到達目標
1.画像の量子化と標本化について説明できる。
2.基本的な空間フィルタリング操作技法を身につける。
3.代表的なスペクトル領域のフィルタ操作を理解する。
4.画像の諧調に注目し画質を改善する方法を身につける。
5.ディザ法を理解する。
6.画像表示の原理を理解する。
7.画像処理技術を環境モニタリングに応用する知識を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
達成目標
項目1, 2, 3, 4, 5 | 適切な特徴量を算出する空間フィルタリングを選択したり設計したりできる。 | 画像の諧調に注目し画質を改善する方法を提案できる。 | 画像の量子化、標本化について説明できない。 |
達成目標
項目2, 3,4, 5, 6 | 標準的なC言語で画像のFFT処理を行うプログラムが書ける。 | 標準的なC言語で画像のオペレータによる処理を行うプログラムが書ける。 | 標準的なC言語で画像の濃淡変換をおこなうプログラムが書けない。 |
達成目標
項目7 | 画像を用いて環境モニタリングする手法をプログラミングで実装できる。 | 画像を用いて環境モニタリングする手法を説明できる。 | 画像を用いた環境モニタリングがどういったものか理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
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本科学習目標 2
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創造工学プログラム B1
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教育方法等
概要:
ディジタル画像を加工するときに必要な処理技術に関する知識を深める。特に、画像のノイズの除去・平滑化・先鋭化・コントラストの改善などによる画質の向上に関する基礎技術を学ぶ。また、画像の表示に関するディジタルデータで記録された画像を表示するときの基礎的な技法についても学ぶ。さらに画像処理技術を環境モニタリングに応用する手法についても学ぶ.これらの学習を通して,この分野の課題解決能力と環境分野における工学技術応用力を養う。
授業の進め方・方法:
空間フィルタに関する課題、画像の表示や空間フィルタに関するC言語による課題を課す。またスペクトル領域のフィルタに関する課題,画像処理技術を環境モニタリングに応用する課題も課す。
注意点:
課題ではC言語によるプログラミングを利用するので自らのPCで演習を行いたい場合にはその準備をしておくこと。
【評価方法・評価基準】
中間試験、期末試験を実施
中間試験(35%)、期末試験(35%),レポート・演習課題(30%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
画像のデジタル化 |
画像のAD変換がわかる
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2週 |
画像化と画像形式 |
画素と濃度値が理解できる。
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3週 |
演習1 |
画像を読み書きする方法を実装できる。
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4週 |
色彩と表色系 |
色の情報を表現する方法を複数説明できる。
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5週 |
画素ごとの濃度変換 |
濃度変換により画質を向上させる方法を説明できる。
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6週 |
演習2 |
濃度変換により画質を向上させる方法を実装できる。
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7週 |
空間フィルタリング1 |
画像を改善する空間フィルタを説明できる。
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8週 |
空間フィルタリング2 |
画像を改善する空間フィルタを説明できる。
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2ndQ |
9週 |
空間フィルタリング3 |
画像の特徴を抽出する空間フィルタを説明できる。
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10週 |
演習3 |
画像の改善する空間フィルタを実装できる。
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11週 |
周波数領域におけるフィルタリング |
画像の直交変換とその活用方法を説明できる。
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12週 |
演習4 |
画像の直交変換を活用したフィルタリングを行いその結果を説明できる。
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13週 |
幾何学変換と補間 |
アフィン変換と補間を説明できる。
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14週 |
画像処理の応用 |
画像処理を環境モニタリング等に応用する方法を説明できる。
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15週 |
前期復習 |
前期の内容を説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題・小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |