情報ネットワーク工学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報ネットワーク工学
科目番号 16590 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 宮保憲治,田窪昭夫,武川直樹,八槇博史 共著 「ネットワーク技術の基礎 第2版」 森北出版
担当教員 徳井 直樹

到達目標

1.ネットワーク技術の概要について説明できる
2.ディジタル伝送技術について説明できる
3.ディジタル変調について説明できる
4.通信プロトコルについて説明できる
5.データ通信とインターネットについて説明できる
6.画像信号のディジタル化について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1,2,3ディジタル変調を理解し,具体例を使って説明できる。ディジタル変調を理解し,説明できる。ディジタル変調を理解することが困難である。
到達目標 項目4,5データ通信について理解し,具体例を使って説明できる。データ通信について理解し,説明できる。データ通信について理解し,説明できる。
到達目標 項目6画像信号について理解し,具体例を使って説明できる。画像信号について理解し,説明できる。画像信号について理解し,説明できる。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(電気電子工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会を支える工学技術の一つに,情報ネットワークがある。その中で、マルチメディア情報技術と画像符号化技術に焦点を当てて学習する。マルチメディア情報技術では、ディジタル伝送方式やモバイル通信について学ぶ。画像符号化では圧縮技術について学ぶ。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】理解を深めるために演習や宿題を課す。
注意点:
・毎回の授業でその内容を理解するように努力することが最も重要。さらに,演習問題や復習によりその週に習ったことを整理・理解する。
・それぞれの定期試験について,希望する者には追試験を行う。ただし,それぞれの定期試験と追試験の平均点をその定期試験の評価とする。
【評価方法・成績基準】
前期成績:中間試験(40%),期末試験(40%),演習,宿題など(20%)を総合的に評価する。
後期成績:中間試験(40%),期末試験(40%),演習,宿題など(20%)を総合的に評価する。
総合成績=(前期成績+後期成績)/2
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ネットワーク技術の概要 ネットワーク技術の概要について説明できる。
2週 マルチメディア情報 マルチメディア情報の表現と符号化について説明できる。
3週 ディジタル伝送技術(1) ディジタル伝送技術の基礎について理解できる。
4週 ディジタル伝送技術(2) ディジタル伝送技術について説明できる。
5週 ディジタル交換技術 ディジタル交換技術について理解できる。
6週 モバイル通信(1) モバイル通信について理解できる。
7週 モバイル通信(2) モバイル通信について説明できる。
8週 OFDMの原理 OFDMの原理について理解できる。
2ndQ
9週 OFDMの通信方式 OFDMの通信方式について理解できる。
10週 スペクトル拡散方式(1) スペクトル拡散方式について理解できる。
11週 スペクトル拡散方式(2) スペクトル拡散方式の応用について理解できる。
12週 通信プロトコル(1) 通信プロトコルついて理解できる。
13週 通信プロトコル(2) 通信プロトコルついて説明できる,
14週 アクセスネットワーク アクセスネットワークについて理解できる。
15週 前期復習 前期の学習内容の復習
16週
後期
3rdQ
1週 ローカルエリアネットワーク ローカルエリアネットワークについて理解できる。
2週 TCP/IP(1) TCP/IPについて理解できる。
3週 TCP/IP(2) TCP/IPについて説明できる。
4週 ルーティング技術 ルーティング技術について理解できる。
5週 マルチメディア情報ネットワーク(1) マルチメディア情報ネットワークについて理解できる。
6週 マルチメディア情報ネットワーク(2) マルチメディア情報ネットワークについて説明できる。
7週 ネットワークセキュリティ ネットワークセキュリティ について理解できる。
8週 ネットワーク技術(1) ネットワーク技術の今後について理解できる。
4thQ
9週 ネットワーク技術(2) ネットワーク技術の今後について説明できる。。
10週 静止画の符号化技術(1) 静止画の符号化技術について理解できる。
11週 静止画の符号化技術(2) 静止画の符号化技術について説明できる。
12週 動画の符号化技術(1) 動画の符号化技術について理解できる。
13週 動画の符号化技術(2) 動画の符号化技術について説明できる。
14週 画像符号化と国際標準化 画像符号化と国際標準化について理解できる。
15週 後期復習 後期の学習内容の復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000