英語表現I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 英語表現I
科目番号 20074 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 野村恵造ほか「Vision Quest Revised English Expression Ⅰ Advanced」(啓林館),野村恵造ほか「Vision Quest 総合英語 2nd Edition」(啓林館),E. Jean Taylorほか「Pair & Share 1」(いいずな書店)/「ジーニアス英和辞典」(大修館書店),「ウィズダム和英辞典」(三省堂)
担当教員 西村 知修

到達目標

1. 学んだ文法事項を含む英文を読んで理解できる。
2. 学んだ文法事項を含む英文を聴いて理解できる。
3. 学んだ文法事項を含む表現を補って英文を完成させることができる。
4. 学んだ文法事項を含む英文を指定された語彙を用いて正しい語順で表現できる。
5. 学んだ文法事項を用いて英作文ができる。
6. 学んだ文法事項を含む英文を口頭で発表できる。
7. 学んだ文法事項を用いてコミュニケーションができる。
8. 学んだ語彙を文法に結びつけて運用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1既習の文法事項を含む英文を読んで正しく理解できる。既習の文法事項を含む英文を読んで概ね理解できる。既習の文法事項を含む英文を読んで理解できない。
評価項目2既習の文法事項を含む英文を聞いて正しく理解できる。既習の文法事項を含む英文を聞いて概ね理解できる。既習の文法事項を含む英文を聞いて理解できる。
評価項目3既習の文法事項を含む表現を補って適切な英文を完成させることができる。既習の文法事項を含む表現を補って英文をなんとか完成させることができる。既習の文法事項を含む表現を補って英文を完成させることができない。
評価項目4既習の文法事項を含む英文を指定された語彙を用いて適切な語順で表現できる。既習の文法事項を含む英文を指定された語彙を用いてなんとか語句を並べて表現することができる。既習の文法事項を含む英文を指定された語彙を用いて表現することができない。
評価項目5既習の文法事項を用いて自然な英語で英作文を完成させることができる。既習の文法事項を用いてなんとか英作文を完成させることができる。既習の文法事項を用いて英作文を完成させることができない。
評価項目6既習の文法事項を含む英文を適切な発音で口頭発表できる。既習の文法事項を含む英文をなんとか口頭で発表できる。既習の文法事項を含む英文を口頭で発表することができない。
評価項目7既習の文法事項を用いて自分の意見を意図した通りに相手に伝えることができ、相手にそれを正しく理解してもらうことができる。既習の文法事項を用いて自分の意見を相手に伝え、相手にそれを理解してもらうことが概ねできる。既習の文法事項を用いて自分の意見を相手に伝え、相手にそれを理解してもらうことができない。
評価項目8既習の語彙を既習の文法事項に応用させて適切に運用することができる。既習の語彙を既習の文法事項に応用させてなんとか運用することができる。既習の語彙を既習の文法事項に応用させて運用することができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際社会に対応できる英語力・コミュニケーション力を養うための基礎となる文法知識を身につける。いずれも英語を運用するうえで欠かすことのできない知識であり,より発展的・専門的な内容を学ぶための土台固めとなる。同時に,母語とは異なる言語を学ぶことで新しい視点からの物の見方・考え方を知り,他文化に対する理解を深めていくことを目標とする。
授業の進め方・方法:
基礎となる文法知識の理解力を養うため、文法問題や瞬間英作文に多く取り組む。また理解した文法事項をコミュニ―ケーションに役立てることができるようにするために、英問英答、チャット、ディベートなどのコミュニケーション活動を行う。毎回振り返りを行い、理解できたところ、できなかったところ、使えるとよかった表現などを自ら整理する。
【事前事後学習】
予習・復習をしっかり行うこと。予習では教科書や参考書,配布資料を参照し,自分が理解できる箇所と理解できない箇所を把握しておく。授業では,予習で学んだことへの理解を深めるとともに不明点の解消に努める。復習では,学んだ範囲が理解できているかを確認し,知識を定着させる。
長期休業中に自習課題を与える。適宜,さらなる課題を課す。
【関連科目】
基礎英語Ⅰ,基礎オーラルコミュニケーション
注意点:
授業には辞書(紙の辞書もしくは電子辞書)を必ず持参すること。授業中は携帯電話・スマートフォン・タブレット等通信機器による辞書機能の使用は認めない。
クラスメートと協力して積極的なコミュニケーション活動をすることが求められる。
【評価方法・評価基準】
前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。 成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末成績:中間試験(30%),期末試験(30%),課題・小テスト(30%) 、取り組み状況(10%)
後期末成績:中間試験(30%),学年末試験(30%),課題・小テスト(30%) 、取り組み状況(10%)
学年末成績:前期末成績と後期末成績の平均
学習内容に関連する文法や単語・熟語が身についているかを確認するため小テストを行う。面接形式の小テストも行う。課題には宿題のほか、授業中に行うものも含まれる。取り組み状況は、指名に対する回答、ペア・グループワークでの貢献、クラスへの貢献を評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入
Lesson1(文の種類)
授業の進め方,英語表現で大切なことが分かる。文の種類や機能、要素がわかる。
2週 Lesson 2 Build-up 1(文型①) 基本的な文型の種類と使い方を理解し,表現できる。
3週 Lesson 2 Build-up 2(文型②)
文型のまとめ
応用的な文型の種類と使い方を理解し,それを使って表現できる。自動詞と他動詞の区別ができる。
4週 時制の概要
Lesson 3 Build-up 1(現在形と過去形、および進行形)
現在形と過去形の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。それぞれの進行形の形式と機能が理解できる。
5週 Lesson 3 Build-up 2(未来を表す表現) 未来を表す表現の形式と機能を理解し,それらの使い分けを行って表現できる。
6週 Lesson 4 Build-up 1(現在完了形) 現在完了形の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。過去形との区別ができる。
7週 Lesson 4 Build-up 2(過去完了形、未来完了形)
時制のまとめ
過去完了形、未来完了形の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
8週 文型・時制の復習
文型と時制を整理して理解し,それを使って表現できる。。
2ndQ
9週 助動詞の概要
Lesson 5 Build-up 1(助動詞①)
助動詞can, may, mustなどの形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
10週 Lesson 5 Build-up 2(助動詞②) 助動詞should, willtなどの形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
11週 Lesson 5 Build-up 3(助動詞③) 助動詞を用いた過去についての推量や後悔を表す表現や他の慣用表現を理解し,それを使って表現できる。
12週 Lesson 6 Build-up 1(受動態①) 基本的な受動態の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
13週 Lesson 6 Build-up 2(受動態②) 応用的な受動態の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
14週 Lesson 7 Build-up 1(不定詞①) 基本的な不定詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
15週 前期のまとめと復習 文型・時制・助動詞・受動態および基本的な不定詞を整理して理解し,それを使って表現できる。
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 7 Build-up 2(不定詞②) 応用的な不定詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
2週 Lesson 7 Build-up 3(不定詞③) 不定詞を用いた慣用的な表現の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
3週 Lesson 8 Build-up 1(動名詞①)
動名詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
4週 Lesson 8 Build-up 2(動名詞②) 動名詞を用いた慣用的な表現の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
5週 Lesson 9 Build-up 1(分詞①) 分詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
6週 Lesson 9 Build-up 2(分詞②) 分詞構文の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
7週 不定詞・動名詞・分詞のまとめと復習 不定詞・動名詞・分詞を整理して理解し,それを使って表現できる。
8週 Lesson 10 Build-up 1(関係詞①) 基本的な関係代名詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
4thQ
9週 Lesson 10 Build-up 2(関係詞②) 応用的な関係代名詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。限定用法と非限定用法が区別できる。
10週 Lesson 10 Build-up 3(関係詞③) 関係副詞や複合関係詞の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
11週 Lesson 11 Build-up 1(比較表現①) 原級・比較級を用いた比較表現の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
12週 Lesson 11 Build-up 2(比較表現②) 最上級を用いた比較表現やその他の慣用的な表現の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
13週 Lesson 12 Build-up 1(仮定法①) 仮定法の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
14週 Lesson 12 Build-up 2(仮定法②) 仮定法を使った慣用表現の形式と機能を理解し,それを使って表現できる。
15週 後期のまとめと復習 不定詞・動名詞・分詞・関係詞・比較表現・仮定法を整理して理解し,それを使って表現できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1

評価割合

試験課題・小テスト・実力試験取り組み状況合計
総合評価割合603010100
基礎的能力603010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000