到達目標
1.西洋における哲学・倫理学の知識を得、考え方を理解する。
2.日本思想の知識を得、その特徴を理解する。
3.国際社会における宗教の在り方を理解する。
4.科学技術史と思想との関係について理解する。
5.哲学・倫理学・歴史・宗教に関する語句を正しく読解・表記できる。
6.学習を通して得た知識を利用しながら、論理的な文章を記述できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
| 評価項目1
項目1,2,3,4 | 哲学・倫理学の知識を得、それぞれの特徴や意義、相互連関について理解することができる。 | 哲学・倫理学についての基礎的で正確な知識を得る。 | 哲学・倫理学に関する知識が身についていない。 |
| 評価項目2
項目5,6 | 哲学・倫理学についての知識を利用しながら自らの考察を論理的な文章で表現・表記できる | 哲学・倫理学についての語句や概念を表現・表記できる | 哲学・倫理学に関する語句を正しく読解・表記できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
説明
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本科学習目標 3
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教育方法等
概要:
国際社会への幅広い視点を持ち、社会や環境に配慮できる技術者となるためには、その基盤となる人間の在り方や社会の仕組み、現代世界が形成された過程を知る必要がある。そこで本授業では、哲学・倫理学の基礎的知識の習得を主眼とし、その学習成果を論理的に記述し表現できる基礎学力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
事前事後学習:随時、資料調査、論述文作成などの課題を課す。
関連科目:哲学,政治・経済,歴史Ⅰ・Ⅱ
MCC対応:Ⅲ-C 社会、Ⅳ-B 技術者倫理および技術史、VII 汎用的技能、Ⅷ 態度・志向性(人間力)、Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
【評価方法・評価基準】
前期中間・前期末・後期中間・学年末の各試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末:中間試験成績(50%)、期末試験成績(50%)
学年末:前期中間(25%)、前期末(25%)、後期中間(25%)、学年末(25%)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
現代の課題-哲学を学ぶ意義- |
なぜ哲学・倫理学を学ぶのか、思想を通じて何を身につけるかについて理解できる。
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| 2週 |
ポリス社会と自然哲学 |
古代ギリシアのポリス社会の特質と自然哲学の発祥についての知識を得る。
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| 3週 |
ペルシャ戦争とアテネ |
ポリス社会におけるペルシア戦争の影響とソクラテスの哲学についての知識を得る。
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| 4週 |
プラトンの哲学 |
イデア論を中心にプラトンの思想的特質について知識を得る。
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| 5週 |
アリストテレスの哲学 |
アリストテレスの目的論的自然観と、その思想的特質についての知識を得る。
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| 6週 |
ヘレニズムの哲学 |
アレクサンドロスの東征とヘレニズム期の哲学についての知識を得る。
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| 7週 |
復習・論述指導 |
自らの知識・考察を客観的・論理的に表現する技術を学ぶ。
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| 8週 |
一神教の成立 |
ユダヤ教の発祥とその特質についての知識を得る。
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| 2ndQ |
| 9週 |
キリスト教の拡大 |
キリスト教の思想的特質とヨーロッパ世界における拡大について知識を得る。
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| 10週 |
イスラム教の特徴 |
イスラームの成立および信者の生活に浸透した教義の特徴について知識を得る。
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| 11週 |
仏教の教義 |
ガウタマ=シッダールタの生涯を通じて、原始仏教の成立と仏教の一般的教義についての知識を得る。
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| 12週 |
古代日本の精神世界 |
古代の信仰形態を通じて日本の風土と伝統についての知識を得る。
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| 13週 |
仏教の伝来 |
聖徳太子の逸話・思想を中心に、飛鳥時代の精神世界と仏教受容の在り方についての知識を得る
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| 14週 |
日本的仏教の展開 |
奈良・平安時代から鎌倉新仏教に至る日本仏教史の知識を得る。
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| 15週 |
前期復習 |
哲学・倫理学・歴史・宗教に関する概念を正しく理解し、学習を通して得た知識を利用して論理的な文章を記述できる。
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| 16週 |
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
ヨーロッパ社会とキリスト教 |
ローマ帝国の東西分裂とヨーロッパ中世におけるキリスト教会の強権についての知識を得る。
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| 2週 |
中世キリスト教世界 |
十字軍の派遣とそれが及ぼす影響について理解する。
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| 3週 |
ルネサンスの人間観 |
近代ヨーロッパにおけるルネサンスの意味と思想家の教説について理解する。
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| 4週 |
宗教改革 |
ルターおよびカルヴァンの宗教改革についての知識を得る。
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| 5週 |
社会契約説 |
絶対王政期のイギリス・フランス社会とホッブス・ロック・ルソーの思想についての知識を得る。
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| 6週 |
ベーコンとイギリス経験論 |
ベーコンの哲学から、特に帰納法の考え方について理解する。
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| 7週 |
デカルトと大陸合理論 |
デカルトの哲学から、特に演繹法の考え方について理解する。
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| 8週 |
復習・論述指導 |
自らの知識・考察を客観的・論理的に表現する技術を学ぶ。
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| 4thQ |
| 9週 |
カントの自由論 |
『純粋理性批判』における自然因果律と自由との関係について知識を得る。
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| 10週 |
カントの道徳思想 |
『実践理性批判』における自律としての自由について知識を得る。
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| 11週 |
ヘーゲルの弁証法 |
フランス革命の進展とヘーゲルの弁証法についての知識を得る。
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| 12週 |
ヘーゲルの歴史哲学 |
ヘーゲルの歴史哲学についての知識を得る。
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| 13週 |
産業革命と功利主義 |
産業革命による社会の変遷とベンサムの功利主義について知識を得る。
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| 14週 |
自由主義 |
ミルの質的功利主義と自由主義についての知識を得る。
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| 15週 |
後期復習 |
哲学・倫理学・歴史・宗教に関する概念を正しく理解し、学習を通して得た知識を利用して論理的な文章を記述できる。
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 社会 | これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにしつつ、より良いキャリア構築を含む生涯にわたる多様な自己形成に関する考え方、他者と共に生きていくことの重要性、及び望ましい社会や世界のあり方について考察できる。 | 3 | |
| 工学基礎・ビジネス基礎 | 技術者倫理 | 技術者倫理 | 地域社会やわが国が直面している種々の問題について理解し、工学や科学技術の果たしうる貢献について考え、説明できる。 | 2 | |
| 分野横断的能力 | 基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 自分の経験や活動を振り返り、自分の考え方や価値観などを認知できる。 | 3 | |
| 自己理解に基づき必要な対応や行動を検討できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 合計 |
| 総合評価割合 | 100 | 100 |
| 基礎的能力 | 60 | 60 |
| 専門的能力 | 30 | 30 |
| 分野横断的能力 | 10 | 10 |