基礎英語I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 基礎英語I
科目番号 20072 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 吉田晴世, Mark Petersen 他『FLEX ENGLISH COMMUNICATION I』(増進堂)/岩村圭南『改訂版 英語の正しい発音の仕方(基礎編)』(研究社)
担当教員 川畠 嘉美

到達目標

1. 綴り字と発音の関係性が分かる。
2. 基礎的な語彙の意味や発音,アクセントが分かる。
3. 基礎的な熟語や慣用表現,構文の意味を理解できる。
4. 基礎的な動詞の用法が理解できる。
5. 基礎的な英文の主語(主部)と述語(述部)を正しくとらえることができる。
6. 長文におけるパラグラフごとの意図や主旨をつかむことができる。
7. 英語多読に意欲的に取り組むことができる。
8. 授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。
9. 授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1綴り字と発音の関係性が分かり, 綴り字と音声を結びつけることができる。綴り字と発音の関係性が分かる。綴り字と音声を結びつけることが困難である。
評価項目2基礎的な語彙の意味や発音,アクセントが辞書等を参考にしなくても理解できる。基礎的な語彙の意味や発音,アクセントを辞書等を参考にして理解できる。基礎的な語彙の意味や発音,アクセントを理解するのが困難である。
評価項目3基礎的な熟語や慣用表現,構文の意味を理解し,応用できる。基礎的な熟語や慣用表現,構文の意味を理解できる。基礎的な熟語や慣用表現,構文の意味を理解するのが困難である。
評価項目4基礎的な動詞の用法を理解し,応用できる。基礎的な動詞の用法が理解できる。基礎的な動詞の用法を理解するのが困難である。
評価項目5基礎的な英文の主語(主部)と述語(述部)を正しくとらえることができる。 基礎的な英文の主語(主部)と述語(述部)を概ね正しくとらえることができる。 基礎的な英文の主語(主部)と述語(述部)をとらえることが困難である。
評価項目6長文におけるパラグラフごとの意図や主旨をつかむことができる。説明を受ければ,長文におけるパラグラフごとの意図や主旨をつかむことができる。長文におけるパラグラフごとの意図や主旨をつかむことが困難である。
評価項目7英語多読に意欲的に取り組むことができる。英語多読に取り組むことができる。英語多読に取り組むことができない。
評価項目8自ら積極的に調べ,授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。授業で取り上げる話題の背景知識を理解することが困難である。
評価項目9自ら積極的に調べ,授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では「読む・聞く・話す・書く」という語学の4技能を総合的に習得させることを大きな目標とし,その中でも特に「読む」能力を養うことに重点を置く。一方では丁寧に英文を読み進め, 他方では多くの英文にふれることにより,文の流れのなかで語彙やその使われ方をつかみ,英語の構造や特色を理解していく。そのような取り組みを通して基礎的な文法知識を蓄え,それらを応用する力を身につけて英語の資格試験を含むさまざまな英文に対応できる能力を培う。また,授業で扱われる話題や語学そのものを通して複眼的な視点から社会と環境に配慮する世界観・人生観を確立し,自分自身の意見を伝える力や他者との対話力を磨いていく。
授業の進め方・方法:
長期休業中に自習課題を与える。
英語多読活動への取り組みを課題の一部として位置づける。
注意点:
予習では疑問点や不明点, 判断に迷う点を明確にし,可能な範囲で調べておくこと。
予習で見つけた疑問点や不明点, 判断に迷う点を解決できるよう積極的に授業に取り組むこと。
授業時には辞書を持参すること。
多くの英文にふれることで英文の仕組みが分かり,語彙の定着も進むので,多読多聴図書(図書館蔵)を積極的に利用すること。授業でも随時,多読活動の機会を与える。
授業の一環として実力試験TOEIC Bridge IPを実施する。
【評価方法・評価基準】
前期中間・前期末・後期中間・学年末の各試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末:期末試験(50%), 課題・小テスト(50%)
後期末:中間試験(40%), 期末試験(40%), 課題・実力試験(20%)
学年末:前期末と後期末の平均

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入,ことばについて,日本語と英語, 英語多読多聴図書の紹介, フォニックスについての説明。 ことばの役割を知る。さまざまな観点から英語と日本語を比較し,各言語の特徴をつかむ。英語多読多聴図書の活用法を知り,実際に多読多聴活動に取り組む。英語の綴り字と音声の関係について学ぶ。
2週 Lesson3 It's Always Sunny in Space! Part1の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
3週 Lesson3 It's Always Sunny in Space! Part2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
4週 Lesson3 It's Always Sunny in Space! Part3の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
5週 Lesson3 It's Always Sunny in Space! Part4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
6週 Lesson3 It's Always Sunny in Space! Lesson3で学んだ内容に関連する英語表現を使って活動を行う。
7週 まとめと復習 Lesson3の振り返りを行う。
8週 Lesson7 Virtual Water Part1の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
2ndQ
9週 Lesson7 Virtual Water Part1-2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
10週 Lesson7 Virtual Water Part2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
11週 Lesson7 Virtual Water Part3の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
12週 Lesson7 Virtual Water Part3-4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
13週 Lesson7 Virtual Water Part3-4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。Lesson7で学んだ内容に関連する英語表現を使って活動を行う。
14週 まとめと復習 Lesson7の振り返りを行う。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson8 Wearable Robots May Change Our Life Part1の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
2週 Lesson8 Wearable Robots May Change Our Life Part1-2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
3週 Lesson8 Wearable Robots May Change Our Life Part2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
4週 Lesson8 Wearable Robots May Change Our Life Part3の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
5週 Lesson8 Wearable Robots May Change Our Life Part3-4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
6週 Lesson8 Wearable Robots May Change Our Life Part4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。Lesson8で学んだ内容に関連する英語表現を使って活動を行う。
7週 まとめと復習 Lesson8の振り返りを行う。
8週 Lesson9 Biomimicry − Inspired by Nature Part1の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
4thQ
9週 Lesson9 Biomimicry − Inspired by Nature Part1-2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
10週 Lesson9 Biomimicry − Inspired by Nature Part2の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
11週 Lesson9 Biomimicry − Inspired by Nature Part3の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
12週 Lesson9 Biomimicry − Inspired by Nature Part3-4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。
13週 Lesson9 Biomimicry − Inspired by Nature Part4の表現について理解を深め,内容や要点をふまえて聴解や音読ができる。Lesson8で学んだ内容に関連する英語表現を使って活動を行う。
14週 まとめと復習 Lesson8の振り返りを行う。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1前1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。1
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。1
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。1
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1

評価割合

試験課題・実力試験合計
総合評価割合6535100
基礎的能力6535100
専門的能力000
分野横断的能力000