測量学実習I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 測量学実習I
科目番号 17750 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 浅野繁喜・伊庭仁嗣 他5名「測量」(実教出版)〔文部科学省検定済教科書〕
担当教員 寺山 一輝,新保 泰輝,小杉 優佳

到達目標

1.距離測量およびトラバース測量の原理を理解して実施できる。
2.距離測量およびトラバース測量の野帳の記入が正しくできる。
3.電子セオドライトの据付と操作ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1距離測量およびトラバース測量の原理を理解し,スムーズに実施することができる。距離測量およびトラバース測量の原理を理解し,実施することができる。距離測量およびトラバース測量の原理を理解せず,実施することができない。
到達目標 項目2距離測量およびトラバース測量の野帳の記入を正確にできる。距離測量およびトラバース測量の野帳を記入することができる。距離測量およびトラバース測量の野帳を記入することができない。
到達目標 項目3正確な測角を15分以内にできる。測角を正しく行うことができる。測角することができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
測量に関する知識は土木技術者にとって必要不可欠である。本科目では測量技術のうち距離測量およびトラバース測量を実際におこなうことで,技術者として必要な基礎学力と専門的知識を習得する。
測量の内容,測量器具の使い方,測量記録である野帳の記入法,などの習得を通して,意欲的・実践的に課題の解決に最後まで取り組む。
授業の進め方・方法:
距離測量,トラバース測量の実習をグランドで行う。
【関連科目】測量学Ⅰ,測量学Ⅱ,測量学Ⅲ,測量学実習Ⅱ,測量学実習Ⅲ
注意点:
作業服および実習に適した靴を着用し,筆記用具,関数電卓,教科書を持参すること。
担当教員が実習に不適切な服装・行動と判断した場合は,実習に参加させない。
本実習は測量学Iの内容が基本となるので,これを充分に理解するように努めること。
図書館に関連する図書があるので,参考にすること。
【評価方法・評価基準】
距離測量の精度(25%),閉合トラバース測量の誤差(25%)
確実な外業(距離測量および角測量)に基づく野帳の正確さ(25%)
電子セオドライトによる測角の実技試験(25%)
成績の評価基準として50点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 距離測量(1) 距離測量の方法を理解し,説明することができる。
2週 距離測量(2) 距離測量の方法を理解し,説明することができる。
3週 電子セオドライトの据付と操作方法(1) セオドライトの据付と操作方法を理解し,説明することができる。
4週 電子セオドライトの据付と操作方法(2) セオドライトの据付・操作ができる。
5週 トラバース測量(1):トラバース測線の距離測量Ⅰ 距離を正しく計測し,野帳に記入することができる。
6週 トラバース測量(2):トラバース測線の距離測量Ⅱ 許容誤差内で距離を計測することができる。
7週 トラバース測量(3):トラバース測線の距離測量Ⅲ 許容誤差内で距離を計測することができる。
8週 トラバース測量(4):トラバース測線の距離測量Ⅳ 許容誤差内で距離を計測することができる。
2ndQ
9週 トラバース測量(5):トラバースの角測量Ⅰ セオドライトの据付・操作ができ,実際に角度を測定し,野帳に記入できる。
10週 トラバース測量(6):トラバースの角測量Ⅱ 許容誤差内で角度を測定することができる。
11週 トラバース測量(7):トラバースの角測量Ⅲ 許容誤差内で角度を測定することができる。
12週 トラバース測量(8):トラバースの角測量Ⅳ 許容誤差内で角度を測定することができる。
13週 トラバース測量(9):トラバースの角測量Ⅴ 許容誤差内で角度を測定することができる。
14週 電子セオドライトの操作実技試験
15週 前期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000