計画数理

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 計画数理
科目番号 17660 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 コロナ社「建設システム計画」
担当教員 西澤 辰男

到達目標

1.ネットワークの基本的な考え方を理解し,説明できる。
2.作業リストから簡単なネットワークを作成でき,クリティカルパスを求めることができる。
3.ネットワークを適切に活用できる。
4.線形計画法の基本的な考え方を理解し,説明できる。
5.簡単な線形計画の問題を解くことができる。
6.基本的な統計の考え方を理解し,説明できる。
7.品質管理の手法を理解し,簡単な問題について活用できる。
8.重回帰分析の基本的な考え方を理解し,応用できる。
9.主成分分析の基本的な考え方を理解し,応用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2,3ネットワーク,CPMの原理を理解し,簡単な事例に応用できる.ネットワーク,CPMの原理を理解し,説明できる.ネットワーク,CPMの原理を理解することが困難である.
評価項目4,5線形計画法の原理を理解し,簡単な事例に応用できる.線形計画法の原理を理解し,説明できる.線形計画法の原理を理解することが困難である.
評価項目6,7統計の原理を理解し,品質管理の事例に応用できる.統計の原理を理解し,品質管理を説明できる.統計の原理や,品質管理を理解することが困難である.
評価項目8重回帰分析法の原理を理解し,簡単な事例に応用できる.重回帰分析法の原理を理解し,説明できる.重回帰分析法の原理を理解することが困難である.

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(土木工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境都市工学にかかわる社会基盤施設は巨大なシステムであり,これらの計画,設計,施工,運営,維持管理にはシステム工学的なアプローチが必要である。本授業では計画や施工管理に必要な数理手法に関する基礎知識や,専門的知識を学習する。数理手法の現実問題への応用事例を学び,システムの計画,設計,解析を行う能力を養う。この学習を通して,社会のさまざまな現象を広い視点から理解することを学ぶ。
授業の進め方・方法:
ノートをしっかりとること.多くの演習を行うので,必ず自分でやってみること。課題演習の成果をレポートとして提出する。
事前事後学習など:理解を深めるため,課題を与えるので必ず提出すること。
関連科目:数学,都市交通計画,都市デザイン
注意点:
中間試験,前期末試験,学年末試験を実施する。
前期末:中間試験(40%),期末試験(40%),課題演習(20%)
学年末:中間試験(40%),期末試験(40%),課題演習(20%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ネットワークの記号と基本ルール ネットワークの記号と基本ルールを説明できる.
2週 作業リストとネットワーク 作業リストとネットワークを説明できる.
3週 結合点時刻と作業時間 結合点時刻と作業時間を説明できる.
4週 フォローアップと配員計画 フォローアップと配員計画を説明できる.
5週 PERT PERTを説明できる.
6週 CPM CPMを説明できる.
7週 ネットワークの課題演習 簡単な事例のネットワークを作成できる.
8週 線形計画法の考え方と定式化 線形計画法の考え方と定式化を説明できる.
2ndQ
9週 図形法による解法 図形法による解法を使うことができる.
10週 シンプレックス法による解法 シンプレックス法による解法を使うことができる.
11週 シンプレックス法による解法 シンプレックス法による解法を使うことができる.
12週 双対問題 双対問題を説明できる.
13週 品質管理の歴史と考え方 品質管理の歴史と考え方を説明できる.
14週 品質管理の手法 品質管理の手法を説明できる.
15週 前期復習 品質管理の簡単な事例を説明できる.
16週
後期
3rdQ
1週 確率統計の基礎 確率統計の基礎を説明できる.
2週 計量値の分布 計量値の分布を説明できる.
3週 計数値の分布 計数値の分布を説明できる.
4週 点推定と区間推定 点推定と区間推定を説明できる.
5週 管理図による品質管理 管理図による品質管理を説明できる.
6週 品質検査(1) 品質検査を説明できる.
7週 品質検査(2) 品質検査を説明できる.
8週 単回帰分析 単回帰分析を説明できる.
4thQ
9週 単回帰分析の課題演習 単回帰分析を簡単な事例に応用できる.
10週 重回帰分析 重回帰分析を説明できる.
11週 重回帰分析の課題演習 重回帰分析を簡単な事例に応用できる.
12週 主成分分析 主成分分析を説明できる.
13週 主成分分析の課題演習 主成分分析を簡単な事例に応用できる.
14週 総復習 学習したことを説明できる.
15週 課題演習 学習したことを簡単な事例に応用できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3前10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6000020080
基礎的能力0000000
専門的能力6000020080
分野横断的能力0000000