応用数学A

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用数学A
科目番号 15680 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新 応用数学(大日本図書)/新 応用数学問題集(大日本図書)
担当教員 河合 秀泰

到達目標

1. ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。
2. ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。
3. 周期関数のフーリエ級数を求めることができる。
4. フーリエ変換の定義を理解し,フーリエ変換を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。ラプラス変換の性質を理解し,基本的なラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。ラプラス変換の性質を理解できず,基本的なラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができない。
到達目標 項目2ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。ラプラス変換を用いて基本的な微分方程式を解くことができる。ラプラス変換を用いて基本的な微分方程式を解くことができない。
到達目標 項目3周期関数のフーリエ級数を求めることができる。基本的な周期関数のフーリエ級数を求めることができる。基本的な周期関数のフーリエ級数を求めることができない。
到達目標 項目4フーリエ変換の定義を理解し,フーリエ変換を求めることができる。フーリエ変換の定義を理解し,基本的なフーリエ変換を求めることができる。基本的なフーリエ変換を求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 4 説明 閉じる
創造工学プログラム B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ラプラス変換およびフーリエ変換についての基本を学習する。これらは電気回路,振動工学,伝熱工学,信号処理工学等に係わる種々の問題を扱うための理論的基礎である。本授業では上述のような工学を学ぶための数学の基礎学力を身に付けることを主目的とし,さらに数学による理論的解析に基づく様々な工学的課題の解決方法を習得してもらう。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】到達目標の達成度を確認するため,随時小テストを行う。レポート課題を与えることがある。
【関連科目】解析学I,解析学Ⅱ
注意点:
【評価方法・評価基準】成績の評価基準として60点以上を合格とする。
前期中間試験,前期末試験を実施する。
前期末:定期試験の総合的評価(60%),小テスト・レポート(40%)
【その他履修上の注意事項や学習上の助言】基礎数学A,基礎数学B,解析学I,解析学Ⅱの知識が必要である。日頃の学習が非常に大切である。定期試験には十分に準備して臨むこと。課題のレポートは必ず提出すること。
【専門科目との関連】■伝熱工学(5年前期):フーリエ変換(熱伝導方程式の解法に使用)■制御工学(5年):ラプラス変換(伝達関数に使用)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ラプラス変換の定義 ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。
2週 相似性と移動法則 ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。
3週 微分法則と積分法則 ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。
4週 逆ラプラス変換 ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。
5週 微分方程式への応用 ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。
6週 たたみ込み ラプラス変換の性質を理解し,ラプラス変換,逆ラプラス変換を求めることができる。
7週 線形システムの伝達関数とデルタ関数 ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。
8週 周期2πの周期関数のフーリエ級数(1) 周期関数のフーリエ級数を求めることができる。
2ndQ
9週 周期2πの周期関数のフーリエ級数(2) 周期関数のフーリエ級数を求めることができる。
10週 一般の周期関数のフーリエ級数(1) 周期関数のフーリエ級数を求めることができる。
11週 一般の周期関数のフーリエ級数(2) 周期関数のフーリエ級数を求めることができる。
12週 複素フーリエ級数 周期関数のフーリエ級数を求めることができる。
13週 フーリエ変換 フーリエ変換の定義を理解し,フーリエ変換を求めることができる。
14週 フーリエ余弦変換,フーリエ正弦変換 フーリエ変換の定義を理解し,フーリエ変換を求めることができる。
15週 前期復習 ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる。フーリエ変換を求めることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000