上下水道工学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 上下水道工学
科目番号 20424 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 環境工学(実教出版)、環境衛生工学(コロナ社)
担当教員 石渡 博

到達目標

1.上水道の役割と施設を説明できる。
2.上水処理の基本事項と概要を理解できる。
3.下水道の役割と施設を説明できる。
4.下水処理の基本事項と概要を理解できる。
5.快適な水環境を作り出す建築設備について説明できる。                                   

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1,2上水道について理解し,詳しく説明できる。上水道について理解し,説明できる。上水道について説明できない。
評価項目3,4下水道について理解し,詳しく説明できる。下水道について理解し,説明できる。下水道について説明できない。
評価項目5快適な水環境を作り出す建築設備について理解し,詳しく説明できる。快適な水環境を作り出す建築設備ついて理解し,説明できる。快適な水環境を作り出す建築設備について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(土木工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
水環境問題を含め,上下水道施設の役割や施設を学び,その用途や目的を理解する.また、快適な水環境を作り出す建築設備(給排水衛生設備)の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
基本的に講義を行うが,適宜必要な演習問題や課題を与える.

【MCC対応】V-F-6 環境
注意点:
復習を心がけ,疑問点は授業時間内や放課後に積極的に質問すること.
多くの演習を行うので,必ず自分で解いてみること.
最近の環境問題を知り,自分の意見を考えること.

【評価方法】
前期:中間試験50%,期末試験50%
期末:前期中間試験20%,前期期末試験20%,後期中間試験20%,後期期末試験20%,課題20%                                                                 
評価基準として、成績60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 水道の役割と種類 水道の役割、種類を説明できる。
2週 上水道計画(1) 水道計画(基本計画、給水量、水質、水圧等)を理解でき、これに関する計算ができる。
3週 上水道計画(2) 水道計画(基本計画、給水量、水質、水圧等)を理解でき、これに関する計算ができる。
4週 浄水施設(1) 浄水の単位操作(凝集、沈澱凝集、濾過、殺菌等)を説明できる。
5週 浄水施設(2) 浄水の単位操作(凝集、沈澱凝集、濾過、殺菌等)を説明できる。
6週 浄水施設(3) 浄水の単位操作(凝集、沈澱凝集、濾過、殺菌等)を説明できる。
7週 下水道の役割と種類(1) 下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。
8週 下水道の役割と種類(2) 下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。
2ndQ
9週 下水道計画(1) 下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。
10週 下水道計画(2) 下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。
11週 下水処理施設(1) 生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。
12週 下水処理施設(2) 生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。
13週 下水処理施設(3) 生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。
14週 高度処理と汚泥処理 汚泥処理・処分について、説明できる。
15週 復習
16週
後期
3rdQ
1週 建築と水環境 地球と水環境、建築と水環境について、説明できる。
2週 水と生活 都市、建築における快適な水環境について、説明できる。
3週 水に関する基礎知識(1)水質 生活における安全な水質について、説明できる。
4週 水に関する基礎知識(2)水と圧力 生活における快適な水環境をつくる水の性質について、説明できる。
5週 水に関する基礎知識(3)負荷 生活における水使用とその負荷について、説明できる。
6週 給水システム(1) 建築における快適な水環境を作る給水システムについて、説明できる。
7週 給水システム(2) 建築における快適な水環境を作る給水システムについて、説明できる。
8週 演習・復習
4thQ
9週 給湯システム(1) 建築における快適な水環境を作る給湯システムについて、説明できる。
10週 給湯システム(2) 建築における快適な水環境を作る給湯システムについて、説明できる。
11週 排水通気システム(1) 建築における快適な水環境を作る排水通気システムについて、説明できる。
12週 排水通気システム(2) 建築における快適な水環境を作る排水通気システムについて、説明できる。
13週 衛生器具 建築における快適な水環境をつくる衛生器具について、説明できる。
14週 浄化槽 小規模な下水処理を担う浄化槽について、説明できる。
15週 防災システム 水環境と関わりある防災システムについて、説明できる。
16週 演習・復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境水道の役割、種類を説明できる。4
水道計画(基本計画、給水量、水質、水圧等)を理解でき、これに関する計算ができる。4
浄水の単位操作(凝集、沈澱凝集、濾過、殺菌等)を説明できる。4
下水道の役割と現状、汚水処理の種類について、説明できる。4
下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。4
生物学的排水処理の基礎(好気的処理)を説明できる。4
汚泥処理・処分について、説明できる。4
微生物の定義(分類、構造、機能等)を説明できる。4
施工・法規建設機械の概要を説明できる。3
主な建設機械の作業能力算定法を説明できる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000