機械実習II

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械実習II
科目番号 16030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 石川高専実習工場「機械工作実習指導書I,II」/参考書: 竹山秀彦監修「フライス加工ハンドブック」(切削油技術研究会),「機械実習1」,「機械実習2」(実教出版)
担当教員 八田 潔

到達目標

1.安全に配慮した作業や服装ができる。
2.旋盤の基本的工作作業ができる。
3.フライス盤の基本的工作作業ができる。
4.研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。
5.NC工作機械の基本的工作作業ができる。
6.板金作業ができる。
7.工具の正しい使用ができる。
8.エンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,7安全に配慮した作業や服装ができる。 工具の正しい使用ができる。 教員の指示のもと、安全に配慮した作業や服装ができる。 教員の指示のもと、工具の正しい使用ができる。 安全に配慮した作業や服装ができない。 工具の正しい使用ができない。
評価項目2旋盤の基本的工作作業ができる。 教員の指示のもと、旋盤の基本的工作作業ができる。 旋盤の基本的工作作業ができない。
評価項目3フライス盤の基本的工作作業ができる。 教員の指示のもと、フライス盤の基本的工作作業ができる。フライス盤の基本的工作作業ができない。
評価項目4研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。 教員の指示のもと、研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。 研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができない。
評価項目5NC工作機械の基本的工作作業ができる。 教員の指示のもと、NC工作機械の基本的工作作業ができる。 NC工作機械の基本的工作作業ができない。
評価項目6板金作業ができる。 教員の指示のもと、板金作業ができる。 板金作業ができない。
評価項目8エンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。 基本的なエンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。エンジンの部品,構造,仕組みを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
実践的な技術および理論の習得を目指して,各種工作機械を用いたものづくりに取り組む。
実習作業を通して災害防止や安全作業の心得,技術者としての習慣の体得,課題解決能力の向上を目指す。
また,エンジンの分解組立を通して,機械工学に関する基礎学力と専門知識の充実を図る。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習】各工程終了時にレポートを提出すること。
【関連科目】 機械工作法,工作機械,機構学,機械設計製図II
注意点:
危険防止のため,作業服および作業帽を必ず身に付けること(作業によっては保護メガネを着用すること)。
スケジュールに示した各工程(ショップ)を班ごとにローテーションして学ぶ。
班分けや日程の詳細は,講義初日に説明する。
前期後期ともにそれぞれ1回以上の学外見学を予定している。
【評価方法・評価基準】
前期末:技術習得状況(70%),レポート(30%)
学年末:実習工場工程での技術習得状況およびレポート(85%),リバースエンジニアリング工程での技術習得状況およびレポート(15%)で評価する。
成績の評価基準として50点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 安全教育
2週 普通旋盤(1) 超硬バイトを使用した外周切削 旋盤の基本的工作作業ができる。
3週 普通旋盤(2) バイトによる雄ねじ切り 旋盤の基本的工作作業ができる。
4週 学外見学①
5週 普通旋盤(3) 内径切削と切断・シリンダゲージ測定 旋盤の基本的工作作業ができる。
6週 普通旋盤(4) はめあいと精密内径仕上げ 旋盤の基本的工作作業ができる。
7週 フライス盤(1) 基本作業の確認 フライス盤の基本的工作作業ができる。
8週 フライス盤(2) マイクロメータスタンドの部品加工① フライス盤の基本的工作作業ができる。
2ndQ
9週 フライス盤(3) マイクロメータスタンドの部品加工② フライス盤の基本的工作作業ができる。
10週 フライス盤(4) マイクロメータスタンドの部品加工③ フライス盤の基本的工作作業ができる。
11週 学外見学②
12週 ホブ盤・研削盤(1) 平面研削盤作業 研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。
13週 ホブ盤・研削盤(2) 円筒研削盤作業 研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。
14週 ホブ盤・研削盤(3) 平歯車加工① 研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。
15週 前期の復習
16週
後期
3rdQ
1週 ホブ盤・研削盤(4) 平歯車加工② 研削盤およびホブ盤の基本的工作作業ができる。
2週 マシニングセンター・鋳造(1) 概要説明とプログラム方法 NC工作機械の基本的工作作業ができる。
3週 マシニングセンター・鋳造(2) プログラム作成 NC工作機械の基本的工作作業ができる。
4週 マシニングセンター・鋳造(3) 運転操作 NC工作機械の基本的工作作業ができる。
5週 マシニングセンター・鋳造(4) 鋳造 NC工作機械の基本的工作作業ができる。
6週 学外見学③
7週 板金(1) 板金作業の基本 板金作業ができる。
8週 板金(2) 板金作業の応用① 板金作業ができる。
4thQ
9週 板金(3) 板金作業の応用② 板金作業ができる。
10週 板金(4) 板金作業の応用③ 板金作業ができる。
11週 リバース・エンジニアリング(1) 概要説明・基本操作 エンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。
12週 リバース・エンジニアリング(2) エンジンの分解・組立① エンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。
13週 リバース・エンジニアリング(3) エンジンの分解・組立② エンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。
14週 リバース・エンジニアリング(4) エンジンの分解・組立③ エンジンの部品,構造,仕組みを理解できる。
15週 機械実習Ⅱの復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000