プログラミングII

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミングII
科目番号 20223 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 山田 悟

到達目標

1.配列を理解し、それを使用したプログラムが作成できる。
2.構造体を理解し、それを利用したプログラムが作成できる。
3.ポインタを理解し、それを利用したプログラムが作成できる。
4.簡単な並べ替えアルゴリズムを理解し、説明できる。
5.簡単な画像処理の基礎を理解し、プログラムを作成できる。
6.イベント駆動型のプログラムを理解し、作製できる。
7.他者の作成したプログラムを解析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1,2,3,7C言語の文法を理解し,他者の作成したプログラムの動作を理解し,解析できる.C言語の文法を理解し,他者の作成したプログラムの動作を理解できる.C言語の文法を理解し,他者の作成したプログラムの動作を理解できない..
到達目標 項目2,3制御構造,ポインタ,関数,構造体を利用した応用プログラムを作成できる.制御構造,ポインタ,関数,構造体を利用したプログラムを作成できる.制御構造,ポインタ,関数,構造体を利用したプログラムを作成できない.
到達目標 項目4,5,6問題解決アルゴリズムを理解し,プログラムを作成できる.問題解決アルゴリズムを理解し,説明できる.問題解決アルゴリズムを説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気工学の分野では、数値計算、制御、データ処理などでコンピュータを利用している。コンピュータを使うためには、ソフトウェアの知識が不可欠である。この授業では、プログラミングIで習得した知識をもとに、手続き型・関数型プログラミング言語の応用知識を修得する。さらに、プログラミングを通じて、課題解決のための適切な問題設定力ならびにそれを実現するための表現力を見つけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】
到達目標の達成度を確認するため、講義内に行った演習問題を提出してもらうことがある。
知識の確実な定着のために、随時与える課題は、期限までに必ず提出すること。
【MCC対応】Ⅳ-C 情報リテラシー
情報対応教育科目
注意点:
自己所有のコンピュータにCコンパイラ及びProcessing開発環境のインストールを希望する場合は、授業担当者に申し出ること。
【評価方法・評価基準】
中間試験、前期末試験、学年末試験を実施する。
前期末、学年末:中間試験(35%)期末試験(35%)レポート(30%)
レポートは、その内容だけでなく、提出状況も評価の対象とする。
成績の評価基準として50点以上を合格とする。

テスト

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プログラミングIの復習 プログラミングIの内容を確認する.
2週 マイコンプログラミングの基礎I デジタル出力するプログラムを作成できる.
3週 マイコンプログラミングの基礎II デジタル入力するプログラムを作成できる.
4週 マイコンプログラミングの基礎III アナログ出力するプログラムを作成できる.
5週 マイコンによる制御プログラミングの基礎I 外部回路の制御プログラムを作成できる.
6週 マイコンによる制御プログラミングの基礎II 外部回路の制御プログラムを作成できる.
7週 マイコンによる制御プログラミングの基礎III 外部回路の制御プログラムを作成できる.
8週 ポインタとバッファオーバフロー ポインタとバッファオーバフローによるセキュリティ脆弱性を説明できる.
2ndQ
9週 構造体 構造体を用いた基礎プログラムを作成できる.
10週 再帰処理 再帰処理を説明できる.
11週 アルゴリズム 基礎アルゴリズムを説明できる.
12週 アルゴリズム(ソーティング) ソーティングアルゴリズムを説明できる.
13週 応用プログラムの作成 I キャラクタベースの応用プログラムを作成できる.
14週 応用プログラムの作成 II キャラクタベースの応用プログラムを作成できる.
15週 前期復習 前期で学習した内容を説明できる.
16週
後期
3rdQ
1週 画像処理の基礎 画像処理プログラムの基礎を説明できる.
2週 グラフィック処理の考え方 グラフィック処理について説明できる.
3週 Processingによるプログラミングの基礎I Processingを用いたプログラミングについて説明できる.
4週 Processingによるプログラミングの基礎II Processingを用いたプログラミングについて説明できる.
5週 Processingによるプログラミングの基礎III Processingを用いたプログラミングについて説明できる.
6週 アニメーション(1) アニメーション処理について説明できる.
7週 アニメーション(2) アニメーション処理について説明できる.
8週 3次元画像の描画 3次元画像の描画ができる
4thQ
9週 イベント処理(1) イベント処理について説明できる.
10週 イベント処理(2) イベント処理について説明できる.
11週 物理現象のシミュレーション 物理現象のシミュレーションプログラムを作成できる.
12週 応用プログラムの作成(1) Processingを用いた応用プログラムを作成できる.
13週 応用プログラムの作成(2) Processingを用いた応用プログラムを作成できる.
14週 応用プログラムの作成(3) Processingを用いた応用プログラムを作成できる.
15週 後期復習 後期学習した内容を説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000