測量学I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 測量学I
科目番号 17590 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 浅野繁喜ほか「測量」(実教出版)
担当教員 寺山 一輝,福留 和人,小杉 優佳

到達目標

1.測量の基本的な用語,数値を習得する。
2.基礎的な三角関数を理解し,計算できる。
3.ラジアン単位を理解し,度分秒単位との換算ができる。
4.セオドライトの操作法を理解し,使用できる。
5.測角の記録ができる。
6.トラバース測量での緯距,経距の計算ができる。
7.トラバースの調整計算ができる。
8.トラバース測量による座標、面積計算ができる。
9.水準測量の基礎を理解し、高低差測量の記録ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1距離測量,角測量の基本を理解し,距離および測角の記録ができる。距離測量,角測量の基本を理解し,距離および測角の基本的な記録ができる。距離測量,角測量の基本を理解できず,距離および測角の記録ができない。
到達目標 項目2トラバース測量を理解し,誤差・調整・座標計算ができる。トラバース測量を理解し,誤差・調整・座標の基本的な計算ができる。トラバース測量を理解できず,誤差・調整・座標計算ができない。
到達目標 項目3水準測量の基礎を理解し,高低差測量の記録ができる。水準測量の基礎を理解し,高低差測量の基本的な記録ができる。水準測量の基礎を理解できず,高低差測量の記録ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
測量は社会基盤施設の調査・計画・設計・施工・維持管理や環境保全に必要な情報の基礎資料となる。本学年では測量器械,器具の構造,検査および操作方法を理解し,測量の目的,所要精度などについて、技術者としての必要な基礎学力を養い、様々な工学の基礎となる課題に意欲的に取り組む。
授業の進め方・方法:
【事前事後の学習など】
平素の授業で演習を多く取り入れているので,その都度きちんと理解する。
理解できなかったことは必ず質問して覚える。
【関連科目】
環境都市工学基礎,測量学実習Ⅰ
注意点:
演習問題は測量の基礎となるものであり,十分理解しなければならない。
【先修条件】

【評価方法・評価基準】
前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。
前期末;中間試験(20%),期末試験(20%),小テスト・課題(10%)
後期末;前期末成績(50%),後期中間試験(20%),学年末試験(20%),小テスト・課題(10%)
で評価する。評価基準として,50点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 測量の意義と基礎知識 測量の基本的な用語,数値を習得する。
2週 三角関数と電卓の使い方 基礎的な三角関数を理解し,計算できる。
3週 角度の表示(度分秒単位とラジアン単位) ラジアン単位を理解し,度分秒単位との換算ができる。
4週 距離測量に用いる器具の説明と測定法 距離測量に用いる器具を理解し,説明できる。
5週 距離測量の測定結果の補正と精度 距離測量の測定結果の補正および精度の計算ができる。
6週 セオドライトの構造と操作方法 セオドライトの操作法を理解し,使用できる。
7週 セオドライトの据え付けと視準,検査と調整 セオドライトの操作法を理解し,使用できる。
8週 セオドライトによる角の測定(水平角) セオドライトの操作法を理解し,使用できる。
2ndQ
9週 セオドライトによる角の測定(水平角) セオドライトの操作法を理解し,使用できる。
10週 セオドライトによる角の測定(鉛直角) セオドライトの操作法を理解し,使用できる。
11週 セオドライトによる測角の記録法 セオドライトによる測角の記録ができる。
12週 トラバース測量の概要 トラバース測量を理解し,説明できる。
13週 トラバース測量の内業 トラバース測量の内業を理解し,説明できる。
14週 トラバース測量の内業 トラバース測量の内業を理解し,説明できる。
15週 前期学習のまとめ
16週
後期
3rdQ
1週 方位角と方位 方位角と方位を理解し,計算できる。
2週 方位角と方位 方位角と方位を理解し,計算できる。
3週 緯距,経距の計算と閉合誤差,閉合比 トラバース測量での緯距,経距の計算および閉合誤差,閉合比の計算ができる。
4週 緯距,経距の計算と閉合誤差,閉合比 トラバース測量での緯距,経距の計算および閉合誤差,閉合比の計算ができる。
5週 トラバースの調整計算 トラバースの調整計算ができる。
6週 トラバースの調整計算 トラバースの調整計算ができる。
7週 トラバース測量による座標計算 トラバース測量による座標計算ができる。
8週 トラバース測量による面積計算 トラバース測量による面積計算ができる。
4thQ
9週 トラバース測量による面積計算 トラバース測量による面積計算ができる。
10週 結合トラバースの計算 結合トラバースの調整計算ができる。
11週 結合トラバースの計算 結合トラバースの調整計算ができる。
12週 水準測量の用語と分類 水準測量の基礎を理解し、高低差測量の記録ができる。
13週 レベルの操作法,レベルの検査 水準測量の基礎を理解し、高低差測量の記録ができる。
14週 水準測量(器高式と昇降式) 水準測量の基礎を理解し、高低差測量の記録ができる。
15週 後期学習まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000