英語表現I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語表現I
科目番号 20074 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「Vision Quest English Logic and Expression I Advanced」「Vision Quest 総合英語 3rd Edition」(以上、啓林館)「DataBase 3300 基本英単語・熟語」(桐原書店)/「ジーニアス英和辞典」(大修館書店)、「ウィズダム和英辞典」(三省堂)
担当教員 西村 知修

到達目標

1. 学んだ文法事項を含む英文を読んで理解できる。
2. 学んだ文法事項を含む英文を聴いて理解できる。
3. 学んだ文法事項を含む表現を補って英文を完成させることができる。
4. 学んだ文法事項を含む英文を指定された語彙を用いて正しい語順で表現できる。
5. 学んだ文法事項を用いて英作文ができる。
6. 学んだ文法事項を含む英文を口頭で発表できる。
7. 学んだ文法事項を用いてコミュニケーションができる。
8. 学んだ語彙を文法に結びつけて運用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1既習の文法事項を含む英文を読んで正しく理解できる。既習の文法事項を含む英文を読んで概ね理解できる。既習の文法事項を含む英文を読んで理解できない。
評価項目2既習の文法事項を含む英文を聞いて正しく理解できる。既習の文法事項を含む英文を聞いて概ね理解できる。既習の文法事項を含む英文を聞いて理解できない。
評価項目3既習の文法事項を含む表現を補って適切な英文を完成させることができる。既習の文法事項を含む表現を補って英文をなんとか完成させることができる。既習の文法事項を含む表現を補って英文を完成させることができない。
評価項目4既習の文法事項を含む英文を指定された語彙を用いて適切な語順で表現できる。既習の文法事項を含む英文を指定された語彙を用いてなんとか語句を並べて表現することができる。既習の文法事項を含む英文を指定された語彙を用いて表現することができない。
評価項目5既習の文法事項を用いて自然な英語で英作文を完成させることができる。既習の文法事項を用いてなんとか英作文を完成させることができる。既習の文法事項を用いて英作文を完成させることができない。
評価項目6既習の文法事項を含む英文を適切な発音で口頭発表できる。既習の文法事項を含む英文をなんとか口頭で発表できる。既習の文法事項を含む英文を口頭で発表することができない。
評価項目7既習の文法事項を用いて自分の意見を意図した通りに相手に伝えることができ、相手にそれを正しく理解してもらうことができる。既習の文法事項を用いて自分の意見を相手に伝え、相手にそれを理解してもらうことが概ねできる。既習の文法事項を用いて自分の意見を相手に伝え、相手にそれを理解してもらうことができない。
評価項目8既習の語彙を既習の文法事項に応用させて適切に運用することができる。既習の語彙を既習の文法事項に応用させてなんとか運用することができる。既習の語彙を既習の文法事項に応用させて運用することができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際社会に対応できる英語力・コミュニケーション力を養うための基礎となる文法知識を身につける。いずれも英語を運用するうえで欠かすことのできない知識であり,より発展的・専門的な内容を学ぶための土台固めとなる。同時に,母語とは異なる言語を学ぶことで新しい視点からの物の見方・考え方を知り,他文化に対する理解を深めていくことを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業で学んだ表現や単語・熟語集をもとに語彙力固めを図ること。日常的に英語の音声にふれ,リスニング能力の向上に努めること。
【事前事後学習】
予習・復習をしっかり行うこと。予習では教科書や参考書,配布資料を参照し,自分が理解できる箇所と理解できない箇所を把握しておく。授業では,予習で学んだことへの理解を深めるとともに不明点の解消に努める。復習では,学んだ範囲が理解できているかを確認し,知識を定着させる。 長期休業中に自習課題を与える。適宜,課題を課す。
【関連科目】
基礎英語Ⅰ,基礎オーラルコミュニケーション
【MCC対応】
Ⅲ-B 英語,Ⅶ 汎用的技能,Ⅷ 態度・志向性(人間力),Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
授業には辞書(紙の辞書もしくは電子辞書)を必ず持参すること。授業中は携帯電話・スマートフォン・タブレット等通信機器による辞書機能の使用は認めない。
クラスメートと協力して積極的なコミュニケーション活動をすることが求められる。
【評価方法・評価基準】
前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。 成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末成績:中間試験(35%),期末試験(35%),課題・小テスト等(30%)
後期末成績:中間試験(35%),学年末試験(35%),課題・小テスト等(30%)
学年末成績:前期末成績と後期末成績の平均
学習内容に関連する語彙や基本的な単語・熟語が身についているかを確認するため,単語・熟語集を用いた小テストを行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
授業の概要や,目的・目標,進め方がわかる
英語の語順を踏まえて,自分のことを話すことができる
2週 Lesson 1-1
文の種類
疑問文,命令文,感嘆文を学び使えるようにする。
3週 Lesson 1-2
文の種類
単文,重文,複文を学び使えるようにする。
4週 Lesson 1-3
文の種類
Lesson 1で学習した表現などを活用しながら,部活動の紹介などの活動ができる。
5週 Lesson 2-1
英語の文型
第1文型から第4文型を学び使えるようにする。
6週 Lesson 2-2
英語の文型
第5文型やThere構文を学び使えるようにする。
7週 Lesson 2-3
英語の文型
Lesson 2で学習した表現などを活用しながら,文化祭の計画を議論するなどの活動ができる。
8週 まとめと復習 これまで学んだことを整理・復習して,総合的な英語力を高めることができる。
2ndQ
9週 Lesson 3-1
時制
現在形と過去形を学び使えるようにする。
10週 Lesson 3-2
時制
未来を表す表現を学び使えるようにする。
11週 Lesson 3-3
時制
Lesson 3で学習した表現などを活用しながら,自分の旅行経験を伝えるなどの活動ができる。
12週 Lesson 4-1
完了形
現在完了形を学び使えるようにする。
13週 Lesson 4-2
完了形
過去完了形と未来完了形を学び使えるようにする。
14週 Lesson 4-3
完了形
Lesson 4で学習した表現などを活用しながら,自分のスポーツ・音楽体験を伝えるなどの活動ができる。
15週 前期復習 これまで学んだことを整理・復習して,総合的な英語力を高めることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 5-1
助動詞
can,may,mustなどを学び使えるようにする。
2週 Lesson 5-2
助動詞
should,will,used toなどを学び使えるようにする。
3週 Lesson 5-3
助動詞
過去の推量や後悔の表現,助動詞を使った慣用表現を学び使えるようにする。
4週 Lesson 5-4
助動詞
Lesson 5で学習した表現などを活用しながら,将来の夢について語るなどの活動ができる。
5週 Lesson 6-1
受動態
受動態の基本を学び使えるようにする。
6週 Lesson 6-2
受動態
複雑な受動態を学び使えるようにする。
7週 Lesson 6-3
受動態
Lesson 6で学習した表現などを活用しながら,自分の買い物体験を語るなどの活動ができる。
8週 まとめと復習
これまで学んだことを整理・復習して,総合的な英語力を高めることができる。
4thQ
9週 Lesson 7-1-1
不定詞
不定詞の3用法を学び慣れる。
10週 Lesson 7-1-2
不定詞
不定詞の3用法を使えるようにする。
11週 Lesson 7-2-1
不定詞
不定詞の意味上の主語やSVO to doのパターンを学び慣れる。
12週 Lesson 7-2-2
不定詞
不定詞の意味上の主語やSVO to doのパターンを使えるようにする。
13週 Lesson 7-3
不定詞
不定詞の慣用表現などを学び使えるようにする。
14週 Lesson 7-4
不定詞
Lesson 7で学習した表現などを活用しながら,ギフトの詳細を語るなどの活動ができる。
15週 後期復習 これまで学んだことを整理・復習して,総合的な英語力を高めることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1

評価割合

試験課題・小テスト合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000