概要:
講義で学んだ専門的知識,あるいはこれから学ぶ予定の理論をチームによる共同実験により確認又は体験し,より実際的な電気工学の技術ならびに課題解決のための実践力,協調性を習得することを目標とする。
さらに理論と実験結果を報告書にまとめる作業から,考察力と論理的な表現力および創造性を身に付けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
・公欠,病欠等で実験を欠席した場合は補充実験を受けなければならない。
・安全な服装と身なりで実験に臨み,感電やモータへの巻き込みには十分注意する。
・実験順序はグループ分けされた班により異なり,半期で終了する。
【MCC対応】
Ⅳ-A 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法),Ⅵ-C 電気・電子系分野(実験・実習能力),Ⅷ 態度・志向性(人間力),情報教育対応科目
注意点:
・実験日の朝に予習を担当者に提出する。
・レポートの提出期限は各実験題目の終了後,原則一週間以内とする。期限は厳守すること。
・内容の不十分なレポートは返却され,一週間以内に再度提出しなければならない。
【評価方法・評価基準】成績の評価基準として50点以上を合格とする。
各レポートは次の内訳で100点満点で評価し,各課題に割振時間の重み付けした値を平均した結果を半期の成績とする。
・予習・実験状況(実験の取り組み方,実験ノート,器具の扱い,協調性など) 40点
・レポート(文字,図,表などの書き方,実験結果の整理と検討,提出期限など)60点
・提出期限から1週間以上遅れて提出されたレポートは,評価の対象としない。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 4 | |
電子回路 | トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 4 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 4 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 4 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 4 | |
トランジスタの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 4 | |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 4 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 2 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 2 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 2 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 2 | |