コンピュータリテラシー

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 コンピュータリテラシー
科目番号 20405 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:大堀隆文 「例題で学ぶExcel入門-」(コロナ社)
担当教員 新保 泰輝,西澤 辰男

到達目標

1.コンピュータのハードウエア,OS,インターネットの基礎知識を理解し,説明できる。
2.著作権,個人情報の扱い,インターネットマナーなど情報倫理を理解し,説明できる。
3.インターネットのセキュリティや情報犯罪について理解し,説明できる。
4.書式に基づいた文書,表や数式を用いたレポートが作成できる。
5.表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
6.表計算ソフトのいろんな関数を使った処理を理解し、説明できる。
7.表計算ソフトによるデータベースの作成ができる。
8.表計算ソフトにってマクロによる作業の記録ができる。
9.表計算ソフトによる統計計算ができる。
10.ユーザ定義関数を作成でき、それを用いて計算ができる。
11.マクロを作成し、簡単な計算ができる。
12.条件分岐(IF)について理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1コンピュータのハードウエア,OS,インターネットの基礎知識を理解し,説明できる。 コンピュータのハードウエア,OS,インターネットの基礎知識の基本を理解し,説明できる。 コンピュータのハードウエア,OS,インターネットの基礎知識を理解せず,説明できない。
到達目標 項目2著作権,個人情報の扱い,インターネットマナーなど情報倫理を理解し,説明できる。著作権,個人情報の扱い,インターネットマナーなど情報倫理の基本理解し,説明できる。著作権,個人情報の扱い,インターネットマナーなど情報倫理を理解せず,説明できない。
到達目標 項目3インターネットのセキュリティや情報犯罪について理解し,説明できる。インターネットのセキュリティや情報犯罪について基本を理解し,説明できる。インターネットのセキュリティや情報犯罪について理解せず,説明できない。
到達目標 項目4書式に基づいた文書,表や数式を用いたレポートが作成できる。 書式に基づいた文書,表や数式を用いたレポートの基本が作成できる。 書式に基づいた文書,表や数式を用いたレポートが作成できない。
到達目標 項目5表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフの基本を作成できる。表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できない。
到達目標 項目6表計算ソフトのいろんな関数を使った処理を理解し、説明できる。表計算ソフトのいろんな関数を使った処理を理解できる。表計算ソフトのいろんな関数を使った処理を理解できない。
到達目標 項目7表計算ソフトによるデータベースの作成ができる。表計算ソフトによるデータベースの作成を参考書を読みながらできる。表計算ソフトによるデータベースの作成をできない。
到達目標 項目8表計算ソフトによってマクロによる作業の記録ができる。表計算ソフトによってマクロによる作業の記録を参考書を読みながらできる。表計算ソフトによってマクロによる作業の記録ができない。
到達目標 項目9表計算ソフトによる統計計算ができる。表計算ソフトによる統計計算が参考書を読みながらできる。表計算ソフトによる統計計算ができない。
到達目標 項目10ユーザ定義関数を作成でき、それを用いて計算ができる。ユーザ定義関数を作成できる。ユーザ定義関数を作成できない。
到達目標 項目11マクロを作成し、簡単な計算ができる。マクロを作成し、加減乗除ができる。マクロを作成し、簡単な計算ができない。
到達目標 項目12条件分岐(IF)について理解し、説明できる。条件分岐(IF)について理解できる。条件分岐(IF)についてできない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
本科学習目標 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータを用いておこなう各種の情報処理に必要な基礎学力(コンピュータスキル)を養うために,コンピュータに関する基本的な知識を学習するとともに,ソフトウェアの実践的な利用技術を体得する。また,この科目は企業でソフトウェア開発を担当していた教員もその経験を活かし,著作権,個人情報の扱い,インターネットやSNSの利用マナー,情報倫理,セキュリティ,情報犯罪などICT社会へ参画するための基本知識について講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
【事前事後の学習など】例題や演習問題の成果物(電子ファイル)を提出する。
【関連科目】CAD,情報処理,プログラミング,測量学実習Ⅱ,測量学実習Ⅲ
注意点:
パソコンの操作法から実習するので,最初はパソコンの操作に慣れていなくてもかまわない。
ソフトウエアの使用法を理解するために例題や演習問題を数多く課すので,必ず自分で作成してみる。
【評価方法・評価基準】
前期中間,前期末試験,学年末試験を実施する。
前期:前期末(40%),情報セキュリティ試験(20%),課題演習(40%)
後期:中間(30%),後期末(30%),課題演習(40%)
成績:(前期+後期)/2, 評価基準として50点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要説明,情報処理センターの利用 コンピュータのハードウエア,OS,インターネットの基礎知識を理解し,説明できる。
2週 ネットワークマナー,Gmailの設定 コンピュータのハードウエア,OS,インターネットの基礎知識を理解し,説明できる。
3週 情報セキュリティなどの説明(1) 著作権,個人情報の扱い,インターネットマナーなど情報倫理を理解し,説明できる。
4週 情報セキュリティなどの説明(2) 著作権,個人情報の扱い,インターネットマナーなど情報倫理を理解し,説明できる。
5週 情報セキュリティなどの説明(3) インターネットのセキュリティや情報犯罪について理解し,説明できる。
6週 文書処理(1),PCの基礎知識(1) 書式に基づいた文書,表や数式を用いたレポートが作成できる。
7週 文書処理(2),PCの基礎知識(2) 書式に基づいた文書,表や数式を用いたレポートが作成できる。
8週 表計算(1) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
2ndQ
9週 表計算(2) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
10週 表計算(3) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
11週 表計算(4) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
12週 表計算(5) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
13週 表計算(6) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
14週 表計算(7) 表計算ソフトによって簡単な表やいろいろなグラフを作成できる。
15週 前期復習 学習した知識で課題が解ける.
16週
後期
3rdQ
1週 表計算ソフトのいろいろな関数 表計算ソフトのいろいろな関数を使える.
2週 表計算ソフトによるデータベース 表計算ソフトによるデータベースを作成できる.
3週 マクロによる作業の記録 マクロによる作業の記録ができる.
4週 簡単な統計計算 簡単な統計計算ができる.
5週 ユーザ定義関数 ユーザ定義関数を作成できる.
6週 ユーザ定義関数 ユーザ定義関数を使った計算ができる.
7週 復習 ユーザ定義関数を応用して課題が解ける.
8週 マクロの基礎(マクロの作成) マクロを作成できる.
4thQ
9週 マクロの基礎(簡単な計算) マクロを使って簡単な計算ができる.
10週 マクロの基礎(変数と加減乗除) マクロを使って加減乗除ができる.
11週 マクロの基礎(条件分岐処理) 条件分岐処理が理解できる.
12週 マクロの基礎(条件分岐処理) 条件分岐処理を使って簡単なプログラムを作成できる.
13週 マクロの基礎(条件分岐処理) 条件分岐処理を使って簡単なプログラムを作成できる.
14週 マクロの基礎(ネストされた条件分岐処理) 条件分岐処理を使って複雑なプログラムを作成できる.
15週 復習 学習した知識で課題が解ける.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000