ディジタル信号処理

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ディジタル信号処理
科目番号 16600 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 貴家仁志「ディジタル信号処理」オーム社
担当教員 徳井 直樹

到達目標

1.アナログ信号とディジタル信号の違いを説明できる
2.離散時間信号を処理するシステムが説明できる
3.Z変換を使った計算ができる
4.伝達関数について説明できる
5.サンプリング定理について説明できる
6.離散フーリエ変換について説明できる
7.離散コサイン変換について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1,2離散時間信号について理解し,具体例を使って説明できる。離散時間信号について理解し,使って説明できる。離散時間信号について理解することが困難である。
到達目標 項目3,4伝達関数について理解し,具体例を使って説明できる。伝達関数について理解し,説明できる。伝達関数について理解することが困難である。
到達目標 項目5,6,7周波数変換について理解し,具体例を使って説明できる。周波数変換について理解し,説明できる。周波数変換について理解することが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(電気電子工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
信号処理は産業界のマルチメディアへの期待と共に,極めて広範囲の分野のおいて必須な技術となっている。
この授業では,信号処理に必要な基礎学力を身につけ,工学的な課題の解決方法を習得し,幅広い視点から自らの立場を理解し,社会や環境に配慮できる技術を習得することを養う。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】授業中,随時演習時間をもうける。また,小テストなどによって,理解度を確認する。
注意点:
・章末問題を自力で解けるようになって試験にのぞむこと。
・授業中とテスト直前の学習のみでなく,平常時の予習・復習が大切です。
・それぞれの定期試験について,希望する者には追試験を行う。ただし,それぞれの定期試験と追試験の平均点をその定期試験の評価とする。
【評価方法・成績基準】
総合成績は,中間試験(実施しない),期末試験(80%),小テストや演習(20%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 アナログ信号とディジタル信号 アナログ信号とディジタル信号の違いについて説明できる。
2週 信号処理システム(1) 信号処理システムの構成について説明できる。
3週 信号処理システム(2) 信号処理システムの構成を式を使って説明できる。
4週 信号処理システム(3) 信号処理システムの構成を図を使って説明できる。
5週 z変換と伝達関数(1) z変換について説明できる。
6週 z変換と伝達関数(2) z変換と伝達関数の関係を説明できる。
7週 z変換と伝達関数(3) z変換と伝達関数の関係を図を使って説明できる。
8週 周波数解析とサンプリング定理(1) 周波数解析とサンプリング定理について説明できる。
2ndQ
9週 周波数解析とサンプリング定理(2) 離散時間フーリエ級数について説明できる。
10週 周波数解析とサンプリング定理(3) 離散時間フーリエ変換について説明できる。
11週 離散フーリエ変換(1) 離散フーリエ変換と離散時間フーリエ級数について説明できる。
12週 離散フーリエ変換(2) 離散フーリエ変換と離散時間フーリエ変換について説明できる。
13週 離散フーリエ変換(3) 離散フーリエ変換と高速フーリエ変換について説明できる。
14週 離散コサイン変換 離散コサイン変換について説明できる。
15週 前期復習 前期の学習内容について復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストなど合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000