観を説明できる
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8週 |
古代ギリシャ思想2(ソクラテスとプラトン) |
古代の人間観について説明できる
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4thQ |
9週 |
古代ギリシャ思想3(アリストテレス) |
徳の倫理について説明できる
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10週 |
国際化する社会と宗教 |
宗教から国際社会について概説できる
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11週 |
ユダヤ教 |
ユダヤ教について説明できる
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12週 |
キリスト教1 |
キリスト教について説明できる
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13週 |
キリスト教2 |
キリスト教が現代に与えている影響を説明できる
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14週 |
宗教改革と近代資本主義精神の成立 |
宗教改革が現代に与えている影響を説明できる
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15週 |
後期復習 |
古代ギリシャ思想とキリスト教が西洋文明に与えた影響を説明できる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 2 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 2 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |