電気工学基礎I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気工学基礎I
科目番号 20208 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 日髙ほか「精選電気基礎」(実教出版)
担当教員 河合 康典

到達目標

1.レゴマインドストームによるモータの制御ができるようになる。
2.レゴマインドストームでセンサを用いた制御ができるようになる。
3.レゴマインドストームで,課題を達成する制御プログラムを作ることができる。
4.課題に対する解決策のプレゼンテーション資料を作ることができる。
5.電流,電圧,抵抗について説明できる。
6.オームの法則を理解し,これを用いて計算できる。
7.抵抗の直列接続と並列接続を理解し,合成抵抗を計算できる。
8.キルヒホッフの法則を理解し,これを用いて簡単な回路網の電流や電圧計算ができる。
9.電力を理解し,これを求めることができる。
10.エクセルで電気回路のデータを処理できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1モータの制御ができるようになる。プログラムが理解できる。プログラムが理解できない。
評価項目2センサの値から条件ごとにモータの制御ができるようになる。センサの値から条件判断できる。センサの値を使うことができない。
評価項目3課題を達成するプログラムを作ることができる。課題を達成するプログラムを考えることができる。課題を達成するプログラムを考えることができない。
評価項目4プレゼンテーション資料が作れる。プレゼンテーション資料の作り方が分かる。プレゼンテーション資料の作り方が分からない。
評価項目5電流,電圧,抵抗について説明できる。電流,電圧,抵抗が分かる。電流,電圧,抵抗が分からない。
評価項目6オームの法則を計算できる。オームの法則が分かる。オームの法則が分からない。
評価項目7合成抵抗を計算できる。抵抗の直列接続と並列接続を理解できる。抵抗の直列接続と並列接続を理解できない。
評価項目8キルヒホッフの法則を用いて回路網の計算ができる。キルヒホッフの法則を理解できる。キルヒホッフの法則を理解できない。
評価項目9電力を求めることができる。電力を理解できる。電力を理解できない。
評価項目10エクセルでデータを処理することができる。エクセルを使うことができる。エクセルを使うことができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
実体のつかみにくい電気工学や電子工学を学ぶにあたり, その学ぶ意味・学び方・必要な基礎知識等を概説することにより, 2年次以降の本格的な専門科目を学ぶための基礎学力と課題の解決に最後まで取り組む意欲・興味を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】随時, 講義内容の復習のためのレポート課題を与える。教科書に詳しく含まれていない内容でも, 本やインターネットなどを利用して調べ, 自分の力で解決できるような課題を与える。
【関連科目】電気数学
注意点:
必要に応じて宿題や, レポート等の課題を与えるので必ずこれらをやっておくこと。
疑問点があれば, 授業中に質問, あるいは放課後等先生や友達に聞いてその日のうちに授業内容を理解しておくこと。
【評価方法・評価基準】成績の評価基準として50点以上を合格とする。
中間試験, 前期末試験, 学年末試験を実施する。
前期末:中間試験(40%), 期末試験(40%), 宿題, レポート(20%)
学年末:前期末と後期(中間試験(40%), 期末試験(40%), 宿題, レポート(20%))の平均。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 レゴマインドストームの使い方 レゴマインドストームを用いた制御についての基礎を学ぶ。
2週 ROBOLAB のプログラミング ROBOLABのプログラミングと実行手順を習得する。
3週 ROBOLAB のプログラミング モディファイアとジャンプ命令の使い方を習得する。
4週 センサ 光センサ,超音波センサ,タッチセンサを使えるようになる。
5週 ROBOLAB のプログラミング 条件分岐,ループを習得する。
6週 ライントレースロボットのプログラミング ライントレースロボットを製作できる。
7週 ライントレースロボットのプログラミング ライントレースロボットを製作できる。
8週 ロボット製作 与えられた課題を達成するロボットを製作する。
2ndQ
9週 ロボット製作 与えられた課題を達成するロボットを製作する。
10週 ロボット製作 与えられた課題を達成するロボットを製作する。
11週 中間プレゼンテーション ロボットの内容をプレゼンテーションする。
12週 ロボット製作 与えられた課題を達成するロボットを製作する。
13週 ロボット製作 与えられた課題を達成するロボットを製作する。
14週 競技会 与えられた課題を達成するロボットを製作する。
15週 前期復習 前期の復習をする
16週
後期
3rdQ
1週 電気回路の電流と電圧【in situ実験】 電流,電圧,抵抗について学び,電気回路におけるオームの法則について学ぶ。
2週 電気回路の抵抗の計算 いくつかの抵抗を接続したときの合成抵抗が求めることができるようになる。
3週 電気回路の抵抗の計算【in situ実験】 いくつかの抵抗を接続したときの合成抵抗が求めることができるようになる。
4週 電気回路の抵抗の計算【in situ実験】 いくつかの抵抗を接続したときの合成抵抗が求めることができるようになる。
5週 分圧の法則と分流の法則 分圧の法則と分流の法則を使って電流と電圧を求めることができるようになる。
6週 分圧の法則と分流の法則【in situ実験】 分圧の法則と分流の法則を使って電流と電圧を求めることができるようになる。
7週 ブリッジ回路の平衡条件【in situ実験】 ブリッジ回路の平衡条件から未知抵抗を求めることができるようになる。
8週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を用いて電流,電圧を求めることができるようになる。
4thQ
9週 キルヒホッフの法則【in situ実験】 キルヒホッフの法則を用いて電流,電圧を求めることができるようになる。
10週 キルヒホッフの法則【in situ実験】 キルヒホッフの法則を用いて電流,電圧を求めることができるようになる。
11週 消費電力と発生熱量 消費電力と発生熱量を求めることができるようになる。
12週 消費電力と発生熱量 消費電力と発生熱量を求めることができるようになる。
13週 エクセルによる電気回路のデータ処理 エクセルを用いて,電流,電圧のデータを処理することができるようになる。
14週 エクセルによる電気回路のデータ処理 エクセルを用いて,電流,電圧のデータを処理することができるようになる。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。2
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。2
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。2
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。2
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。2
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。2前8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000