到達目標
1.建設材料に求められる力学的,物理的性質を理解し,説明できる。
2.高分子材料、アスファルト,複合材料,金属材料の種類,特徴を説明できる。
3.セメントの物理的,化学的性質および種類,用途を説明できる。
4.骨材の種類,特徴および各種性質を説明できる。
5.混和剤と混和材の種類,特徴を説明できる。
6.コンクリ-トの長所,短所,各種コンクリートの特徴,用途を説明できる。
7.フレッシュコンクリ-トに求められる性質を理解し,説明できる。
8.硬化コンクリ-トに求められる性質を理解し,説明できる。
9.コンクリ-トの配合設計の手順を理解し,計算できる。
10.コンクリート工の目的と施工法を理解し,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標
項目1 | 建設材料の基本的性質を理解し,説明できる。 | 建設材料の基本的性質を理解し,基本を説明できる。 | 建設材料の基本的性質を理解できず,説明できない。 |
到達目標
項目2 | コンクリート材料およびコンクリートの性質について理解し,説明できる。 | コンクリート材料およびコンクリートの性質について理解し,基本を説明できる。 | コンクリート材料およびコンクリートの性質について理解できず,説明できない。 |
到達目標
項目3 | コンクリートの配合設計手順を理解し,計算できる。 | コンクリートの配合設計手順を理解し,簡単な計算ができる。 | コンクリートの配合設計手順を理解できず,計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
説明
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本科学習目標 2
説明
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教育方法等
概要:
建設材料として用いられるものの種類は,極めて多くしかも多様である。これらの諸材料のうちわが国における代表的な建設材料の性質や特色を十分に把握し,適材適所に用いて構造物の合理的な設計施工を行うための基礎学力を養う。とくにセメント・コンクリ-ト材料について詳細に学習し,実際にコンクリ-トを製造するための課題解決の方法を身につける。また,建設材料の利用にあたって配慮することが求められている環境問題についても学習する。
授業の進め方・方法:
【事前事後の学習など】
毎回,講義内容確認小テストを行い提出してもらうので,授業外学習時間に復習して理解を深めること。
【関連科目】
環境都市工学基礎
注意点:
1.教科書に記載されている各材料に関する詳細なデ-タ等にはあまり拘らずに,その特徴について理解するように心掛けて欲しい。
2.コンクリ-トに関する事柄は,経験的及び実験の結果に基づいて成立していることが多い。そのような場合,そのまま事実として認識することが大切である。
【先修条件】
環境都市工学基礎
【評価方法・評価基準】
前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。
前期末;中間試験(40%),期末試験(40%),小テスト・課題(20%)
後期末;前期末成績(50%),後期中間試験(20%),学年末試験(20%),小テスト・課題(10%)
で評価する。評価基準として,50点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
建設材料の基本的性質(1) |
建設材料の基本的性質を理解し,説明できる。
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2週 |
建設材料の基本的性質(2) |
建設材料の基本的性質を理解し,説明できる。
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3週 |
建設材料の基本的性質(3) |
建設材料の基本的性質を理解し,説明できる。
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4週 |
高分子材料 |
高分子材料の特徴を説明できる。
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5週 |
アスファルト |
アスファルトの特徴を説明できる。
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6週 |
複合材料 |
複合材料の特徴を説明できる。
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7週 |
金属材料(1) |
金属材料の特徴を説明できる。
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8週 |
金属材料(2) |
金属材料の特徴を説明できる。
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2ndQ |
9週 |
セメント(1) |
各種セメントの特徴,用途を説明できる。
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10週 |
セメント(2) |
セメントの物理的性質,化学的性質を説明できる。
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11週 |
セメント(3) |
セメントの物理的性質,化学的性質を説明できる。
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12週 |
骨材(1) |
骨材の種類,特徴について説明できる。
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13週 |
骨材(2) |
骨材の各種性質を説明できる。
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14週 |
骨材(3) |
骨材の各種性質を説明できる。
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15週 |
前期復習 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
混和材料 |
混和剤と混和材の種類,特徴について説明できる。
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2週 |
コンクリ-トの特長 |
コンクリ-トの長所,短所について説明できる。
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3週 |
フレッシュコンクリ-トの性質(1) |
フレッシュコンクリ-トの性質を理解し,説明できる。
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4週 |
フレッシュコンクリ-トの性質(2) |
フレッシュコンクリ-トの性質を理解し,説明できる。
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5週 |
硬化コンクリ-トの性質(1) |
硬化コンクリ-トの性質を理解し,説明できる。
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6週 |
硬化コンクリ-トの性質(2) |
硬化コンクリ-トの性質を理解し,説明できる。
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7週 |
硬化コンクリ-トの性質(3) |
硬化コンクリ-トの性質を理解し,説明できる。
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8週 |
コンクリ-トの配合(1) |
コンクリ-トの配合設計の手順を理解し,計算できる。
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4thQ |
9週 |
コンクリ-トの配合(2) |
コンクリ-トの配合設計の手順を理解し,計算できる。
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10週 |
コンクリ-トの製造 |
コンクリ-トの製造について理解し,説明できる。
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11週 |
コンクリ-トの施工 |
コンクリート工の目的と施工法について理解し,説明できる
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12週 |
各種コンクリ-ト(1) |
各種コンクリ-トの特徴,用途について理解し,説明できる。
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13週 |
各種コンクリ-ト(2) |
各種コンクリ-トの特徴,用途について理解し,説明できる。
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14週 |
環境と建設材料 |
建設材料に係わる環境問題について理解し,説明できる。
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15週 |
後期復習 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。 | 4 | |
鋼材の種類、形状を説明できる。 | 4 | |
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。 | 4 | |
セメントの物理的性質、化学的性質を説明できる。 | 4 | |
各種セメントの特徴、用途を説明できる。 | 4 | |
骨材の含水状態、密度、粒度、実積率を説明できる。 | 4 | |
骨材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
混和剤と混和材の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 4 | |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 4 | |
配合設計の手順を理解し、計算できる。 | 4 | |
非破壊試験の基礎を説明できる。 | 4 | |
フレッシュコンクリートに求められる性質(ワーカビリティー、スランプ、空気量等)を説明できる。 | 4 | |
硬化コンクリートの力学的性質(圧縮強度、応力-ひずみ曲線、弾性係数、乾燥収縮等)を説明できる。 | 4 | |
耐久性に関する各種劣化要因(例、凍害、アルカリシリカ反応、中性化)を説明できる。 | 4 | |
施工・法規 | コンクリート工の目的と施工法について、説明できる。 | 4 | |
型枠工・鉄筋工・足場支保工・打設工の流れについて、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |