確率・統計I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 確率・統計I
科目番号 16270 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新井 一道 他5名 「新訂 確率統計」(大日本図書)
担当教員 勝見 昌明

到達目標

1.確率の意味が理解でき,具体的な事象の確率が計算できる。
2.1変数のデータの平均,分散,標準偏差が計算できる。
3.確率変数とその分布,平均,分散,標準偏差の意味が理解でき,それらに関する計算ができる。
4.正規分布の意味が理解でき,正規分布表を使って必要な計算ができる。
5.二項分布のポアソン近似,正規近似が理解でき,その計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1具体的な事象の確率が計算できる。 具体的な事象の簡単な確率が計算できる。 具体的な事象の確率が計算できない。
到達目標 項目21変数のデータの平均,分散,標準偏差が計算できる。 簡単な1変数のデータの平均,分散,標準偏差が計算できる。 1変数のデータの平均,分散,標準偏差が計算できない。
到達目標 項目3確率変数とその分布,平均,分散,標準偏差の計算ができる。確率変数とその分布,平均,分散,標準偏差の簡単な計算ができる。確率変数とその分布,平均,分散,標準偏差の計算ができない。
到達目標 項目4正規分布表を使って計算ができる。 正規分布表を使って簡単な計算ができる。正規分布表を使って計算ができない。
到達目標 項目5二項分布のポアソン近似,正規近似の計算ができる。二項分布のポアソン近似,正規近似の簡単な計算ができる。二項分布のポアソン近似,正規近似の計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
偶然に支配される現象を数学的に捉える方法を確立することは,確率論と統計学の主要な使命である。このような方法が工学に限らず様々な分野で多用され,極めて重要であることは云うまでもない。この授業では,確率の基本とデータの整理における基礎学力を身につけ,さまざまな工学的な課題の解決方法と数学による理論的解析能力を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】目標達成のため必要に応じてレポート課題を与え,小テストを行う。
【関連科目】3年次までの数学
注意点:
【評価方法・評価基準】後期中間試験,学年末試験を実施する。
定期試験を最重視する。(70%)
講義時間内に行う小テスト・レポート(30%)を加味して総合的に判断する。
成績の評価基準として60点以上を合格とする。
【その他履修上の注意事項や学習上の助言】カリキュラム上の繰り返し学習がないので,既習の確率・統計Ⅰの復習も意識的に行うこと。
小テストは必ず受け,課題のレポートは必ず提出すること。
試験や小テストは十分準備して受けること。
授業,試験では電卓を持参すること。
授業中行う演習はノートにまとめること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 確率の定義
2週 確率の基本性質
3週 条件付き確率,ベイズの定理
4週 反復試行の確率
5週 1次元のデータⅠ:度数分布,代表値
6週 1次元のデータⅡ:散布度
7週 問題演習
8週 離散型確率分布
4thQ
9週 二項分布
10週 ポアソン分布
11週 連続型確率分布
12週 正規分布
13週 二項分布と正規分布の関係
14週 二次元分布(離散型)
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000