工業英語

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工業英語
科目番号 20137 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 中山裕木子「技術英語の基本を学ぶ例文300 : エンジニア・ 研究者・技術翻訳者のための」研究社(ISBN978-4-3274-3096-2)
担当教員 長谷川 雅人

到達目標

1. 基本的な技術英単語、熟語を読み書きできる。
2. 主語と述語を把握し、技術英文が理解できる。
3. 自分の卒業研究のテーマ、内容を英語で理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1技術・工業系英文誌に頻出する技術英単語,熟語を読み書きできる.技術・工業系英文誌に頻出する技術英単語,熟語をおおむね読み書きできる.技術・工業系英文誌に頻出する技術英単語,熟語を読み書きすることが困難である.
到達目標 項目2基礎的な文法を理解し,技術英語で書かれた文章を理解できる.基礎的な文法を理解し,技術英語で書かれた文章をおおむね理解できる.技術英語で書かれた文章を理解することが困難である.
到達目標 項目3自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.自分の卒業研究の内容を技術英単語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.自分の卒業研究の内容を英語を用いて説明することが困難である.

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 4 説明 閉じる
創造工学プログラム C2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術立国の日本では、技術者は国際共通語としての英語の知識を身につけることは必要不可欠である。本講義では、英語の文献、図面、仕様書、装置マニュアル等の読み方の基本を身につけるとともに、技術英語に多用される語彙の学習、卒業研究に必要な参考論文の読解・要約、卒業研究報告書の英文アブストラクトを作成できる程度の英語力を習得する。また、本授業を通じて、国際社会と環境に対して幅広い視点から考察する能力及び国際的センスを持つことができる。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】
技術英語に多用される語彙の学習
卒業研究の参考論文の読解や要約
卒業研究報告書の英文題目やアブストラクトの作成
【関連科目】
基礎英語,英語表現,総合英語,英語講読,卒業研究
【MCC対応】Ⅶ 汎用的技能
注意点:
【他履修上の注意事項や学習上の助言】
随時、語彙その他についての課題を提示する。
授業には辞書(電子辞書も可)を持参すること。
【評価方法・評価基準】
①前期末成績:前期中間試験(35%)、前期末試験(35%)、課題(30%)の割合で評価する。
②学年末成績:後期の成績を後期中間試験(35%)、学年末試験(35%)、課題(30%)の割合で評価し、学年末成績は、前期50%、後期50%の通年評価結果とする。
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 技術英語の重要性,英文資料の読解・記述について 技術者としての英語の重要性を理解するとともに、卒業研究における英文資料の重要性を理解する。
2週 SVO・SV 主語・動詞および目的語(動作の対象)からなる英文について理解し、作文することができる。
3週 SVC be動詞やremainなどの動詞を用いたSVC型の英文について理解し、作文することができる。
4週 万能動詞・他動詞 have・useなどの動詞やその他の動詞を効果的に用いた英文について理解し、作文することができる。
5週 時制 英文における時制について理解し、作文することができる。
6週 受け身 技術英文における受け身の用い方について理解し、作文することができる。
7週 数と冠詞 名詞に関する数・冠詞の考え方について理解し、作文することができる。
8週 助動詞・命令文 助動詞の意味や動作支持の命令文について理解し、作文することができる。
2ndQ
9週 前置詞 前置詞の意味や使い方を理解し、作文することができる。
10週 分詞・関係代名詞 分詞や関係代名詞の使い方を理解し、作文することができる。
11週 to 不定詞・副詞 to 不定詞・副詞詞の使い方を理解し、作文することができる。
12週 比較 比較の表現方法を理解し、作文することができる。
13週 略語・句読点・その他記号 略語・句読点・その他記号の表現方法を理解し、作文することができる。
14週 長文 より長い文について,複文構造・文の接続,対比などの表現方法を理解し、作文することができる。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 英語論文読解1-1 卒業研究に関連した英語論文を調査することができる。
2週 英語論文読解1-2 卒業研究に関連した英語論文を読解し、内容をまとめることができる。
3週 英語論文読解1-3 卒業研究に関連した英語論文を読解し、内容をまとめることができる。
4週 英語論文読解1-4 卒業研究に関連した英語論文を読解し、内容をまとめることができる。
5週 英語論文読解2-1 卒業研究に関連した英語論文を調査することができる。
6週 英語論文読解2-2 卒業研究に関連した英語論文を読解し、内容をまとめることができる。
7週 英語論文読解2-3 卒業研究に関連した英語論文を読解し、内容をまとめることができる。
8週 英語論文読解2-4 卒業研究に関連した英語論文を読解し、内容をまとめることができる。
4thQ
9週 卒研内容のアブストラクト作成1 自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.
10週 卒研内容のアブストラクト作成2 自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.
11週 卒研内容のアブストラクト作成3 自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.
12週 卒研内容のアブストラクト作成4 自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.
13週 卒研内容のアブストラクト作成5 自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.
14週 卒研内容のアブストラクト作成6 自分の卒業研究の内容を技術英単語および熟語を用い,簡潔に分かり易く文章にまとめることができる.
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3

評価割合

試験小テスト・課題・発表合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000