環境システム工学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 環境システム工学
科目番号 20423 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 環境工学(実教出版)
担当教員 髙野 典礼

到達目標

1.地球規模の環境問題を説明できる.
2.環境と人の健康との関わりを説明できる.
3.生物多様性の現状と危機について説明できる.
4.水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.
5.土壌汚染の現状とその取り組みを説明できる.
6.大気汚染の現状とその取り組みを説明できる.
7.騒音、振動問題の現状とその取り組みを説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2,3環境問題を理解し,詳しく説明できる.環境問題の基本を理解し,説明できる.環境問題の基本を理解し,説明できない.
評価項目4水質汚濁の現状とその取り組みを詳しく説明できる.水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.水質汚濁の現状とその取り組みを説明できない.
評価項目5土壌汚染の現状とその取り組みを詳しく説明できる.土壌汚染の現状とその取り組みを説明できる.土壌汚染の現状とその取り組みを説明できない.
評価項目6大気汚染の現状とその取り組みを詳しく説明できる.大気汚染の現状とその取り組みを説明できる.大気汚染の現状とその取り組みを説明できない.
評価項目7騒音、振動問題の現状とその取り組みを詳しく説明できる.騒音、振動問題の現状とその取り組みを説明できる.騒音、振動問題の現状とその取り組みを説明できない.

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
環境汚染の現状を学び、技術者として必要な基礎学力と専門知識を身につける。環境汚染対策技術や法令を学び、幅広い視点から自らの立場を理解し、社会や環境に配慮できる素養を身につける。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方など】
【事前事後学習など】基本的に講義を行うが、適宜必要な演習問題や課題を与える。
【関連科目】上下水道工学、環境保全工学
【MCC対応】V-F-6 環境
注意点:
復習を心がけ,疑問点は授業時間内や放課後に積極的に質問すること.
多くの演習を行うので,必ず自分で解いてみること.
最近の環境問題を知り,自分で考えること.

【評価方法】
中間試験,期末試験を実施する
 前期:中間試験50%,課題50%
 期末:前期中間試験25%,前期期末課題25%,後期中間課題25%,後期期末課題25% 
評価基準として,成績50点以上を合格とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地球環境問題と国際的な取り組み(1) 地球規模の環境問題を説明できる.
2週 地球環境問題と国際的な取り組み(2) 地球規模の環境問題を説明できる.
3週 地球環境問題と国際的な取り組み(3) 地球規模の環境問題を説明できる.
4週 公害問題と環境政策(1) 水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.
5週 公害問題と環境政策(2) 水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.
6週 公害問題と環境政策(3) 水質汚濁の現状とその取り組みを説明できる.
7週 土壌環境の汚染と対策(1) 土壌汚染の現状とその取り組みを説明できる.
8週 土壌環境の汚染と対策(2) 土壌汚染の現状とその取り組みを説明できる.
2ndQ
9週 エネルギー問題と持続可能な社会(1) 地球規模の環境問題を説明できる.
10週 エネルギー問題と持続可能な社会(2) 地球規模の環境問題を説明できる.
11週 廃棄物の処理とリサイクル(1) 地球規模の環境問題を説明できる.
12週 廃棄物の処理とリサイクル(2) 地球規模の環境問題を説明できる.
13週 大気環境の汚染と対策(1) 大気汚染の現状と発生源について、説明できる.
14週 大気環境の汚染と対策(2) 環境と人の健康との関わりを説明できる.
15週 音・振動の評価と対策(1) 騒音の発生源と現状について、説明できる.
16週 音・振動の評価と対策(2) 環境と人の健康との関わりを説明できる.
後期
3rdQ
1週 地球の成り立ち 生物多様性の現状と危機について説明できる.
2週 微生物からの進化 生物多様性の現状と危機について説明できる.
3週 植物の上陸 生物多様性の現状と危機について説明できる.
4週 大絶滅時代 生物多様性の現状と危機について説明できる.
5週 霊長類の社会形成 生物多様性の現状と危機について説明できる.
6週 人類の抗争 地球規模の環境問題を説明できる。
7週 復習 地球規模の環境問題を説明できる。
8週 討論 地球規模の環境問題を説明できる。
4thQ
9週 生物多様性 生物多様性の現状と危機について説明できる.
10週 生態系保全施策 生物多様性の現状と危機について説明できる.
11週 生態系保全手法 生物多様性の現状と危機について説明できる.
12週 環境アセスメント 生物多様性の現状と危機について説明できる.
13週 ミティゲーション 生物多様性の現状と危機について説明できる.
14週 環境アセスメント事例(1) 生物多様性の現状と危機について説明できる.
15週 環境アセスメント事例(2) 生物多様性の現状と危機について説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理技術者倫理地域社会やわが国が直面している種々の問題について理解し、工学や科学技術の果たしうる貢献について考え、説明できる。3
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4
公害と人の健康、環境と人の健康、それぞれの関わりを説明できる。4
水質汚濁の指標を説明できる。4
水質汚濁物の発生源、移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。4
水域生態系と自浄作用、富栄養化、生物濃縮に関する水質変換過程を説明できる。4
水質汚濁の現状、防止対策を説明できる。4
大気汚染の現状、発生源を説明できる。4
騒音の現状、発生源を説明できる。4
生物多様性の現状、危機を説明できる。4
物質循環と生物の関係を説明できる。4
生態系の保全手法、施策による保全対策を説明できる。4
土壌汚染の現状を説明できる。4

評価割合

試験課題合計
総合評価割合2575100
基礎的能力000
専門的能力2575100
分野横断的能力000