環境システム工学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 環境システム工学
科目番号 17620 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 環境工学(実教出版)、環境科学(実教出版)
担当教員 小杉 優佳

到達目標

1.地球規模の環境問題を説明できる.
2.環境と人の健康との関わりを説明できる.
3.生物多様性の現状と危機について説明できる。
4.水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.
5.土壌汚染の現状とその取り組みを説明できる.
6.大気汚染の現状とその取り組みを説明できる.
7.騒音、振動問題の現状とその取り組みを説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2,3環境問題の基本を理解し,詳しく説明できる.環境問題の基本を理解し,説明できる.環境問題の基本を理解し,説明できない.
評価項目4水質汚濁の現状とその取り組みを詳しく説明できる.水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.水質汚濁の現状とその取り組みを説明できない.
評価項目5土壌汚染の現状とその取り組みを詳しく説明できる.土壌汚染の現状とその取り組みを説明できる.土壌汚染の現状とその取り組みを説明できない.
評価項目6大気汚染の現状とその取り組みを詳しく説明できる.大気汚染の現状とその取り組みを説明できる.大気汚染の現状とその取り組みを説明できない.
評価項目7騒音、振動問題の現状とその取り組みを詳しく説明できる.騒音、振動問題の現状とその取り組みを説明できる.騒音、振動問題の現状とその取り組みを説明できない.

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境汚染の現状を学び、技術者として必要な基礎学力と専門知識を身につける。環境汚染対策技術や法令を学び、幅広い視点から自らの立場を理解し、社会や環境に配慮できる素養を身につける。
授業の進め方・方法:
基本的に講義を行うが、適宜必要な演習問題や課題を与える。
注意点:
復習を心がけ,疑問点は授業時間内や放課後に積極的に質問すること.
多くの演習を行うので,必ず自分で解いてみること.
最近の環境問題を知り,自分の意見を考えること.

【評価方法】
中間試験,期末試験を実施する
 定期試験80%,課題20%
評価基準として,成績50点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概要
2週 地球の成り立ち 物質循環と微生物の関係を説明できる。
3週 地球における物質循環 物質循環と微生物の関係を説明できる。
4週 人類と環境 環境と人の健康との関わりを説明できる。
5週 地球環境問題とその取り組み(1) 地球規模の環境問題を説明できる。
6週 地球環境問題とその取り組み(2) 地球規模の環境問題を説明できる。
7週 エネルギー問題 地球規模の環境問題を説明できる。
8週 持続可能な社会 地球規模の環境問題を説明できる。
2ndQ
9週 公害問題 過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。
10週 環境政策 過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。
11週 廃棄物の処理とリサイクル 物質循環と微生物の関係を説明できる。
12週 生物多様性の保全 生物多様性の現状と危機について、説明できる。
生態系の保全手法を説明できる。
13週 環境科学 生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。
14週 演習
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 水環境の汚染と対策(1) 水の物性、水の循環を説明できる。
2週 水環境の汚染と対策(2) 水質指標を説明できる。
3週 水環境の汚染と対策(3) 水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。
4週 水環境の汚染と対策(4) 水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。
5週 水環境の汚染と対策(5) 水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。
6週 土壌環境の汚染と対策(1) 土壌汚染の現状を説明できる。
7週 土壌環境の汚染と対策(2) 土壌汚染の現状を説明できる。
8週 大気環境の汚染と対策(1) 大気汚染の現状と発生源について、説明できる。
4thQ
9週 大気環境の汚染と対策(2) 大気汚染の現状と発生源について、説明できる。
10週 大気環境の汚染と対策(3) 大気汚染の現状と発生源について、説明できる。
11週 大気環境の汚染と対策(4) 大気汚染の現状と発生源について、説明できる。
12週 音環境の汚染と対策(1) 騒音の発生源と現状について、説明できる。
13週 音環境の汚染と対策(2) 騒音の発生源と現状について、説明できる。
14週 演習
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4
環境と人の健康との関わりを説明できる。4
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。4
水の物性、水の循環を説明できる。4
水質指標を説明できる。4
水質汚濁の現状を説明できる。4
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。4
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。4
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。4
物質循環と微生物の関係を説明できる。4
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。4
騒音の発生源と現状について、説明できる。4
生物多様性の現状と危機について、説明できる。4
生態系の保全手法を説明できる。4
生態系や生物多様性を守るための施策を説明できる。4
物質循環と微生物の関係を説明できる。4
土壌汚染の現状を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000