日本文学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本文学
科目番号 15310 科目区分 一般 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 「要注新校 上代・中古文芸抄」(武蔵野書院) 参考書: 日本古典文学大系(岩波書店),日本古典集成(新潮社),日本古典文学全集(小学館)(いずれも本校図書館蔵)
担当教員 高島 要

到達目標

1.日本文学史の時代区分と分野の特色を理解し説明できる。
2.上代中古の韻文の特色を理解し説明できる。
3.物語文学の分類と特色を理解し説明できる。
4.作り物語の特色を理解し説明できる。
5.歌物語の特色を理解し説明できる。
6.日記文学の特色を理解し説明できる。
7.中古文学の特色を理解し説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 到達目標1日本文学史の時代区分と分野の特色を深く理解し、詳しく説明できる。日本文学史の時代区分と分野の特色を理解し、説明できる。日本文学史の時代区分と分野の特色についての理解が断片的で、歴史的発展段階に沿って説明できない。る。
評価項目2 到達目標2上代中古の韻文の特色を深く理解し、詳しく説明できる。上代中古の韻文の特色を理解し、説明できる。上代中古の韻文の特色への理解が不十分で、断片的にしか説明できない。
評価項目3 到達目標3,4,5,6,7物語・日記を中心とした中古文学について深く理解し、詳しく説明できる。物語・日記を中心とした中古文学について理解し、説明できる。物語・日記を中心とした中古文学についての理解が不十分で、断片的にしか説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム C1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教養としての日本文学を作品別に読解・鑑賞し文学史的考察を深める。上代,中古の文学作品を文学史的観点をふまえて講読し,技術者として必要な基礎学力を身につける。併せて作品を通して古典的教養を培い、国際的視野から日本文化を位置づける目を養い、幅広い視点から自らの立場を理解し、自分の考えを正しく表現し公正に意見を交換することのできる豊かな人間性を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
[授業の進め方」講義・監修・小テスト・課題により行う。
[事前事後学習など]
本校図書館所蔵の古典文学全集等(下記参考書欄に掲げてある)の注釈書を参考にすることが望ましい。
基礎的な知識を確認するワークテストを課すことがある。
注意点:
[評価基準・方法」成績の評価基準として60点以上を合格とする。
前期中間試験,前期末試験を実施する。
定期試験(中間及び学年末試験)(80%) 小テスト・小論文(20%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 文学史区分,文学史入門 日本文学史の時代区分と概要について理解し、説明できる。
2週 上代文学の内容と特色 上代文学の内容と特色について理解し、説明できる。
3週 万葉集講読(1)雑歌,挽歌 万葉集の雑歌、挽歌について理解し、説明できる。
4週 万葉集講読(2)相聞 万葉集の相聞歌について理解し、説明できる。
5週 万葉集講読(3)長歌と短歌 万葉集の長歌と短歌について理解し、説明できる。
6週 中古文学の内容と特色(1) 中古文学の内容と特色について理解し、説明できる。
7週 中古文学の内容と特色(2) 中古文学の内容と特色について理解し、説明できる。
8週 物語文学の特色 物語文学の特色について理解し、説明できる。
2ndQ
9週 物語文学の歴史的展開 物語文学の歴史的展開について理解し、説明できる。
10週 作り物語講読 作り物語を現代語訳でき、その内容について理解し、説明できる。
11週 歌物語講読 歌物語を現代語訳でき、その内容について理解し、説明できる。
12週 日記文学講読 日記文学を現代語訳でき、その内容について理解し、説明できる。
13週 源氏物語講読(1) 源氏物語を口語訳でき、その内容について理解し、説明できる。
14週 源氏物語講読(2) 源氏物語を口語訳でき、その内容について理解し、説明できる。
15週 前期復習 全講義内容について深く理解し、説明できる。
16週 テスト返却 前期末試験の結果を受け、自分の問題点について理解し、改善できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000