材料力学II

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 材料力学II
科目番号 15790 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 尾田,山崎,鶴崎,木田 材料力学 基礎編
担当教員 堀 純也

到達目標


1. はりのたわみと,たわみ角を求めることができる。
2. 不静定ばりの曲げ問題を解くことができる。
3. ラーメン構造について,解くことができる。
4. 連続ばりの問題を解くことができる。
5. 円形断面軸のねじれ角,ねじり応力を計算できる。
6. 組み合わせ応力について,モール円を用い主応力,主せん断応力を求められる。
7. 基本的な問題を,エネルギ法を用いて解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
はりのたわみと,たわみ角を求めることができる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。
不静定ばりの曲げ問題を解くことができる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。
ラーメン構造について,解くことができる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。
連続ばりの問題を解くことができる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。
円形断面軸のねじれ角,ねじり応力を計算できる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。
組み合わせ応力について,モール円を用い主応力,主せん断応力を求められる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。
基本的な問題を,エネルギ法を用いて解くことができる。当該項目について,知識を応用できる。当該項目について,知識を理解できる。当該項目について,知識を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(機械工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
材料力学は,各種構造物や機器の強度設計上必要な工学の基礎科目である。3年次に引き続き,機械を設計するために必要となる基本的な荷重を受ける部材の力学的解析手法(曲げ問題,ねじり問題,組合せ応力問題),ならびに材料の機械的性質とそれを支配する法則を修得することを目的とする。ものづくりにおける問題について,事象をモデル化し課題を解決する実践的能力を養う。
授業の進め方・方法:
随時,講義内容の復習のための課題を与える。
注意点:
・前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。
・評価割合 前期末:前期中間試験(35%),前期末試験(35%),前期課題(30%)
      学年末:前期中間・期末試験(35%),後期中間・学年末試験(35%),通年課題(30%)
・成績の評価基準として60点以上を合格とする。
関数電卓を持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 曲げ問題 (1)たわみの基礎式 たわみの基礎式について理解し応用できる。
2週 曲げ問題 (2)たわみとたわみ角の計算 たわみとたわみ角の計算について理解し応用できる。
3週 曲げ問題 (3)基本的なはりのたわみとたわみ角 基本的なはりのたわみとたわみ角について理解し応用できる。
4週 曲げ問題 (4)面積モーメント法の利用 面積モーメント法について理解し応用できる。
5週 曲げ問題 (5)不静定ばりのたわみ(積分法) 不静定ばりのたわみ(積分法)について理解し応用できる。
6週 曲げ問題 (6)不静定ばりのたわみ(重ね合せ法) 不静定ばりのたわみ(重ね合せ法)について理解し応用できる。
7週 曲げ問題 (7)不静定ばりのたわみ(復習) 不静定ばりのたわみの応用問題について理解し応用できる。
8週 曲げ問題 (8)ラーメン構造 ラーメン構造について理解し応用できる。
2ndQ
9週 曲げ問題 (9)不静定ラーメン 不静定ラーメンについて理解し応用できる。
10週 曲げ問題(10)連続ばりの解法 連続ばりの解法について理解し応用できる。
11週 曲げ問題(11)3モーメントの定理の導出 3モーメントの定理の導出について理解し応用できる。
12週 曲げ問題(12)3モーメントの定理の利用 3モーメントの定理について理解し応用できる。
13週 曲げ問題(13)はりの設計 はりの設計について理解し応用できる。
14週 曲げ問題(14)曲げ問題の復習 曲げ問題について理解し応用できる。
15週 前期の復習 曲げ問題について理解し応用できる。
16週 前期の復習 曲げ問題について理解し応用できる。
後期
3rdQ
1週 ねじり問題 (1)円形断面軸のねじり 円形断面軸のねじりについて理解し応用できる。
2週 ねじり問題 (2)断面2次極モーメントとねじり剛性 断面2次極モーメントとねじり剛性について理解し応用できる。
3週 ねじり問題 (3)伝動軸 伝動軸について理解し応用できる。
4週 ねじり問題 (4)演習 ねじり問題について理解し応用できる。
5週 ねじり問題 (5)ねじりと組合わせ応力問題 ねじりと組合わせ応力問題について理解し応用できる。
6週 ねじり問題 (6)主応力とモールの応力円 主応力とモールの応力円について理解し応用できる。
7週 ねじり問題 (7)弾性係数間の関係 弾性係数間の関係について理解し応用できる。
8週 エネルギ法 (1)ひずみエネルギ ひずみエネルギについて理解し応用できる。
4thQ
9週 エネルギ法 (2)エネルギ解法 エネルギ解法について理解し応用できる。
10週 エネルギ法 (3)引張圧縮問題 引張圧縮問題のエネルギ解法について理解し応用できる。
11週 エネルギ法 (4)カスチリアノの定理と応用 カスチリアノの定理について理解し応用できる。
12週 エネルギ法 (5)曲げ問題 曲げ問題のエネルギ解法について理解し応用できる。
13週 エネルギ法 (6)ねじり問題 ねじり問題のエネルギ解法について理解し応用できる。
14週 材料力学分野の総合問題 材料力学分野の総合問題について理解し応用できる。
15週 材料力学分野の総合問題 材料力学分野の総合問題について理解し応用できる。
16週 後期の復習 ねじり問題,エネルギ解法について理解し応用できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000