鋼構造学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 鋼構造学
科目番号 17500 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 中井 博,北田俊行「橋梁工学」(共立出版)
担当教員 高井 俊和

到達目標

1.鋼構造の特徴がわかる。
2.鋼材の性質がわかる。
3.形鋼が使える。
4.鋼橋の部材名称とその役割がわかる。
5.主げたの断面力が算出できる。
6.許容応力度が算出できる。
7.主げたの作用応力度が計算できる。
8.主げたの照査ができる。
9.補剛材の役割を理解できる。
10.座屈が理解できる。
11.疲労が理解できる。
12.破壊がわかる。
13.複合構造がわかる。
14.接合が分かる。
15.荷重から断面力を求めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 到達目標 1~12、15主桁の設計を理解している主桁の設計の基本的事項を理解している主桁の設計の基本的事項の理解が不足している
評価項目2 到達目標 13複合構造の設計を理解している複合構造の設計の基本的事項を理解している複合構造の設計の基本的事項の理解が不足している
評価項目3 到達目標 14接合の設計を理解している接合の設計の基本的事項を理解している接合の設計の基本的事項の理解が不足している

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(土木工学) 説明 閉じる
創造工学プログラム B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鋼構造物の設計法を、具体的な構造物例として鋼橋を取り上げて学習する。鋼構造学では設計に必要な基礎的知識を把握させると共に,構造力学で学んだ知識との結合をはかる。そして,プレートガーダー橋の設計法の概略を修得させ,橋梁の設計を通して,物づくりの重要性を理解させる。また,維持管理についても学習する。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】到達目標の達成度を見るために,随時,演習課題を与える。
【関連科目】構造力学I,構造力学II,構造力学III,環境都市工学設計製図Ⅰ
注意点:
【その他の履修上の注意事項や学習上の助言】
構造力学Ⅰ,構造力学Ⅱの復習をしておくこと。
【評価方法・評価基準】
成績の評価基準として,最終成績で60点以上を合格とする。
前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。
[前期末成績]前期中間試験(40%),前期末試験(40%),取組方(20%)
[学年末成績]前期中間試験(20%),前期末試験(20%),後期中間試験(20%),学年末試験(20%),取組方(20%), 取組方は,課題の提出回数を評価する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 鋼構造総論 到達目標 1~12、15
2週 荷重 到達目標 1~12、15
3週 影響線 到達目標 1~12、15
4週 鋼材の力学特性 到達目標 1~12、15
5週 プレートガーダー橋(概論) 到達目標 1~12、15
6週 座屈 到達目標 1~12、15
7週 疲労 到達目標 1~12、15
8週 プレートガーダー橋(概論) 到達目標 1~12、15
2ndQ
9週 主桁の断面諸量 到達目標 1~12、15
10週 応力照査 到達目標 1~12、15
11週 補剛材 到達目標 1~12、15
12週 横構,対傾構 到達目標 1~12、15
13週 部材の接合 到達目標 1~12、15
14週 そり,たわみ 到達目標 1~12、15
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 トラス橋(概論) 到達目標 1~12、15
2週 トラス橋(間接載荷と支点反力) 到達目標 1~12、15
3週 トラス橋(部材力) 到達目標 1~12、15
4週 トラス橋(影響線) 到達目標 1~12、15
5週 トラス橋(設計) 到達目標 1~12、15
6週 合成げた(概論) 到達目標 13
7週 合成げた(断面諸量) 到達目標 13
8週 合成げた(応力,ひずみ分布) 到達目標 13
4thQ
9週 合成げた(設計) 到達目標 13
10週 接合法(概論) 到達目標 14
11週 接合法(高力ボルト継手) 到達目標 14
12週 接合法(高力ボルト継手の設計) 到達目標 14
13週 接合法(溶接) 到達目標 14
14週 接合法(溶接・疲労設計) 到達目標 14
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験取組方相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000