測量学III

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 測量学III
科目番号 17610 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 UAVを用いた公共測量マニュアル(案) 平成29年3月31日改正
担当教員 新保 泰輝

到達目標

1. UAVについて説明できる。
2. UAVを用いた測量計画が立案できる。
3. UAVを用いた写真測量が理解できる。
4.誤差論の基礎が理解できる。
5.信頼性の異なる測定値の扱いができる。
6.誤差の伝播が理解できる。
7.等高線の性質が理解できる。
8.緩和曲線の性質が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2,3UAVを用いた測量計画が詳細に立案できる。UAVを用いた測量計画が立案できる。UAVを用いた測量計画が立案できない。
評価項目4,5,6誤差論の基礎が説明できる。誤差論の基礎が理解できる。誤差論の基礎が理解できない。
評価項目7,8等高線、緩和曲線の性質が説明できる。等高線、緩和曲線の性質が理解できる。等高線、緩和曲線の性質が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(土木工学) 説明 閉じる
創造工学プログラム B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年,2年次で学んだ基礎的な各測量に加えて,測量の精度判定するための基礎となる誤差論について学ぶ。また応用測量として近年汎用されるUAVを用いた写真測量についてアクティブラーニング形式で主体的に学ぶ.さらに地形測量、路線測量の基礎的な知識を学習し,課題の解決に取り組み,幅広い視点から社会や環境に配慮できる技術力を養うことを目標とする。
また,企業でUAVに関して携わっていた教員がその経験を活かし,UAV測量について講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
演習課題をレポートとして提出させる。
班を作成しアクティブラーニング形式による討議を行い,測量計画を立案し,実施したものをまとめてレポートとして提出させる。

本科:1,2 専攻科・創造工学プログラム:A(1),B(1)専門(土木工学),B(2)
注意点:
測量学I,IIの学習を発展させるので基本を復習をしておく。
図書館に測量関係の書籍が沢山ある。
国土地理院WebサイトにUAVによる公共測量に関してまとめられているため、適宜確認すること。

前期末試験を実施する。
前期末試験(45%),発表(35%),レポート(20%)とする。
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 UAVに関する基礎知識 UAVについて説明できる
2週 UAV操作に関する基礎知識 UAVの操作方法が説明できる
3週 UAVを用いた公共測量に関する法令 UAVを用いた公共測量について説明できる
4週 UAVを用いた公共測量①測量計画立案 測量計画の立案
5週 UAVを用いた公共測量②実施計画討議 測量計画の討議を行い,計画を示す事ができる
6週 UAVを用いた公共測量③ UAVを用いて測量できる
7週 UAVを用いた公共測量④ UAVを用いて測量できる
8週 写真測量の基本原理 写真測量の基礎原理を理解できる
2ndQ
9週 空中写真の性質 空中写真の性質を理解できる
10週 視差差による高低差の測定 視差差による高低差の測定ができる
11週 地形測量・誤差論について 地形測量・誤差論を理解できる
12週 等高線の性質・緩和曲線の性質 等高線の性質・緩和曲線の性質を理解できる.
13週 実務におけるUAV測量① 実務におけるUAV測量が理解できる
14週 実務におけるUAV測量② 実務におけるUAV測量が理解できる
15週 前期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量写真測量の原理や方法について、説明できる。4
GNSS測量の原理を説明できる。4
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。4
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。4

評価割合

試験発表レポート合計
総合評価割合453520100
基礎的能力0000
専門的能力453520100
分野横断的能力0000