環境都市工学総合演習

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境都市工学総合演習
科目番号 17780 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 資料を配布する。
担当教員 澤 康雄,平野 博範

到達目標

1.環境影響評価法の背景、制度について説明できる。
2.生活環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について説明できる。
3.自然環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について説明できる。
4.開発事業における環境影響を適切に判断し、環境評価項目の設定、環境配慮が検討できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.環境影響評価法の背景、制度について説明できる。環境影響評価法の背景、制度について体系的に説明できる。環境影響評価法の背景、制度について一通り理解できる。環境影響評価法の背景、制度について理解できない。
2.生活環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について説明できる。生活環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について詳細に説明できる。生活環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について概略を理解できる。生活環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について理解できない。
3.自然環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について説明できる。自然環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について詳細に説明できる。自然環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について概略を理解できる。自然環境関連の項目、関連法による基準、調査・予測手法・留意点について理解できない。
4.開発事業における環境影響を適切に判断し、環境評価項目の設定、環境配慮が検討できる。 開発事業における環境影響を適切に判断し、環境評価項目の設定、環境配慮が的確に検討できる。開発事業における環境影響を概ね判断し、一般的な環境評価項目の設定、基本的な環境配慮が検討できる。 開発事業における環境影響を概ね判断し、一般的な環境評価項目の設定、環境配慮が検討できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(土木工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 これまで人の豊かな暮らしを支えるために、様々な開発事業が実施されてきた。しかしながら、発展の陰には様々な環境問題が生じ、それを解決しながら現在に至っている。今後も持続的発展を続けていくためには、環境影響を考え、開発事業を進めていくことが重要となっている。
 本科目では、こうした点を踏まえて、土木・建設の開発事業の際に検討が必要な環境配慮について、その考え方・調査方法・評価方法について実務事例を踏まえながら学び、環境配慮の検討ができる知識を習得することを目的とする。
授業の進め方・方法:
【授業の内容、事後学習など】
(1)環境影響評価全般、生活環境関連、自然環境関連に関わる多くの用語が出てくるので事後学習を行い、理解すること。
(2)配布テキストを通読・理解することでカバーできる。
(3)班編成を行い、各班に課題レポートを課し役割分担を行いレポートを作成・提出させる。
(4)班毎に課題レポートを発表させ、意見交換、議論により知識を高める。
(5)提出物は期日厳守で提出すること。
注意点:
【評価方法・評価基準】
・最終成績60点以上で合格とする。
・小テストを実施する。
・課題発表は、内容、説明方法、発表時間の厳守、質問への回答、質問内容・回数で評価する。
・小テスト(50%),課題レポート(30%),課題発表(20%)とする。
【その他の履修上の注意事項や学習上の助言】
・多数の専門用語をしっかりと理解して覚える必要がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「環境」とは何か 本講義で対象とする「環境」を理解できる
2週 公害問題、環境問題についての歴史、経緯等 公害問題、環境問題についての歴史、経緯等を把握する
3週 建設事業における環境影響を考える 建設事業における環境影響を検討できる
4週 環境影響評価制度と流れ 環境影響評価制度について理解できる
5週 生活環境調査(1) 生活環境の現地調査の方法と留意点が理解できる
6週 生活環境調査(2) 生活環境調査結果の評価ができる
7週 生活環境調査結果に基づく予測・評価と保全対策 生活環境調査結果に基づく予測・評価と保全対策が理解できる
8週 自然環境調査(1) 自然環境の現地調査の方法と留意点が理解できる
4thQ
9週 自然環境調査(2) 自然環境調査結果の評価ができる
10週 自然環境調査結果に基づく予測・評価と保全対策 自然環境調査結果に基づく予測・評価と保全対策が理解できる
11週 演習課題についての説明・質疑応答 演習課題について検討・理解ができる
12週 小テストの実施と解説 講義内容が理解できているかの確認
13週 課題発表と意見交換(1) 開発事業の環境影響について、項目設定、環境配慮が理解できる
14週 課題発表と意見交換(2) 開発事業の環境影響について、項目設定、環境配慮が理解できる
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力5020003000
分野横断的能力0000000