基礎オーラルコミュニケーション

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 基礎オーラルコミュニケーション
科目番号 20071 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 David Martin『Talk a Lot, Book One』(EFL Press)
担当教員 リチャード カーティス

到達目標

1.基本的な英会話に必要な語彙や表現を身につける。
2.基本的な語句や文の聴き取りや発音ができる。
3.基本的な対話やアナウンス等を聴いて理解できる。
4.基本的な英作文ができる。
5.基本的なコミュニケーションがとれる。
6.基本的な表現を用いて自分の意見や感想を述べることができる。
7.異文化についての理解を深め,国際的な視点を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 1 基本的な語彙や表現を習得できる。基本的な語彙や表現を概ね習得できる。基本的な語彙や表現を習得することが困難である。
到達目標 2, 3 基本的な対話やアナウンス等を聴いて,その内容を理解できる。基本的な対話やアナウンス等を聴いて,その内容を概ね理解できる。基本的な対話やアナウンス等を聴いて,その内容を理解することが困難である。
到達目標 4辞書を用いて基本的な英作文ができる。教科書の例文などを参考にして基本的な英作文ができる。教科書の例文などを参考にしても基本的な英文作成を行うことが困難である。
到達目標 5自らの言葉で基本的なコミュニケーションがとれる。教科書の例文などを参考にしながら基本的なコミュニケーションがとれる。教科書の例文などを参考にしても基本的なコミュニケーションをとることが困難である。
到達目標 6基本的な表現を用いて自分の意見や感想を積極的に述べることができる。基本的な表現を用いて自分の意見や感想を述べることができる。自分の意見や感想を述べることが困難である。
到達目標 7自ら積極的に調べるとなどして異文化についての理解を深め,国際的な視点を身につけることができる。教科書に出てくる題材に関する異文化についての理解を深め,国際的な視点を身につけることができる。異文化についての理解を深め,国際的な視点を身につけることが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コミュニケーション能力を養うため,語彙力向上指導,聴き話す能力向上指導,英作文指導を行う。幅広い視点から自らの立場を理解するための異文化理解指導も含め,英語による自己表現の基礎学力となる総合的な英語力を養う。
授業の進め方・方法:
[事前事後学習など] 到達目標の達成度を確認するため,随時演習課題を与える。長期休暇時に自習課題を与える。
[関連科目]基礎英語Ⅰ,英語表現Ⅰ
【MCC対応】Ⅲ-B 英語, Ⅶ 汎用的技能, Ⅷ 態度・志向性(人間力), Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
このクラスでは,リスニング練習,発音練習,対話練習などのアクティビティを通して,英語コミュニケーション・スキルの習得を目指す。そのため,授業中の積極的なアクティビティへの参加が重要である。授業には必ず辞書を持ってくること。また,課題などの提出物にも積極的に取り組み,着実に提出すること。
[評価方法・評価基準]前期中間・前期末・後期中間・学年末の各試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末:中間試験(30%),期末試験(30%),課題・小テスト・英語活動への参加(40%)
後期末:中間試験(30%),学年末試験(30%),課題・小テスト・英語活動への参加(40%)
学年末:前期末と後期末の平均

テスト

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 HELP! Useful Language
Getting Started
Unit 1: Getting to know each other
授業で用いる表現が使える。自己紹介にかかわるやりとりができる。
2週 Unit 1: Getting to know each other, Unit 2: Talking about Interests 誕生日を述べることができる。自分の興味についてのやりとりができる。
3週 Unit 2: Talking about Interests さまざまな活動について自分の意見を述べることができる。またクラスメートの意見に賛成したり反対したりすることができる。
4週 Unit 3: Talking about Family 家族についてのやりとりができる。
5週 Unit 3: Talking about Family, Unit 4: Talking about People 親戚についてのやりとりができる。人の外見を描写することができる。
6週 Unit 4: Talking about People 人の外見についてのやりとりができる。
7週 まとめと復習 Unit 1からUnit 4で学んだ表現を用いてやりとりができる。学んできた発音の仕方に留意できる。
8週 Unit 5: Talking about Work 仕事についてのやりとりができる。
2ndQ
9週 Unit 5: Talking about Work, Unit 6: Talking about Past Experiences 時間を表現することができる。過去の経験について述べることができる。
10週 Unit 6: Talking about Past Experiences 過去の経験についてのやりとりができる。
11週 Unit 7: Talking about Sports スポーツについて簡単な説明をすることができる。
12週 Unit 7: Talking about Sports, Unit 8: Talking about other Countries スポーツについてのやりとりができる。外国について簡単な説明をすることができる。
13週 Unit 8: Talking about other Countries 外国についてのやりとりができる。
14週 まとめと復習 Unit 5からUnit 8で学んだ表現を用いてやりとりができる。学んできた発音の仕方に留意できる。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 Unit 9: Talking about Experiences 経験について述べることができる。
2週 Unit 9: Talking about Experiences, Unit 10: Talking about Places 経験にかかわるやりとりができる。モノなどの位置を説明することができる。
3週 Unit 10: Talking about Places 地図にもとづき道案内ができる。
4週 Unit 11: Travel English Part I: Traveling to Hawaii レストランの予約ができる。飛行機の予約ができる。
5週 Unit 11: Travel English Part I: Traveling to Hawaii, Unit 12: Talking about Japanese Things 飛行機の予約確認ができる。日本のモノ、場所について簡単な説明をすることができる。
6週 Unit 12: Talking about Japanese Things 日本の習慣について説明することができる。モノの価格にかかわるやりとりができる。
7週 まとめと復習 Unit 9からUnit 12で学んだ表現について、発音に留意しながら、やりとりができる。
8週 Unit 13: Talking about Future Events 未来のできごとについて述べることができる。
4thQ
9週 Unit 13: Talking about Future Events, Unit 14: Talking about School 未来のできごとに関するやりとりができる。学校について描写することができる。
10週 Unit 14: Talking about School 学校にかかわるやりとりができる。
11週 Unit 15: Travel English Part II: Traveling to Thailand 旅行の準備にかかわるやりとりができる。
12週 Unit 15: Travel English Part II: Traveling to Thailand, Unit 16: Talking about Sickness & Health 買い物にかかわるやりとりができる。体の部位を描写できる。
13週 Unit 16: Talking about Sickness & Health 体調にかかわるやりとりができる。
14週 まとめと復習 Unit 13からUnit 16で学んだ表現を用いてやりとりができる。発音に留意できる。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1

評価割合

試験課題・小テスト等合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000