概要:
国語の読み・書き・作文・文学作品の読解、評論の読解及び古文の基礎と作品の読解及び漢文の訓読の基礎を学ぶ。以上のことを通じて、技術者として必要な基礎学力を習得すると共に、自分の考えを正しく表現し公正に意見交換できる豊かな人間性を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は現代文と古典(古文・漢文)の時間に分けて教科書に基づき講義と演習(質疑応答・漢字練習等)を行う。定期テストは現代文・古典あわせて「国語Ⅰ」として実施する。現代文分野で、授業中に漢字小テストを課す。また作文課題を課すことがある。古典分野で、古語の理解を確認するためにワーク形式の課題及び小テストを課す。長期休暇等に作文課題を課すことがある。
注意点:
作品に対して、主体的に興味・関心を持つことが大切である。現代文の授業では毎回漢字学習に取り組むので、国語辞典を各自用意のこと。日本古典文学全集(小学館)など図書館所蔵の国語関連図書、インターネットなどを参考にすること。
前期成績:現代文50%(前期中間・期末試験各25%)、古典50%(前期中間・期末試験各25%)。
学年成績:現代文50%(全定期試験40%、小テスト・レポート10%)、古典50%(全定期試験40%、古典小テスト・作文10%)
定期試験年4回(前期中間・期末・後期中間・学年末)を実施する。成績評価の基準として50点以上を合格とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
尋ねあい/古文入門 |
文章中の重要箇所に着目できる。/古文を学ぶ意義を理解できる。
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2週 |
尋ねあい/古語の基礎(1) |
文章の構造を捉えた論理的な読解ができる。/古文読解に必要な基礎知識を理解できる。
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3週 |
羅生門/宇治拾遺物語・児のそら寝 |
作品の文学史的背景について理解できる。/宇治拾遺物語の概要が理解できる。「児のそら寝」の内容が理解できる。
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4週 |
羅生門/宇治拾遺物語・絵仏師良秀(1) |
小説中の表現から登場人物の心理を読みとることができる。/「絵仏師良秀」前半部を読み、内容が理解できる。
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5週 |
羅生門/宇治拾遺物語・絵仏師良秀(2) |
登場人物の行為の意義について判断し、評価できる。/「絵仏師良秀」後半部を読み、内容が理解できる。
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6週 |
詩/土佐日記・門出(1) |
詩の構造・言葉の音感・リズムの意義について理解できる。/土佐日記の概要が理解できる。「門出」前半部を読み、内容が理解できる。
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7週 |
詩/土佐日記・門出(2) |
詩の構造・言葉の音感・リズムの意義について理解できる。/「門出」後半部を読み、内容が理解できる。
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8週 |
自然と人間の関係をとおして考える/古語の基礎(2) |
論理の進め方を正確にたどることができる。/古文読解に必要な基礎知識を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
自然と人間の関係をとおして考える/日記文学と随筆文学 |
文章の論理に沿って比喩的表現の意味をつかみ、主題の意義について理解できる。/日記文学と随筆文学がそれぞれどのようなものか理解し、説明できる。
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10週 |
夢十夜/徒然草・つれづれなるままに |
作品の文学史的背景について理解できる。/徒然草の概要を理解できる。冒頭の文について理解できる。
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11週 |
夢十夜/徒然草・これも仁和寺の法師(1) |
小説中の表現から登場人物の心理を読みとることができる。/「これも仁和寺の法師」前半部を読み、内容が理解できる。
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12週 |
夢十夜/徒然草・これも仁和寺の法師(2) |
登場人物の考えを理解し、その背後の事情を把握できる。/「これも仁和寺の法師」後半部を読み、内容が理解できる。
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13週 |
贅沢を取り戻す/徒然草・ある人、高名の木登り(1) |
文章中の重要箇所に着目できる。/「高名の木登り」前半部を読み、内容が理解できる。
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14週 |
贅沢を取り戻す/徒然草・ある人、高名の木登り(2) |
文章の構造を捉えた論理的な読解ができる。/「高名の木登り」後半部を読み、内容が理解できる。
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15週 |
前期復習 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
短歌/古語の基礎(3) |
短歌の技法と語句の意味を理解し、その表現を鑑賞できる。/古文読解に必要な基礎知識を理解できる。
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2週 |
短歌/物語文学(竹取物語を例に) |
短歌の技法と語句の意味を理解し、その表現を鑑賞できる。/物語文学がどのようなものか理解し、説明できる。
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3週 |
俳句/伊勢物語・芥川(1) |
俳句の技法と語句の意味を理解し、その表現を鑑賞できる。/伊勢物語の概要を理解できる。「芥川」の内容を理解できる。
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4週 |
俳句/伊勢物語・芥川(2) |
俳句の技法と語句の意味を理解し、その表現を鑑賞できる。/「芥川」に書かれた当時の生活や考え方を理解し、説明できる。
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5週 |
「方言コスプレ」現象/伊勢物語・あづま下り(1) |
高度な概念について正確に把握することができる。/「あづま下り」都~三河国までの内容が理解できる。作中の和歌を鑑賞できる。
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6週 |
「方言コスプレ」現象/伊勢物語・あづま下り(2) |
概念の展開を論理的にたどり、筆者の主張を把握し、その意義について理解できる。。/「東下り」駿河国~武蔵国までの内容が理解できる。作中の和歌を鑑賞できる。
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7週 |
「方言コスプレ」現象/伊勢物語・あづま下り(3) |
概念の展開を論理的にたどり、筆者の主張を把握し、その意義について理解できる。/「東下り」武蔵国の内容が理解できる。作中の和歌を鑑賞できる。
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8週 |
友よ/漢文訓読の基礎(1) |
作品の文学史的背景について理解できる。/漢文読解に必要な基礎知識を理解できる。
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4thQ |
9週 |
友よ/漢文訓読の基礎(2) |
小説中の表現から、作者の心境の推移をたどることができる。/漢文読解に必要な基礎知識を理解できる。
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10週 |
友よ/故事成語・借虎威 |
小説中の表現から登場人物の心境について理解できる。/「借虎威」の内容が理解できる。ことばの意味が説明できる。
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11週 |
技術としての「教養」/故事成語・蛇足 |
高度な概念について正確に把握することができる。/「蛇足」を書き下し文にし、内容が理解できる。
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12週 |
技術としての「教養」/十八史略・先従隗始(1) |
概念の展開を論理的にたどり、筆者の主張を把握し、その意義に付いて理解できる。/十八史略の概要を理解できる。「先従隗始」を書き下し文にできる。
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13週 |
セメント樽の中の手紙/十八史略・先従隗始(2) |
作品の文学史的背景について理解できる。/「先従隗始」の内容が理解できる。
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14週 |
セメント樽の中の手紙/唐詩 |
小説中の表現から登場人物の心境について理解できる。/唐詩の形式を理解し、鑑賞できる。
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15週 |
後期復習 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 1 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 1 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 1 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 1 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 1 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 1 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 1 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 1 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 1 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 1 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 1 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 1 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 1 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 1 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 1 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 1 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 1 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 1 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 1 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 1 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 1 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 1 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 1 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 1 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 1 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 1 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 1 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 1 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 1 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 1 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 1 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 1 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 1 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 1 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 1 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 1 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 1 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 1 | |