英語講読II

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語講読II
科目番号 20079 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自主教材
担当教員 鬼頭 美帆

到達目標

1. 英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得ることができる。
2. 対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を身につけることができる。
3. 対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を身につけることができる。
4. 対象となる内容を英語で説明することができる。
5. 対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論することができる。
6. 対象となる内容について, 英語で発表することができる。
7. 使用場面を想定し, 学んだ内容を実生活に結びつけることができる。
8. TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得て, さらに知見を広めることができる。英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得ることができる。英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得ることが困難である。
到達目標2対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を豊富に身につけることができる。対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を身につけることができる。対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を身につけることが困難である。
到達目標3対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を豊富に身につけることができる。対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を身につけることができる。対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を身につけることが困難である。
到達目標4対象となる内容を英語で的確に説明することができる。対象となる内容を英語で説明することができる。対象となる内容を英語で説明することが困難である。
到達目標5対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論を発展させることができる。対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論することができる。対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論することが困難である。
到達目標6対象となる内容について, 英語で的確に発表することができる。対象となる内容について, 英語で発表することができる。対象となる内容について, 英語で発表することが困難である。
到達目標7使用場面を想定し, 学んだ内容を幅広く実生活に結びつけることができる。使用場面を想定し, 学んだ内容を実生活に結びつけることができる。使用場面を想定し, 学んだ内容を実生活に結びつけることが困難である。
到達目標8TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組み, 目標スコアに到達することができる。TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組むことができる。TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組むことが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム C1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
自分たちが日常生活を送る地域の視点と地球規模のグローバルな視点の双方を意識しながら, 社会や文化, 環境に関する多様なテーマについて, 英語を通して新たな知見を得て内容に対して理解を深めるとともに, 英語を通して自分の意見を発信するための基礎学力を養う。英語の読解, 聴解, 英語による他者との交流を行うことで, 幅広い視点から自らの立場を理解し, 国際意識を備え, 異文化を尊重し, グローバル社会における問題解決に積極的に関わっていける技術者を育成する。
授業の進め方・方法:
随時,講義内容に関する課題を与える。
実力養成のため,自学自習教材としてアルクNetAcademy NEXT「TOEICテスト対策コース」に取り組むこと。1月に受験するTOEIC公開テスト対策としても有効に活用すること。
[MCC対応] Ⅲ-B 英語, Ⅳ-D グローバリゼーション・異文化多文化理解, Ⅶ 汎用的技能, Ⅷ 態度・志向性(人間力), Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
予習・復習をしっかり行うこと。
授業には紙の辞書または電子辞書を持参すること。
【評価方法・評価基準】前期末試験と後期中間試験を実施する。成績の評価基準として60点以上を合格とする。
前期:発表(20%),前期末試験(30%),課題・小テスト(50%)
後期:中間試験(30%),発表(20%),課題・小テスト(50%)
学年末:前期成績(50%),後期成績(50%)

テスト

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Put Your Ideas Across Mind Mapの制作等を通して自分の考えを可視化・整理する取り組みをしたうえで, 他者に自分の意見や考えを伝えるときの表現や英文の組み立て方を学ぶ。
2週 Intercultural Communication 1 Cultureとは何かを考える。文化によって異なる価値観や社会規範について知り, 異文化間コミュニケーションについて知識を深める。Culture Mapを通して自分の文化背景について考える。
3週 Intercultural Communication 2 ステレオタイプについて考える。文化によって異なる価値観や社会規範について知り, 異文化間コミュニケーションについて理解を深める。自分の異文化経験を簡単な英作文にまとめる。
4週 Intercultural Communication 3 社会的タブーとその文化的背景について考える。文化によって異なる価値観や社会規範について知り, 異文化間コミュニケーションについて理解を深める。
5週 Is This Art? 1 写真や映像, 英文を見て芸術について学び, ペアやグループでアートについて英語で意見を交わす。
6週 Is This Art? 2 現代アートについて学び, アートとそうではないものの境界について自分なりの考えをまとめ, 他者と英語で意見を交わす。
7週 Is This Art? 3 「工芸王国」とも呼ばれる石川県の伝統工芸や「工芸」について学び,アートと工芸の境界について自分なりの考えをまとめ, 他者と英語で意見を交わす。
8週 Power of Music 1 人類や生物にとっての音楽のルーツを知り, 音楽が人類の生活や文化を彩ってきた背景を学ぶ。音楽に関する基本的な語彙や知識を学ぶ。
2ndQ
9週 Power of Music 2 生活を豊かにする教養としての「音楽」について, 視聴覚素材を活用しながら, クラシック音楽を中心とした音楽の楽しみ方を知る。
10週 Power of Music 3 生活を豊かにする教養としての「音楽」について, 視聴覚素材を活用しながら, 現代音楽も含めた音楽の楽しみ方を知る。
11週 Power of Music 4 ポップミュージックと社会問題について知る。社会にインパクトを与えた音楽について調べ, 自分の意見を英作文にまとめる。
12週 You Are What You Eat 1 英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 生物と食に関する学びを深め, 生物と食に関する表現を用いて活動を行う。
13週 You Are What You Eat 2 英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 世界各国および地域の食文化に関する学びを深める。
14週 You Are What You Eat 3 英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 国内外の食に関する問題について考え, 英語でディスカッションを行う。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 Global Issues 1 地球規模で起こっている問題について認識を深め, 解決策を探る。対象となるテーマに関する表現を学ぶとともに, 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 解決策について考え, 他者と意見を交わす。
2週 Global Issues 2 地球規模で起こっている問題について認識を深め, 解決策を探る。対象となるテーマに関する表現を学ぶとともに, 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 解決策について考え, 他者と意見を交わす。
3週 Global Issues 3 地球規模で起こっている問題について認識を深め, 解決策を探る。対象となるテーマに関する表現を学ぶとともに, 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 解決策について考え, 他者と意見を交わす。
4週 Global Issues 4 地球規模で起こっている問題について認識を深め, 解決策を探る。対象となるテーマに関する表現を学ぶとともに, 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 解決策について考え, 他者と意見を交わす。
5週 Global Issues 5 地球規模で起こっている問題について認識を深め, 解決策を探る。対象となるテーマに関する表現を学ぶとともに, 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 解決策について考え, 他者と意見を交わす。
6週 Global Issues 6 地球規模で起こっている問題について認識を深め, 解決策を探る。対象となるテーマに関する表現を学ぶとともに, 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 解決策について考え, 他者と意見を交わす。
7週 Immigration and Multi-Cultural Society 1 英文の内容を理解し,移民と多文化共生社会について考える。
8週 Immigration and Multi-Cultural Society 2 移民や多文化共生社会に関する英文を読み,インタビュー映像を見て日本に住む外国人が抱える問題について考える。
4thQ
9週 Immigration and Multi-Cultural Society 3 多文化共生社会をテーマに身近な問題を見つけ,その解決策を考え,発表する。
10週 Responsible Production and Consumption 英文や視聴覚教材, 各種データから問題点を読み取り, 地球規模の問題について, つくる側の責任, 使う側の責任を考え, 賢明なつくり手, 使い手であるための方策について, 他者と意見を交わす。
11週 Tips for Effective Presentations 1 自分の考えを英語で他者に伝えるときの効果的な表現や方法を学び, 発表に向けての準備を進める。
12週 Tips for Effective Presentations 2 自分の考えを英語で他者に伝えるときの効果的な表現や方法を学び, 発表に向けての準備を進める。
13週 Presentations 1 授業を通して学んできた問題を解決するための提案を英語によるポスター発表形式で紹介し, 質疑応答などを通して他者の発表内容を見聞する。
14週 Presentations 2 授業を通して学んできた問題を解決するための提案を英語によるポスター発表形式で紹介し, 質疑応答などを通して他者の発表内容を見聞する。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

試験発表課題・小テスト合計
総合評価割合302050100
基礎的能力302050100
専門的能力0000
分野横断的能力0000