法と社会秩序

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 法と社会秩序
科目番号 16140 科目区分 一般 / 選択
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『基礎から学べる会社法』【第3版】(弘文堂、2014年) 教材等:最新の六法
担当教員 永江 亘

到達目標

1.会社が社会全体の中でどのような意義を有しているかを理解する。
2.会社を取り巻く利害関係人には、どのような者がおり、どのような利害を有しているかについて理解する。
3.会社を取り巻く利害関係人の利害調整を法律がどのように行っているかを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1会社が社会全体の中でどのような意義を有しているかを正しく理解する。 会社が社会全体の中でどのような意義を有しているかを理解する。 会社が社会全体の中でどのような意義を有しているかを理解していない。
到達目標 項目2会社を取り巻く利害関係人には、どのような者がおり、どのような利害を有しているかについて正しく理解する。 会社を取り巻く利害関係人には、どのような者がおり、どのような利害を有しているかについて理解する。 会社を取り巻く利害関係人には、どのような者がおり、どのような利害を有しているかについて理解していない。
到達目標 項目3会社を取り巻く利害関係人の利害調整を法律がどのように行っているかを正しく理解する。 会社を取り巻く利害関係人の利害調整を法律がどのように行っているかを理解する。 会社を取り巻く利害関係人の利害調整を法律がどのように行っているかを理解していない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム C1 説明 閉じる

教育方法等

概要:

多くの者は、何らかの組織に属して社会経済生活を営んでいる。その中で、「会社」という存在は、組織の数・所属員数共に我が国でも主要な地位を占めており、大きな影響力を持っている。この授業では、とりわけ株式会社を題材に、これを取り巻く利害関係人がどのような利害を持っているのか、そして法律はどのような利益分配の在り方を予定しているかについて、基礎的な知識・学力を習得する。これを基礎に、社会生活の中での会社の意義について理解を深め、国際的な会社の在り方など、多面的な視点で組織における利益分配の在り方について理解することを目標とする。以上を通じ、幅広い視点から自分を理解し、社会や環境に配慮できるようになることをめざす。
授業の進め方・方法:
関連科目:現代社会
注意点:
 法律を学習することが難しく感じる背景には、“言葉が難しい”とか、“状況がわかりにくい”という問題があります。しかし、法律学の問題も、自然科学と同様に、実態を捉え、分析し、問題の所在を明らかにした上で解決方法を検討するというプロセスをたどる点では自然科学と類似する点が存在します。条文の構造がどうなっているかなど、基礎的な点も踏まえて、法律学を学んでいただくと共に、「会社」がどのような理屈でできているかを理解してもらうことに留意して授業を進めたいと思います。
 なお、日本経済新聞を購読することで、会社の情報を取得されることをお勧めします。
評価方法・評価基準
中間試験(50%)、期末試験(50%)を実施する。
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 イントロダクション
2週 会社法総論① 会社法総論について説明できる
3週 会社法総論② 会社法総論について説明できる
4週 会社の機関① 会社の機関について説明できる


5週 会社の機関② 会社の機関について説明できる
6週 会社の機関③ 会社の機関について説明できる
7週 株式制度① 株式制度について説明できる
8週 株式制度② 会社の機関について説明できる
4thQ
9週 資金調達① 資金調達について説明できる
10週 資金調達② 資金調達について説明できる
11週 組織再編① 組織再編について説明できる
12週 組織再編② 組織再編について説明できる
13週 組織再編③ 組織再編について説明できる
14週 計算 会社法に関わる計算ができる
15週 前期復習 会社法に関して概説することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000