光電子工学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 光電子工学
科目番号 16770 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 西原 浩、裏 升吾「光エレクトロニクス入門(改訂版)」コロナ社
担当教員 瀬戸 悟

到達目標

1.光の基本的性質を理解し説明できる。
2.光と物質の相互作用を理解し説明できる。
3.レーザの発振原理を理解し説明できる。
4.代表的なレーザの動作を理解し説明できる。
5.光計測の方法を理解し説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 項目1,2光の性質を理解して説明でき、光と物質の相互施用を説明できる。光の性質を理解して説明でき、光と物質の相互施用をある程度説明できる。光の性質を理解して説明することが困難で、光と物質の相互施用を説明できない。
評価項目2 項目3,4レーザの発振原理を理解し、代表的なレーザーの動作原理を説明できる。レーザの発振原理をある程度理解し、代表的なレーザーの動作原理を説明できる。レーザの発振原理を理解することが困難で、代表的なレーザーの動作原理を説明できない。
評価項目 項目5光検出器の動作原理を説明でき、光計測の方法を理解して説明できる。光検出器の動作原理を説明でき、光計測の方法をある程度理解して説明できる。光検出器の動作原理を説明することが困難でき、光計測の方法を理解して説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(電気電子工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
光エレクトロニクスとは主としてレーザ光を利用する光学と電子工学の融合学問分野であり、光通信、光計測など現代社会に必要不可欠となっている。電気磁気学、半導体デバイス工学で身につけた基礎学力を踏まえ、光と物質の相互作用について理解するとともに光技術の構成要素である各種レーザ・光検出器を理解し、活用できる応用力、社会や環境に配慮する能力を身につける事を目的とする。
※実務との関係
この科目は,企業の研究所(半導体材料の研究成・開発、研究成果の試作等)の実務に携わってきた教員が,その経験を活かし光電子工学について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】随時、到達目標の達成度を確認するためにレポート課題を与える。
【関連科目】半導体デバイスI II,電気磁気学Ⅰ Ⅱ,電子回路I II,電気材料
注意点:
平常時の予習・復習が大事です。
課題のレポートは必ず提出すること。
電気磁気学I,II、半導体デバイスI,IIで学んだ基礎知識を復習しておいてください。
【評価方法・評価基準】中間試験、学年末試験を実施する。
中間試験(40%),学年末試験(40%),レポート(20%)
レポートは、その内容と提出状況を総合的に判断し評価する。
成績の評価基準は60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 光の基本的性質(自然光とレーザ光) 自然光とレーザ光の特徴を説明できる。
2週 波動光学の基礎(1) 波動工学の基礎を説明できる。
3週 波動光学の基礎(2) 波動工学の基礎を説明できる。
4週 光の基本的性質(反射と屈折) 光の反射と屈折を説明できる。
5週 光の基本的性質(干渉) 光の干渉について説明できる。
6週 光の基本的性質(回折) 光の回折について説明できる。
7週 光と物質の相互作用 光と物質の相互作用について説明できる。
8週 レーザの発振原理(1) レーザの発振原理を説明できる。
4thQ
9週 レーザの発振原理(2) レーザの発振原理を説明できる。
10週 各種レーザの種類と特徴 各種レーザの種類と特徴を説明できる。
11週 半導体レーザの発振原理 半導体レーザの発振原理を説明できる。
12週 光検出器の動作原理 光検出器の動作原理を説明できる。
13週 光計測(1) 光計測の方法を説明できる。
14週 光計測(2) 光計測の方法を説明できる。
15週 試験返却と解説および復習 試験返却し、問題の解説および正答の少ない問題に関して復習する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100