機械創造演習

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械創造演習
科目番号 20140 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習・実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材
担当教員 藤岡 潤,倉部 洋平,穴田 賢二,寺本 裕志

到達目標

1.与えられた課題と条件を理解できる。
2.グループ構成員と意見を交換しながら、プロジェクトを進行できる。
3.グループ内での自分の役割を理解し、行動することができる。
4.他者に自分の考えを伝えるために、適切な資料を作成し説明できる。
5.問題点を明らかにし、論理的な方法で解決することができる。
6.機械工学、メカトロニクスの知識を活用し、装置およびシステムの設計、製作ができる。
7.安全に留意し、装置、システムの製作ができる。
8.スケジュールを適切に管理し、プロジェクトを進行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1与えられた課題と条件を深く理解できる与えられた課題と条件を理解できる与えられた課題と条件を理解できない
到達目標 項目2グループ構成員と意見を交換しながら、プロジェクトをまとめることができるグループ構成員と意見を交換しながら、プロジェクトを進行できるグループ構成員と意見を交換しながら、プロジェクトを進行できない
到達目標 項目3グループ内の役割を理解し、行動を指揮することができるグループ内での自分の役割を理解し、行動することができるグループ内での自分の役割を理解し、行動することができない
到達目標 項目4他者に自分の考えを伝えるために,適切な資料を作成し説明できる他者に自分の考えを伝えることができる他者に自分の考えを伝えることができない
到達目標 項目5問題点を明らかにし、論理的な方法で解決することができる問題点を明らかにすることができる問題点を明らかにすることができない
到達目標 項目6機械工学の知識を活用し、装置やシステムの設計、製作ができる機械工学の知識を活用した、装置やシステムの設計、製作について理解できる機械工学の知識を活用した、装置やシステムの設計、製作について理解できない
到達目標 項目7安全に留意し、装置、システムの製作ができる安全に留意した、装置、システムの製作について理解できる安全に留意した、装置、システムの製作について理解できない
到達目標 項目8スケジュールを適切に管理し、プロジェクトを進行できるスケジュールを管理し、プロジェクトの進行ができるスケジュールを管理し、プロジェクトを進行できない

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
PBLを通じて,機械工学やメカトロニクスに関する基礎的な知識・技術を応用する.
創造性を発揮しながらグループで課題を探求し,能動的に問題を発見し解決する能力を養うことを目的とする.
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】
実習工場で作業できる時間は限られているため、時間を有効活用できるよう授業時間外に事前の準備と段取りをする必要がある。
制御システムの構築に組込みシステムを利用するため、事前学習を行う。
【関連科目】機械工学科目全般(特に基礎的な力学科目、設計製図、機械要素、機械工作、メカトロニクスなど)
【MCC対応】Ⅵ-A 機械系分野(実験・実習能力)、Ⅶ 汎用的技能、Ⅷ 態度・志向性(人間力)、Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
機械加工作業があるため,既定の実習服で受講すること.
【評価方法・評価基準】
設計検討会(20%)、試技会(20%)、レポート(15%)、活動評価(25%)、成果物(20%)により評価する。
成績の評価基準として50点以上を合格とする。

テスト

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概要説明 与えられた課題と条件を理解するとともに、スケジュールを適切に管理し、プロジェクトを進行できる。
2週 機構・システム設計企画(1) グループ構成員と意見を交換しながら、グループ内での自分の役割を理解し、行動することができる。
3週 設計企画(2)[設計検討会] グループ構成員と意見を交換しながら、グループ内での自分の役割を理解し、行動することができる。
4週 システム設計(1) 機械工学、メカトロニクスの知識を活用し、装置およびシステムの設計、製作ができる。
5週 システム製作(1) 機械工学、メカトロニクスの知識を活用し、装置およびシステムの設計、製作ができる。
6週 機構設計(1) 機械工学、メカトロニクスの知識を活用し、装置およびシステムの設計、製作ができる。
7週 機構設計(2) 機械工学、メカトロニクスの知識を活用し、装置およびシステムの設計、製作ができる。
8週 機構設計(3) 機械工学、メカトロニクスの知識を活用し、装置およびシステムの設計、製作ができる。
4thQ
9週 機構製作(1) 安全に留意し、装置、システムの製作ができる。
10週 機構製作(2) 安全に留意し、装置、システムの製作ができる。
11週 機構製作(3) 安全に留意し、装置、システムの製作ができる。
12週 機構製作(4) 安全に留意し、装置、システムの製作ができる。
13週 調整(1)[試技会] 問題点を明らかにし、論理的な方法で解決することができる。
14週 調整(2) 問題点を明らかにし、論理的な方法で解決することができる。
15週 成果発表[競技会] 他者に自分の考えを伝えるために、適切な資料を作成し説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。2
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。2
合意形成のために会話を成立させることができる。2
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。2
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。2

評価割合

発表レポート活動評価成果物合計
総合評価割合40152520100
基礎的能力2000020
専門的能力2015252080
分野横断的能力00000