国語I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 国語I
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 電子情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 『現代の国語』(筑摩書房)『言語文化』(筑摩書房) 『現代の国語 課題ノート』(筑摩書房)『言語文化 課題ノート』(筑摩書房) 『新版品詞別頻出漢字マスター3000』(尚文出版) 『古典文法ワークノート』(第一学習社) 『全訳読解 古語辞典』(三省堂) 『カラー版新国語便覧』(第一学習社)
担当教員 山﨑 梓,村戸 弥生

到達目標

(現代文の内容)                      (古典の内容)
1.現代の随想・評論を論理的に読解し、鑑賞できる。       6.古文読解のための基本事項(仮名遣い・品詞・用言の活 
2.現代の小説を論理的に読解し、鑑賞できる。           用)を理解し、説明できる。
3.現代の韻文作品を論理的に読解し、鑑賞できる。        7.古文の説話・随筆・日記・物語を理解し、文学史的事項
4.文章作成、また討議に基づく意見形成ができる。         を理解し説明できる。
5.生活の基礎となる文字の読み書きができる。          8.漢文読解のための基礎事項(句法・訓読)を理解し説明できる。
                               9.漢文の故事・詩・文などの基本的な文章の訓読と読解が
                                できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2,3,4,5現代の文章を論理的に読解し、深く鑑賞できる。明解な文章作成、活発な議論を通じた意見形成ができ、正確な読み書きができる。現代の文章の主旨を概ね把握し、鑑賞できる。文章作成、議論を通じた意見形成、ほぼ正確な読み書きができる。現代の文章の主旨を正確に把握できない。文章作成、対話能力、読み書き能力が不足している。
評価項目6,7古文について、文法的知識を踏まえた正確な口語訳ができ、鑑賞できる。古文について、文法的知識を踏まえた口語訳ができ、内容を理解できる。古典の文章について、文法的知識が不足しており、正確な口語訳ができない。
評価項目8,9漢文について、訓読・句法の知識に基づいた正確な書き下し・口語訳ができ、鑑賞できる。漢文について、訓読・句法の知識に基づいて概ね正確な書き下し・口語訳ができる。漢文について、訓読・句法の知識が不十分で、正確な書き下し・口語訳ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語の読み・書き・作文・文学作品の読解、評論の読解及び古文の基礎と作品の読解及び漢文の訓読の基礎を学ぶ。以上のことを通じて、技術者として必要な基礎学力を習得すると共に、自分の考えを正しく表現し公正に意見交換できる豊かな人間性を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は現代文と古典(古文・漢文)の時間に分けて教科書に基づき講義と演習(質疑応答・漢字練習等)をおこなう。定期テストは現代文・古典あわせて「国語Ⅰ」として実施する。現代文分野で、授業中に漢字小テストを課す。また作文課題を課すことがある。古典分野で、古語の理解を確認するためにワーク形式の課題及び小テストを課す。長期休暇等に作文課題を課すことがある。
MCC対応:Ⅲ-A国語、Ⅶ汎用的技能、Ⅷ態度・志向性、Ⅸ創造性・デザイン能力
注意点:
作品に対して、主体的に興味・関心を持つことが大切である。現代文の授業では漢字学習に取り組むので、国語辞典を各自用意のこと。日本古典文学全集(小学館)など図書館所蔵の国語関連図書、インターネットなどを参考にすること。
前期成績:現代文50%(前期中間・期末試験各20%、小テスト10%)、古典50%(前期中間・期末試験各20%、古典小テスト10%)。
学年成績:現代文50%(前期中間・期末・後期中間・学年末試験各10%、小テスト10%)、古典50%(前期中間・期末・後期中間・学年末試験各10%、古典小テスト・作文10%)
定期試験年4回(前期中間・期末・後期中間・学年末)を実施する。成績評価の基準として50点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 境目/古文入門 キーワードの意味するものを具体例から理解し、説明できる。/古文を学ぶ意義を理解できる。
2週 境目/古典学習の基礎(1) 論理の構造を把握した上で筆者の主張を理解し、説明できる。/古文読解に必要な基礎知識を理解できる。
3週 ことばがつくる男と女/古典学習の基礎(2) 専門用語の意味を文章の文脈から理解し、説明できる。/古典読解に必要な基礎知識を理解できる。
4週 ことばがつくる男と女/宇治拾遺物語・児のそら寝(1) 逆説的な論理展開に基づいて表明される筆者の主張について理解し、説明できる。/宇治拾遺物語の概要が理解できる。「児のそら寝」前半を読み、内容が理解できる。
5週 羅生門/宇治拾遺物語・児のそら寝(2) 場面設定と人物設定の関係を理解し、説明できる。/「児のそら寝」後半を読み、内容が理解できる。
6週 羅生門/宇治拾遺物語・絵仏師良秀(1) 登場人物の心理と行動を論理的に理解し、説明できる。 /「絵仏師良秀」前半を読み、内容が理解できる。
7週 羅生門/宇治拾遺物語・絵仏師良秀(2) 小説作品の表現の特徴と主題について理解し、説明できる。/「絵仏師良秀」後半を読み、内容が理解できる。
8週 なぜ日本語で書くのか/古典学習の基礎(3) 具体的な体験の記述が内在する論理について理解し、説明できる。/古典学習に必要な基礎知識を理解できる。
2ndQ
9週 なぜ日本語で書くのか/伊勢物語・芥川(1) 具体的な体験の記述が内在する論理について理解し、説明できる。/伊勢物語の概要が理解できる。「芥川」の内容が理解できる。
10週 詩/伊勢物語・芥川(2) 表現技巧との相関において詩の主題を理解し、説明できる。/「芥川」で詠まれた和歌を理解し、鑑賞できる。
11週 詩/伊勢物語・芥川(3) 表現技巧との相関において詩の主題を理解し、説明できる。/「芥川」に書かれた当時の生活や考え方を理解し、説明できる。
12週 〈私〉時代のデモクラシー/伊勢物語・東下り(1) 抽象的な議論を具体例を参照して理解し、説明できる。/都~三河国までの内容が理解できる。作中の和歌を鑑賞できる。
13週 〈私〉時代のデモクラシー/伊勢物語・東下り(2) 抽象的な議論を具体例を参照して理解し、説明できる。/駿河国~武蔵国までの内容が理解できる。作中の和歌を鑑賞できる。
14週 〈私〉時代のデモクラシー/伊勢物語・東下り(3) 抽象的な議論から新しい現象を具体的にイメージし、説明できる。/武蔵国の内容が理解できる。作中の和歌を鑑賞できる。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 ポスト真実時代のジャーナリズム/徒然草・冒頭 それが用いられた文脈からキーワードの意味を理解し、説明できる。/徒然草冒頭の内容が理解できる。
2週 ポスト真実時代のジャーナリズム/徒然草・ある人弓射ることを習ふに(1) 文章を論理的に読解し、内容について説明できる。/「ある人、弓射ること習ふに」前半を読み、内容が理解できる。
3週 ポスト真実時代のジャーナリズム/徒然草・ある人弓射ることを習ふに(2) 論理的展開を踏まえた筆者の主張を理解し、説明できる。/「ある人、弓射ること習ふに」後半を読み、内容が理解できる。
4週 夢十夜/土佐日記・門出(1) キーワードを手がかりに象徴的表現を論理的に読解し、作品の主題について説明できる。/土佐日記の概要が理解できる。
5週 夢十夜/土佐日記・門出(2) キーワードを手がかりに表徴的表現を論理的に読解し、作品の主題について説明できる。/「門出」前半の内容が理解できる。
6週 短歌/土佐日記・門出(3) 基本的な短歌の技法を理解し、表現内容について説明できる。/「門出」後半の内容が理解できる。
7週 短歌/古典学習の基礎(4) 近代短歌史における各作品の意義について理解し、説明できる。/古典読解に必要な基礎知識を理解できる。
8週 俳句/漢文訓読の基礎(1) 基本的な俳句の技法を理解し、表現内容について説明できる。//漢文読解に必要な基礎知識を理解できる。
4thQ
9週 俳句/漢文訓読の基礎(2) 近代俳句史における各作品の意義について理解し、説明できる。/漢文読解に必要な基礎知識を理解できる。
10週 マルジャーナの知恵/故事成語・推敲(1) 具体例から導かれる一般的理論を理解し、説明できる。/本文を正しく書き下し文にできる。
11週 マルジャーナの知恵/故事成語・推敲(2) 言い換えを繰り返すことで展開する論理を正確にたどり、筆者の主張について説明できる。/本文の内容が理解できる。
12週 開かれた文化/十八史略・管鮑之交(1) 具体例からキーワードの意味を性格につかみ、説明できる。/本文を正しく書き下し文にできる。
13週 開かれた文化/十八史略・管鮑之交(2) キーワードを手がかりに筆者が問題とすることの内容を理解し、説明できる。/本文の内容が理解できる。
14週 開かれた文化/十八史略・管鮑之交(3) 具体例を手がかりに言葉の意味を詳細に理解し、筆者の主張について説明できる。/故事成語について理解できる。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要旨・要点をまとめることができる。1
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。1
社会生活で使われる語彙(故事成語・慣用句等を含む)を増やし、思考・表現に活用できる。1
専門の分野に関する用語を論理的思考・表現に活用できる。1
文学作品(小説・随筆・詩歌・古典等)を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を説明できる。1
言語的・文化的教養(語彙・知識等)に広く関心を持ち、そこで得られた知識や考え方を効果的な表現に活用できる。1
言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えたり自分の意見を述べることができる。1
常用漢字を中心に、日本語を正しく読み、表記できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集し、それを整理、分析できる。1
課題や条件に応じ、根拠に基づいて議論できる。1
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。3
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。3
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。3
思考力思考力複合的な事象や出来事を分析できる。3
情報や主張を批判的に検証できる。3
情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。3
課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。3
態度・志向性(人間力)主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。3
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。3
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。3
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。3
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。3
倫理観倫理観自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。3
自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。3
継続的な学習と学びの目的継続的な学習と学びの目的学習状況、学習成果を把握し、それぞれの特性、必要、目的に応じて学習計画を考えることができる。3
主体的、継続的な学習の実現に向けて自分の学習活動や学習内容を点検し、改善を検討できる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。3
多角的な視点から事象を分析し、対応すべき問題を定義できる。3
様々な知識を統合的に活用しながら、あらかじめ答えが与えられていない問題に対する解決方法を考えることができる。3

評価割合

試験小テスト・課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000