代数・幾何ＩＩ

科目基礎情報

学校	石川工業高等専門学校	開講年度	平成29年度 (2017年度)
授業科目	代数・幾何ＩＩ
科目番号	15430	科目区分	一般 / 必修
授業形態		単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	電気工学科	対象学年	3
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	「高専テキストシリーズ　線形代数」（森北出版）／「高専テキストシリーズ　線形代数　問題集」（森北出版）
担当教員	森田 健二

到達目標

1.線形変換の定義を理解し，説明できる。
2.合成変換の定義を理解し，説明できる。
3.逆変換の定義を理解し，説明できる。
4.直交行列を理解し，応用できる。
5.固有値や固有ベクトルを求めることができる。
6.行列の対角化ができる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
到達目標 項目1	線形変換の計算ができる。	線形変換の簡単な計算ができる。	線形変換の計算ができない。
到達目標 項目2	合成変換の計算ができる。	合成変換の簡単な計算ができる。	合成変換の計算ができない。
到達目標 項目3	逆変換の計算ができる。	逆変換の簡単な計算ができる。	逆変換の計算ができない。
到達目標 項目4	直交行列の計算ができる。	直交行列の簡単な計算ができる。	直交行列の計算ができない。
到達目標 項目5	固有値や固有ベクトルの計算ができる。	固有値や固有ベクトルの簡単な計算ができる。	固有値や固有ベクトルの計算ができない。
到達目標 項目6	行列の対角化ができる。	簡単な行列の対角化ができる。	行列の対角化ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 （基礎学力と専門的知識）

本科学習目標 2 （課題の解決）

教育方法等

概要:

行列は多くの分野で使われている。行列によって線形変換を表現することを学びながら，行列の計算を様々な課題の解決に役立てることができるように，固有値や固有ベクトルも学習する。線形変換や固有値・固有ベクトルの学習を通して，線形代数学の基礎学力を養う。

授業の進め方・方法:

【事前事後学習など】到達目標の達成度を確認するため，随時演習課題を与えることがある。必要に応じて，レポート課題を与え，小試験を行うことがある。
【関連科目】基礎数学Ｂ，解析学Ｉ，代数・幾何Ｉ

注意点:

【評価方法・評価基準】前期中間試験，前期末試験を実施する。成績の評価基準として５０点以上を合格とする。
成績評価方法：定期試験の総合的評価（７０％），課題・小試験・レポート（３０％）
※注意：受講態度や学習への取り組み方の評価は，講義に集中しなかった場合や他の学生に迷惑を掛けた場合に減点することがある。
【その他履修上の注意事項や学習上の助言】授業中の学習に真剣に取り組むことと，日頃の予習・復習が非常に大切である。定期試験時には十分に勉強し受験すること。課題のレポートなどは必ず提出すること。
【専門科目との関連】■数値計算

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	線形変換とその表現行列（１）
		2週	線形変換とその表現行列（２）
		3週	いろいろな線形変換
		4週	合成変換と逆変換（１）
		5週	合成変換と逆変換（２）
		6週	直交行列と直交変換（１）
		7週	直交行列と直交変換（２）
		8週	固有値と固有ベクトル（１）
	2ndQ
		9週	固有値と固有ベクトル（２）
		10週	行列の対角化（１）
		11週	行列の対角化（２）
		12週	行列の対角化（３）
		13週	対称行列の対角化（１）
		14週	対称行列の対角化（２）
		15週	前期復習
		16週

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	70	0	0	0	30	0	100
基礎的能力	70	0	0	0	30	0	100
専門的能力	0	0	0	0	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0